「その電話、出たらアカン!」 大阪府住みます芸人span!が漫才動画で八尾市に防犯呼びかけ!

日本全国の地域に住みながら、地元を盛り上げる活動をしている吉本興業の「住みます芸人」。その大阪府住みます芸人のspan!(水本健一・マコト)が制作に協力した特殊詐欺防止啓発動画の完成披露会が、10月1日(金)に八尾市役所で開かれました。地域の人々に防犯を呼びかけるため、「その電話、出たらアカン!」をテーマにオリジナル漫才をつくった2人。この日は、動画に収録したナマの漫才を披露しました。

出典: FANY マガジン

八尾市出身が「縁」

今回の動画は、10月11日(月)から20日(水)までの全国地域安全運動の期間に合わせて八尾警察署が制作しました。全国地域安全運動の重点的な取り組みは「子ども、女性の犯罪被害防止」「特殊詐欺の被害防止」「自動車関連犯罪の被害防止」。なかでも全国的に被害が後を絶たない「特殊詐欺」犯罪による被害防止の広報啓発が目的です。

特殊詐欺の被害者の90%以上が65歳以上の高齢者とのことで、八尾警察署では、見慣れない番号からの着信はすぐに出ないで、いったん留守番電話で用件を確認してからかけ直すことを推奨しています。

出典: FANY マガジン

span!の水本は八尾市出身であることから、これまでも八尾プロモーション推進アドバイザーに就任するなど、市の地域振興に貢献してきました。今回も、その縁で防犯動画の作成に参加することになりました。

「M-1で優勝したみたい」

この日の完成披露会で、八尾市長や八尾警察署長が見守るなか、大きな拍手で迎えられた2人。「M-1で優勝したみたいな出迎えられ方」と照れ笑いを浮かべていました。

出典: FANY マガジン

今回、span!は動画のために、「その電話、出たらアカン!」というメッセージを軸に特殊詐欺防止のオリジナル漫才を作成。特殊詐欺には「オレオレ詐欺」「預貯金詐欺」「還付金詐欺」などがあることや、犯人が家族や警察官、市の職員などになりすましてかけてくる電話のことを「アポ電」ということなどの予備知識をネタに盛り込みつつ、「アポ電には出ない」「暗証番号を聞かれても教えない」「キャッシュカードを他人に渡さないこと」などの対策を面白く、かつ真面目に伝えます。

完成披露会では、動画に収録した漫才をナマで披露した2人。より多くの人が動画を視聴して防犯意識を高めてほしいと訴えました。

出典: FANY マガジン

「ボケはいつもより控えめ」

span!の2人に動画制作の感想などを聞きました!

――防犯漫才を作るうえで難しかったことは。

水本 漫才ですから、笑いを取りながらも、ふざけた印象を与えないように気をつけました。ボケもいつもより控えめ。

マコト 冒頭で、水本くんの見た目をイジる程度で押さえました!

――今回の漫才をどんな人たちに見てほしいですか。

水本 (僕らの)親世代ですかね。笑うことは健康にもつながるんで。

マコト 逆に、小学生とか子どもが見て、おじいちゃん・おばあちゃんに防犯のこととか教えてあげるのもいいよね。

出典: FANY マガジン

――見た人たちへ伝えたいことは?

水本 この動画を見て、アポ電には絶対に気をつけてくださいね!

マコト せ~の!

2人 その電話、出たらアカン!

動画は八尾市の公式YouTubeチャンネルと八尾警察署の公式サイトで公開中です。
動画の視聴はこちらから。