金属バットが胸キュン系少女漫画の主人公に!? 熊元プロレス原作ラブコメの意外な中身

芸人が、ほかの芸人を主人公にした漫画の原作をつくり、それをプロの漫画家が作画、完成した漫画を芸人本人が朗読するという、漫画ずくめの異色のライブ「芸人漫画頭(ヘッド)」が、8月25日(木)に京都・よしもと祇園花月で開催されました。MCを務めたのは、自らも4コマ漫画を描く天竺鼠・川原克己。さらに、漫画の腕に“自信”があるDr.ハインリッヒ(幸、彩)、金属バット(小林圭輔、友保隼平)、デルマパンゲ・迫田篤、紅しょうが・熊元プロレスが、トークと漫画で観客を沸かせました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン / ©上月暖/マッグガーデン

友保は長髪・裸足のワイルド高校生設定

最初のコーナーは、イベントのタイトルにもなっている「芸人漫画頭」。

漫画化されたのは、幼少時代から少女漫画をよく読んだり描いたりしていたという熊元が書いた、金属バットをモデルにしたラブコメディ。作画を担当したのは、プロ漫画家のアシスタントをしながらデビューを目指す上月暖さんです。

熊元が「金属バットさんをモデルに、甘酸っぱい作品にしていただきました」と満を持して発表した漫画のタイトルは『一♡入魂(いっきゅんにゅうこん)』。友保は「これ、エグめのBLじゃないよね?」と不安げな表情ですが、内容はというと、イケメンすぎる学園の王子様“コバさま(小林)”と、長髪・裸足で女子から怖がられている友保という、キャラクターは正反対ながら仲よしの2人と、ヒロイン・マコトの間で繰り広げられる胸キュン学園ラブコメディです。

出典: FANY マガジン
©上月暖/マッグガーデン

朗読は、金属バットの2人はそれぞれ本人役、女子の声を熊元が担当しました。「もともとの人間味を生かしたかった」と話す熊元プロレスに、川原は「すごいね〜」と感心した様子ですが、だいぶワイルドに描かれていた友保は「ワシ、あんなふうに見えてるんや……」とつぶやいていました。

Dr.ハインリッヒが謎の合体!

続く原作は、迫田がDr.ハインリッヒを主人公に書いた『靴眼鏡ブラ』。こちらは、幸と彩の2人が、タイムマシンで勝手放題に時空を行き来していたことが神様の逆鱗に触れて1人に合体させられてしまうという、Dr.ハインリッヒが醸し出す世界観にピッタリの摩訶不思議なストーリー。作画を担当したのは、画力に定評のある新人、竹下かえるさんで、さらに、最後のコマは迫田自身が描いたという力作です。

出典: FANY マガジン
©竹下かえる/マッグガーデン

ちなみにタイトルの「靴眼鏡ブラ」は、「靴も眼鏡もブラジャーも、2個のものが1個で成立することから」という理由でつけたのだとか。これには、幸と彩も「ほおほお、おもしろい!」と納得した様子でした。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

漫画のオチは全部キスシーン!?

次のコーナーは、川原が月に1回、吉本公式スマホサイト「ケータイよしもと」で発表している4コマ漫画『モッフンニョ劇場』の中からいくつか選び出し、その“4コマ目”を全員で考える「川原4コマクイズ」。川原の作風に負けず劣らずのオチが続々と登場しますが、少女漫画好きの熊元プロレスは、どの4コマ漫画でもオチを“キス”にするというロマンチックぶり。川原も「4コマ目、全部これでいけるやん!」とツッコんでいました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

さらに、そんな川原の4コマ漫画を、プロに描いてもらったらどうなるか? というわけで、『骨等屋ホネツギ』『灰死神と不死の猫』などで知られる漫画家、ホジョイさんの手で再現するという試みも。

さらに、決められた言葉に合った「1コマ目」を考えるという“大喜利”的なコーナーも。「危なっ!」「デカっ!」「かわいいっ!」などのお題にイラストで答えるもので珍回答が続出! エンディングでは、1人ずつ「何それ!」のお題に回答した順に席を立つという、最後まで異色の内容で締めくくられました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

今回のライブで披露した熊元プロレス/金属バットの『一♡入魂』、迫田/Dr.ハインリッヒの『靴眼鏡ブラ』は9月から1カ月間、関西発のマンガサイト「MAGKAN(マグカン)」で無料公開されています。

「マグカン」公式サイトはこちらから。

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