伝説のアイドルたちが芸能界に与えた最大の影響とは!?『ガクテンソク奥田のGossip Times』vol.23

ガクテンソク奥田のGossip Times

国内外で噂されている、ニュース、芸能、オカルトなど、ウソかホントかわからない様々なゴシップを紹介。このコラムで是非『ゴシップ通』になってください。

国内外で噂されている、ニュース、芸能、オカルトなど、ウソかホントかわからない様々なゴシップを紹介。このコラムで是非『ゴシップ通』になってください。

今月も始まりました。いつもお世話になっております、『ガクテンソク奥田のGossip Times』です。

僕はゴシップの他にアイドルも大好きなんですが、そんな僕が、なんばグランド花月でライブを主催させていただくこととなりました。

ガクテンソク奥田 presents
『GANG PARADE in なんばグランド花月』

出典: FANY マガジン
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会場:なんばグランド花月
日時:10月14日(金)開場18:30 開演19:00 終演21:00予定
料金:前売 4,000円 当日 4,500円
出演者:ガクテンソク奥田修二、GANG PARADE(WACK) ほか

チケット絶賛発売中です。詳しくはFANYチケットホームページにて。

FANYチケットはこちら

出典: FANY マガジン
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さぁ、見事に告知も決まったところで、今回のゴシップのテーマは『アイドル』です。と言っても、恋愛とかそういうゴシップではなく、どちらかというと『伝説』に近いゴシップをお届けします。

Wikipediaによりますと、英語圏の一般的な『idol』と、日本語としての『アイドル』は別物で、日本の芸能界における『アイドル』は『成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物』と定義されているそうです。

『存在そのものの魅力』

なかなかなパワーワードですよね。それを持っていたからこそ、過去のアイドルたちは、世の中に様々な影響を与えることができたのです。

山口百恵の伝説

伝説のアイドルといえば、まずはこの方ではないでしょうか。引退コンサートの映像は、誰しも目にしたことがあると思います。ちなみに、コンサートの最後にマイクをステージに置くというのは、台本ではなく百恵ちゃんのアドリブだったそうですよ。そんな百恵ちゃんですが、実は、今の日本の音楽業界では当たり前のことを、初めてやった人でもあります。

百恵ちゃんは5枚目のシングル『ひと夏の経験』以降について回った『早熟な少女』という自分の歌手イメージに違和感を抱き、この頃は歌手活動への熱意が薄れ始めていたそうです。そんな時、『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』を前年ヒットさせていたダウン・タウン・ブギウギ・バンドの『涙のシークレット・ラヴ』を聞き、

「この人に曲を書いてほしい」

と思い、事務所に相談しましたが猛反対を喰らいます。当時の芸能界の空気は、きっと今よりも力関係がはっきりしていた時代です。さらに、作詞は作詞家が、作曲は作曲家がするのが当たり前の時代でもありました。そこに、当時16歳だった百恵ちゃんが真っ向勝負をしかけたわけです。その熱意が伝わったのか、百恵ちゃんの希望が通り出来上がった曲が『横須賀ストーリー』です。百恵ちゃんは日本で初めて、現役のアーティストから『楽曲提供』をしてもらった人なんです。最近では、米津玄師さんやあいみょんさんなどが、他の歌手や俳優さんに曲を提供していますが、そのはじまりは百恵ちゃんだったんです。

松田聖子の伝説

この方も伝説のアイドルですよね。1980年代には聖子ちゃんの髪型を真似た『聖子ちゃんカット』が世間の女性の間で大流行したのは有名ですよね。ちなみに『ソバージュ』とよばれる1980年代後期から世間で流行したカーリーヘアーも、まだ日本ではそのスタイル名も聞き慣れない1983年頃にいち早く取り入れたのが聖子ちゃんです。まさかのソバージュまで聖子ちゃんだったんですね。

しかし、聖子ちゃんが広めたのは、もちろん髪型だけではありません。今でも当たり前に使われている『ぶりっ子』という表現も、実は聖子ちゃんが語源なんです。当時の人気だった女性タレントさんが、聖子ちゃんの見せる可愛いらしい仕草や言動が『わざとらしい』としてからかったのが始まりなんだそうです。

しかし、聖子ちゃんのすごいところは『ぶりっ子』という表現の価値を上げていったことです。現在は否定的な意味合いで使われることが多いと思いますが、2013年放送のNHK・朝の連続テレビ小説『あまちゃん』第38話では、主人公の母・春子が実在の人物である聖子ちゃんについて、

「ぶりっ子って言葉の語源は聖子ちゃんだからね。かわい子ぶっているのに同性に嫌われない。むしろ憧れの対象だったわけ」

と語る場面がありました。聖子ちゃんにおいて『ぶりっ子』は、否定的な意味合いを超えていたんですね。しかも、そのセリフを言っている春子を演じているのが、聖子ちゃんのあとにアイドルデビューした小泉今日子さんなのも感慨深いですね。

おニャン子クラブの伝説

最後はおニャン子クラブです。活動期間は2年5ヶ月と短いですが、今のアイドル界に残している影響でいえば一番かもしれません。

まず、日本で初めての『大人数のアイドルグループ』であること。なので、ソロやユニットに派生していくというのもおニャン子が初めてです。ピーク時には、おニャン子およびそこから派生したソロやユニットの曲がオリコンチャートを席巻し、1986年には、全52週中36週の1位がおニャン子絡みという空前のブームを巻き起こしています。さらに、『元おニャン子クラブ』という方々の芸能界での息の長さです。アイドルから、俳優や歌手になるというのはおニャン子がもちろん初めてなわけで、これらは『元アイドル』という方々のセカンドキャリアの指標になっていると思います。あとは、番組内のオーディションで新メンバーが決まっていくというのもおニャン子が初めてです。毎週新しいアイドルが生まれるというドキュメンタリー感は、見ている人たちを釘付けにしたことでしょう。

ここまで読んできて気づいた方も多いと思いますが、モーニング娘。やAKB48の元になっているのは、間違いなくおニャン子です。ということは、おニャン子クラブが今の芸能界に与えた最大の影響は、つんくさんと秋元康さんを生んだことといえると思います。つんくさんがおニャン子の番組にハマっていなければ、秋元康さんが番組のスタッフとして関わっていなければ、モー娘。もAKBも存在していなかったかもしれないんですから。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

すいません。最後は少々オタクが熱くなって、ゴシップでもなんでもない主観を書いてしまいました。最後におまけで、我々のようなオタクが残したプチ影響を紹介して終わります。

昔、一部のアイドルオタクは『親衛隊』と呼ばれていました。他のオタクとの違いは、執拗にアイドルを追っかけ回したり、プライベートを撮影したりするような、迷惑なオタクからアイドルを守ることを使命として立ち上がったオタクたちが、親衛隊なんです。

親衛隊の主な仕事は『警備』だったので、赤ライトの警棒を持って統制していました。それまでアイドルの応援方式といえば、メガホンが主流でしたが、ライブ会場が暗くなると赤ライトが目立ち、次第に警棒をメガホンがわりに持つ人が増え、それがペンライトになったと言われています。

最後はまさかのオタク側の話で終わってしまいましたが、10月14日のイベントも、未来で『伝説』と呼ばれるようなものにしたいと思っていますので、このコラムでアイドルに興味を持ってくれた方は、ぜひとも赤ライトの警棒を持って会場にお越しください。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

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