10月16日(日)、京都・誓願寺前の新京極六角公園ろっくんプラザ前特設ステージにて、カフェラテごくごく俱楽部(ジュースごくごく俱楽部)が無料アコースティックライブを行いました。
トニーフランクがオープニングアクトを担い、会場に集まったたくさんの観客を盛り上げました。そしてライブがスタート、ボーカルのジンジャーエール阪本(マユリカ・阪本)は「思っているよりたくさんの方がきてくれて…15人くらいやと思ってました! 」と声を弾ませます。本編はアコースティックライブということで、ギターの辻クラシック(ニッポンの社長・辻)はアコースティックギターを、ドラムのポイズン反町(シカゴ実業・山本プロ野球)はカホンという打楽器を使用し、既存曲もミドルテンポにアレンジ。いつもとは異なるスタイルで魅了しました。
1曲目は『井上さん』。「京都ということで、『井上はん』でお届けします」とジンジャーエール阪本。愛コーラ(山﨑おしるこ)との掛け合いによるツインボーカルで盛り上げます。煩悩をそのまま表現したような歌詞もためらうことなく歌唱、京都・新京極にその世界観をとどろかせました。
野外で初ライブ
野外でのライブは初めてというカフェラテごくごく俱楽部。アコースティックバージョンの『勇者にしてあげる』では、手拍子が自然発生し、温かな雰囲気に包まれました。ジンジャーエール阪本と愛コーラの心地よいハーモニー、辻クラシックのブルージーなギターソロと、スペシャル感も満載です。
最後の曲は新曲で『レインボーボーイ』。前奏はギターとカホンというシンプルな構成。そこに愛コーラの透明感のある声と、阪本のハイトーンボイスが順に重なり、音がどんどん厚みを増していきます。間奏で堂前タオル(ロングコートダディ・堂前)のベース、あたし(滝音・さすけ)のキーボードも加わり、6人の音が一つに。ピアノソロではエモーショナルなメロディで惹きつけるあたし。野外の開放感と秋の空の刹那も混ぜ合わさり、普段のライブハウスとは違う情緒を醸し出していました。ですが、締めではきっちり落とすメンバー。最後は笑い声に見送られ、ステージを後にしました。
想定外のアンコールに応え、「今日はたくさん集まっていただいてありがとうございました。普段はライブハウスでやっているので、また遊びに来てください」というジンジャーエール阪本の挨拶で無事、終了しました。
バンドの成功を祈願
その後、特設ステージの前にある誓願寺へと向かった6人。多くのファンの方に見守られる中、ご本尊の阿弥陀如来像が鎮座する本堂にてバンド成功祈願、芸道上達、心願祈願が厳かに執り行われました。誓願寺の第五十五世の住職、安楽庵策伝上人(1554~1642)が「落語の祖」で知られる策伝上人であり、また、芸事に従事する人々が境内の「扇塚」に扇子を奉納することから、誓願寺では絵馬に代わって扇子に願い事を書いて祈願します。
カフェラテごくごく俱楽部のメンバーたちの扇子も、本堂の横のスペースに奉納されました。 10月15日(土)のCLUB METROでの特別ライブ「京都ごくごくMETRO」、京都タワーサンドでの「カフェラテごくごく倶楽部アフタートークパーティー」に続く、10月16日(日)の無料アコースティックライブとバンドの成功祈願。2日間にわたって行われたジュースごくごく倶楽部の京都国際映画祭スペシャルイベントは盛況のうちに幕を閉じました。