斉藤和義&くっきー!コラボの主題歌に坂上忍がクレーム!? 映画『リクはよわくない』いよいよ公開

俳優で司会者の坂上忍が書き下ろし、イラストを野性爆弾のくっきー!が担当した絵本をアニメーション映画化した『リクはよわくない』が公開され、10月3日(日)に東京・TOHOシネマズ日本橋で舞台挨拶が行われました。イベントには2人に加えて、主題歌を担当した斉藤和義ら豪華メンバーが登場。斉藤&くっきー!がコラボした主題歌に坂上がクレームを入れる場面もあって……。

©坂上忍/くっきー!/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会

『リクはよわくない』は、愛犬家として知られる坂上が、かつて飼っていた愛犬リクと過ごした日々を描いた絵本を映画化した作品。5歳の「ぼく」と子犬の「リク」の何気ない日常を通して、命の大切さが伝えられます。原作の絵本はAmazonの売れ筋絵本ランキングで1位となるほどの大ヒットを記録。映画では、くっきー!が声の出演にも挑戦しており、公開するや否や話題作として注目されています。

ほんまに「魔法だわ」

「劇場でお客様と対面でごあいさつさせていただける日が来るとは思わなかったので、ここに立つと本当に感慨深いというか、すごくうれしいです」

イベントの冒頭、劇場に集まった観客を目の前に喜びを口にする坂上に対して、くっきー!はいつもの調子で答えます。

「こうやって忙しいなか、わざわざ足を運んでいただいて。ここどこでした? 日本橋で。日本橋いうたら老舗のお店が多いですけど、帰りに昆布なんぞね、買っていただいて。塩昆布なんかね。老舗の昆布はうまいですから……」

©坂上忍/くっきー!/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会

イラストの制作にあたっては、「自分のグロテスクな部分をこそいで、聖人たる気持ちで描いた」と言うくっきー!。自身がデザインしたキャラクターがアニメーションになった感想を問われると、こう繰り返します。

「ほんまに『魔法だわ』って思っていますよ。僕の描いた絵が動くんですもんね。魔法だわって。魔法だわって言うてました。ほんまに言うたんですよ。魔法だわって。“ま・ほ・う・だ・わ”って5文字で」

斉藤和義の主題歌に坂上がクレーム!?

主題歌『朝焼け』は、斉藤がこの映画のために書き下ろした作品。斉藤は、もともと坂上と面識がなかったそうで、「主題歌のオファーをもらったときには、あの坂上さんがご指名してくださったんだと思って驚きました」と心情を明かししつつ、「すぐ絵本を見させてもらったら、いつも見ている“悪い感じ”とぜんぜん違くて……」とポツリ。

「ちょっと待ってよ!」と苦笑いの坂上ですが、最終的に斉藤は「こんな優しい物語を作る人なんだなあと思って、そのギャップにやられました」と作品を評価していました。

©坂上忍/くっきー!/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会

一方、坂上からは、斉藤の楽曲にこんなクレームが。

「初めて聴いたときにすげえカッコいい曲だなと思って、100点だと思ったんですけど、もう1回、聴き直したんですよ。そしたら、イントロでなんか変なギターが入っているんですよね。それと、コーラスでなんかガラガラ声が聞こえて。あれはやっぱり斉藤さん、ダメですわ」

すると、「坂上さん、ちょっといいですか。あれ、私ですねん!」と楽曲で斉藤とコラボしたくっきー!。坂上のイジりに「やってくれたな」と声を上げていました。

©坂上忍/くっきー!/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会

終始笑いに包まれたイベントの最後は、坂上のこんな真剣なメッセージで締められました。

「『動物かわいいね』っていうだけでは決してない映画です。命を預かるってこんなに大変なことがあって、こんなに責任を持たなければいけないんだってことが、しっかり描かれている。ぜひとも親子で見ていただけると、個人的にありがたいです。あとは、動物と暮らしている方々が、この映画を見て、改めて『ああ、かわいいなあ。やっぱり大切にしなければいけないな』と思い直していただけると、本当にうれしく思います」

映画概要

アニメーション映画『リクはよわくない』
公開日:10月1日(金)全国ロードショー
原作:作・坂上忍  絵・くっきー!/『リクはよわくない』(インプレス刊)
監督:荒川眞嗣
声の出演:森川智之、杉田智和、森久保祥太郎、花江夏樹、浅野真澄、松本梨香ほか

公式サイトはこちらから。

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