吉本新喜劇のファンクラブ「すんの会!」は、2021年5月に新喜劇発足から62年にして初の公式ファンクラブとして活動をスタート。当初は小学生のみ入会可能でしたが、2022年4月より年齢制限を撤廃するリニューアルを行い、より多くの皆様が楽しめる会へと生まれ変わりました。8月13日(土)には、座員といっしょに作り上げる「みんなで作ろう新喜劇」が行われることも決定。本番1週間前となる8月6日(土)には、吉本興業大阪本社で、その稽古が行われました。
今回の「みんなで作ろう新喜劇」は出演者コース、スタッフコースに分け、1次募集、2次募集を行いました。2次募集では、「すんの会!」の魅力と新喜劇の楽しさを体験してもらうべく、会員以外も応募可能にしたことで、より幅広くたくさんの方々が参加。出演者コースは座員といっしょに舞台に立つということで、7月から稽古をスタート。スタッフコースは舞台監督をはじめ、小道具作りや衣装の準備、舞台進行、音響や照明などの作業を行います。
真剣な表情で稽古に取り組む参加者たち
稽古当日、新喜劇からは川畑泰史座長、諸見里大介、森田まりこ、松浦真也、今別府直之、清水啓之らが参加。参加者のなかで最年少となる4歳のお子さんもいっしょに稽古を行います。稽古自体は3回目ではあるものの、子どもから大人まで幅広い年齢層の参加者たちはやはり緊張の面持ち。各自ネームプレートを首から下げ、真剣に台本を読み込んでいます。そこに座員たちが登場。中にはギャグを披露する者もいるなど、稽古場の雰囲気を和ませます。まずは参加者全員が名前と役を言って自己紹介、座員たちも拍手を送り「よろしくお願いします!」と挨拶を返していました。
そして早速台本を手に立ち稽古がスタート。本番1週間前ということもあり、通しでの稽古が行われました。川畑座長のセリフに笑いが起こるなど、終始和やかな雰囲気ながら、参加者はみな真剣な表情。川畑座長から立ち位置やセリフの変更などの指示があると、そのたびに台本に書き込んでいました。座長以外の座員たちも参加者に声をかけ、動きのアドバイスや体の向きを修正したり、役について相談にも乗るなど、一丸となって舞台を成功させようと力を入れていました。
座員の個別指導で完成度を高める
そうして通し稽古が終了。諸見里が「イケる?」と尋ねると、参加者たちからは笑いが。そこから出番が同じ座員がついて、個別の稽古がスタート。「セリフは絶対に前を向いて言うこと」「出番の少し前に移動しておけばスムーズに進む」など、具体的なアドバイスを交えつつ、それぞれに稽古を行い、最後は全員の「ありがとうございました!」の挨拶で稽古は終了しました。稽古に参加した小学4年生の女の子は「芸人さんがみなさん優しくて、会えてすごくうれしかった」と笑顔。そして「本番も楽しみだけど緊張します」と本音もポロリ。最後には「お客さんに喜んでもらえるような演技ができたらいいなと思います」と話してくれました。
アドバイスは、とにかく大きな声を出すこと!
稽古を終えた川畑座長は、「みんな楽しくやってくれてる、みんないつも新喜劇見てくれてるんやなぁっていうのが伝わりました」と笑顔。本番1週間前ということで、仕上がりについて尋ねると「いや〜まだ全然でしょうね」と苦笑したものの「お友達とか家族の方が見に来てくれたら楽しんでもらえるんちゃうかな」と話しました。参加者へは「とにかく大きい声を出すこと」とアドバイス。せっかくおもしろいことを言っていてもお客さんに聞こえないと意味がない、元気よく大きな声を出せば伝わると思うとエールを送りました。最後に「新喜劇のメンバーとファンの方が楽しんでる姿を見えてもらえたら」と力を込めました。
「みんなで作ろう新喜劇」は8月13日(土)、なんばグランド花月B1階のYES THEATERで開催。
参加者の皆様と座員たちが作り上げる、いつもとは少し違った新喜劇に期待が高まります!
公演概要
みんなで作ろう新喜劇
日程:8月13日(土)
料金:前売・当日2,500円/子ども(小学生以下)1,500円
会場:YES THEATER
(〒542-0075 大阪府大阪市中央区難波千日前11-6 なんばグランド花月ビル)
【出演者】
※出演者は変更になる可能性もございます。
■1回目公演(15:30開場/16:00開演/17:00終演)
川畑泰史、酒井藍、未知やすえ、山田花子、西川忠志、吉田裕、諸見里大介、
今別府直之、森田まりこ、松浦真也、清水啓之、多和田上人
■2回目公演(18:30開場/19:00開演/20:00終演)
川畑泰史、すっちー、未知やすえ、島田珠代、西川忠志、吉田裕、諸見里大介、
今別府直之、森田まりこ、松浦真也、清水啓之
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