歌やダンスのみならず、コント、芝居なども取り入れたパフォーマンスで魅せる“新感覚コミックアイドル”つぼみ大革命のライブ「つぼみ大劇場」が、10月21日(金)に大阪・YES THEATERで開催されました。今回は、ザ・プラン9のお〜い!久馬、3時のヒロイン・福田麻貴、ニッポンの社長・辻ら人気芸人たちが書き下ろしたコントを披露。新曲もパフォーマンスし、歌と笑いで大いに盛り上がりました。
つぼみのメンバーは、リーダーでハスキーボイス担当の杉山優華(水色)、妹担当の松下千紘(濃ピンク)、ツッコミ担当の吉岡久美子(青)、ビューティ担当のしより(赤)、爽やか担当の樋口みどりこ(緑)、ムードメーカー担当の恵梨華(黄色)、メルヘン担当の水森依音(紫)、癒し担当の糸原沙也加(薄ピンク)、イラスト担当の岡本りん(白)の9人。2019年には「女芸人No.1決定戦 THE W」決勝に進出して大きな話題になるなど、お笑いにも定評がある彼女たちだけに、今回のライブも期待が膨らみます。
お待ちかねのコントはなんと5本!
待望のステージは「正念場 Do Da」から勢いよくスタート! 「ノーテンキパラダイス」「バイトやめたい」と立て続けにノリのいい楽曲で会場のボルテージを一気に上げていきます。
そしていよいよ、人気芸人たちがつぼみ大革命のために書き下ろしたコントへ。
まず1本目は、3時のヒロイン・福田の作品。福田はつぼみの元メンバーで、これまでもコントの脚本を手掛けてきました。今回のコントを松下は、「みんなで心も体もひとつにしてやるコントやから、たぶんみんなびっくりするんちゃうかなっていうくらいつぼみの良さが出ている」と太鼓判を押します。
歩いてきた誰かとぶつかった途端、人格が入れ替わってしまう、という展開はよく聞きますが、このコントではぶつかった途端、想像を絶する展開が……! まさに“心も体もひとつにして”大きな笑いを起こします。
2本目は、お〜い!久馬による脚本。久馬は、吉岡&しよりのコンビ「シュークリーム」のネタも書くなど、以前からつぼみのメンバーと交流があります。今回、久馬からのメッセージVTRでは「僕もふだん6人組でやっているので、大人数(のコント)は楽しみ。でも9人はなかなか難しいですね」と言いながら、辻と福田に「負けられない」とも。
舞台は居酒屋。久しぶりの同窓会で集まったメンバーが、お酒を飲み交わすという始まりから、コントが進んでいくにつれて妙な関係性が浮き彫りに……。もともとザ・プラン9でやっていたものを、つぼみ大革命用に書き直したコントだとのことで、杉山と水森は「それぞれキャラが合っていたから、めっちゃ私たちのことを知ってくれているんやな、と思った」と感激しきりでした。
メンバー発案のオリジナルコントも!
次は、なんと水森が発案したという、つぼみ大革命のオリジナルコント。「コントをずっと書いてみたかった」という水森がコントの“設定”を思いつき、メンバーと一緒に仕上げていったとか。「いちばん、つぼみらしいかも」というコントの舞台は、コンサート会場。客席でアンコールを叫ぶファンたちの間で突然、始まるやりとりに会場は大笑いです。
続いて、ニッポンの社長・辻が書き下ろしたコント。辻はコメントVTRで「普通のアイドルではできない、“吉本発のアイドル”だからこそできるコント」だと紹介します。舞台は洋館、ミステリーツアー中に突如、起きた殺人事件を、樋口扮する高校生探偵が推理していくというもの。メンバーの演技力が光ります。
そして最後は、福田の2本目のコント。コメントVTRで福田は「9人コント日本一のグループに書くのにはプレッシャーがあった」としながら、「(THE Wの)決勝のときは、正直天才やな、というのがありました。自分(3時のヒロイン)も決勝に行って、ネタを書いてるグループも決勝に行かせて、しかも自分は優勝するという。前代未聞の歴史を残している、という実感がありました」と自画自賛が止まらず、メンバーたちも思わず大笑い。
コントは、女性たちが集う居酒屋で巻き起こる悲喜こもごもが描かれ、ここでもメンバーたちの個性が輝いていました。
ニッポンの社長・辻は楽曲も提供
もちろん、歌のステージもまだまだ続きます。10月19日(水)に配信リリースされた新曲「とってもペイズリー」は辻が提供したもので、コメントVTRで辻は「かわいいけど、ちょっと攻めているアイドルというか、そうした変わったところも入れたかった」と説明します。
もともとつぼみ大革命のネタについて、「ちゃんとお笑いやってるな〜というイメージがあった」という辻は、自身が参加する芸人バンド「ジュースごくごく倶楽部」で共演した際に「『(曲を)作ってくださいよ』という流れになって、作りました。実はコントも曲も、誰かに提供するのは初めて」と明かしました。
最後に、吉岡がファンに感謝します。
「つぼみ大劇場を3月、6月、10月と3回やらせていただきましたが、各公演で新曲を披露できて、2カ月で1曲というすごいハイペースでリリースもできました。皆さまのおかげです!」
さらに来年2月1日(水)に、ミニアルバム「HACHAMECHARGE(ハチャメチャージ)」がリリースされるといううれしいニュースが発表されると、客席も大盛り上がり! ラストに「逆襲の YEAH!」「ずっとラララ」を歌い上げて、「つぼみ大劇場」は幕を下ろしました。