8月19日(金)、兵庫県・神戸常磐アリーナで中学生向けの科学イベント「数学・理科甲子園ジュニア2022」、が科学の甲子園ジュニア全国大会兵庫県選考大会として実施されました。この大会で1位と2位になったチームは全国大会への出場が決定します。当日はサプライズの特別ゲストとして、神戸大学出身の高学歴コンビであるネイビーズアフロ(みながわ、はじり)、国立科学博物館認定サイエンスコミュニケーターで大学の先生芸人・黒ラブ教授が登場、会場を盛り上げました。
イベントには兵庫県内から1校3名1チームで66のチームが参加。それぞれにつけたユニークなチーム名で決戦に挑みます。競技内容は数学、理科の基本的な問題が出題され、ものづくりの能力、コミュニケーション能力などを使い、筆記、実技で競い合うというものです。
筆記と実技の課題に取り組み生徒たち
子どもたちは筆記試験を行ったあと、実技へ。出題に対して、まずは作戦会議を行い、そのあと試技へと進みます。基本問題ということですが、内容はかなりの難度。数学と理科の総合的知識、理解が必要となります。スタッフからの注意事項などのアナウンスを聞きながら、生徒たちはチーム全員でトライ&エラー。制限時間内に課題を仕上げました。そして、ピンと張り詰めた空気のなか、いよいよその課題を使った問題へ。静寂に包まれた会場で、生徒たち全員が真剣に問題へ取り組みます。審判員に解答用紙、問題用紙を渡すと生徒たちは少しホッとした様子。答え合わせがスクリーンに映し出されると、改善点などを話し合っていました。
人気芸人の登場で会場が盛り上がる!
午前中から行われていた競技も一段落。ここでサプライズゲストとして、ネイビーズアフロ、黒ラブ教授が登場、生徒たちは拍手で応えます。黒ラブ教授は大学で様々な研究を行っていることを明かし、スクリーンを使ってのピン芸を披露。生徒たちと掛け声と拍手でコール&レスポンスを行ったほか、理系ならではのあるあるネタなどで盛り上げます。続いてネイビーズアフロがステージへ。まずは神戸大学出身で高学歴であることをアピールしますが、みながわは「はじりは中退」と相方をイジります。会場である神戸、そして科学や理科をテーマにしたネタで会場を盛り上げました。
芸人たちから生徒へのメッセージも
ネタのあとは3人から生徒たちへメッセージ。黒ラブ教授は生徒たちに向かって「これが終わったら遊ぼう!」と呼びかけます。みながわはアインシュタインの名言のあとに自分が作った名言も続けるボケを見せると「いろんなことにチャレンジしてもらえれば!」、はじりは「勉強がんばってください!」と生徒たちにメッセージを送りました。
続いて黒ラブ教授は昼休み中の子どもたちのもとへ。大会へ申し込んだきっかけや、準備したこと、今日の手応えなどを質問。過去問に取り組んだ生徒たちが多く、それぞれの得意分野で役割を分担していたようですが、「時間が足りなかった」、「実技が難しかった」など、問題が難しかったという声が多かったようです。
講演会などが行われたあとは、いよいよ結果発表。優勝は福崎町立福崎東中学校チーム、準優勝は兵庫県立大学付属中学校チームに決定しました。両チームの6名は合同チームを結成、12月2日(金)〜4日(日)に兵庫県・アクリエひめじで実施予定の全国大会へ、兵庫県代表として出場します。激戦を勝ち抜いたチームの活躍が期待されます。