ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、NON STYLE(井上裕介、石田明)、和牛(水田信二、川西賢志郎)のトークライブ『吉本興業110周年感謝祭 黒毛和牛STYLE』が11月8日(火)、よみうり大手町ホールで開催されました。
2021年、ブラマヨと和牛の初タッグで話題となり、チケットも即完売となった伝説のトークライブ『黒毛和牛』に、今回はノンスタがメンバーに加入。装いも新たに『黒毛和牛STYLE』として復活しました。実力派漫才師3組の夢のトークライブとあって、開始前から会場は熱気に包まれていました。
まるで合同漫才のようなSPトーク!
ブラマヨとノンスタは大阪時代からの仲。特に吉田は、石田に対してシンパシーを感じており、若手の時から飲みに行ったり、旅行に行ったりと交流があったと言います。
一時期、心が弱っていたという吉田は、石田なりのメンタルの保ち方、リスクに備えた方法を教えてもらったこともあって「だいぶ救われた」と回顧。彼が笑いを交えて当時のエピソードを語ると、石田も「俺は俺で“吉田さんみたいな才能ある人でも病むんや! ”って楽になった。ウインウインだった」と振り返りました。
ブラマヨは2人ともに現在49歳。ここで井上が「小杉さん一向にハゲないですよね。30代後半からずっとその毛量」と話を振ると、小杉は「ハゲてへん」と否定します。ノンスタがそれぞれ小杉の髪について印象を語り始めた際には、小杉がブチギレ。その状況を見ていた吉田が「人間によって感想が違うって芸術やで!」「アートや。アートネイチャー! 」とフォロー(!? )を入れ、会場を爆笑に包みました。
そんなブラマヨとノンスタとは、深い交流がなかったという和牛。先輩たちからも数々の質問が飛びます。話の流れの中で、話題が遅刻になると、川西は、賞レースに寝坊した経験があると述懐。朝方まで稽古をし、緊張をまぎらわせるために酒を飲んだのがいけなかったと後悔しつつ「当時のマネージャーが車で迎えに来てくれたんですけど……」と、彼が述べたオチに、観客から笑いがおきました。
一方、21時開始だった自分主催のトークライブに「起きたら20時56分でした」と振り返ったのは水田。14時に仕事が終わり、そこから寝ていたと振り返ると、小杉が「赤ちゃんやん! 」とツッコミ。そこから「上でカラカラ回ってたから(ベッドメリー)」(水田)、「赤ちゃんやん! 」(小杉)、「自分では乗り越えられへん(ベッドの)柵もあって……」(水田)、「赤ちゃんやないか! 」(小杉)と、フリートークとは思えない抜群のかけあいで、客席を爆笑に巻き込みました。
結婚の良さってなに?
観客からの質問コーナーでは、死ぬ前に食べたい料理や、昔のあだ名についてトーク。そんな中、今回のメンバーでは水田のみが独身ということから、残りのメンバーで結婚の良さを伝えてほしいとの要望がありました。
石田は、子どもたちが巣立ったあとにやってみたいこと、行ってみたいところを妻と話す時間が楽しいと言います。パートナーとの関係が良好だという彼に、なぜ仲良くいられるのか質問があると「さだまさしの歌に答えが全部ある!」と石田。さだの楽曲『恋愛症候群』から歌詞を引用しつつ「与え続けあうこと」の重要性を説きました。
一方、吉田は「『やった! 』っていう回数は明らかに増える」と教えます。「(妻が)『スプラトゥーン』をやっていて喜んでたから、『どうしたん? 』って聞いたら『Sクラスいけた』って。だから俺も一緒に『よっしゃー! 』と喜んだ」と明かしました。そして、こんな名言も。
「(水田が)元料理人やから分かりやすく言うけど、1人やったらアメリカンドッグとかたこ焼きとか、棒1本で食べる感じ。でも、結婚をしたら棒がもう1本増えて箸になるから、いろんなものが食べられんねん」
この美しい例えに、会場からは拍手が巻き起こりました。
このほか、井上&川西のパートナーとのエピソード、小杉の秘密のマッサージ話、吉田のカネにまつわるエピソード、“パパ”石田へのクレームなど、テーマは多種多様。内容盛りだくさんの爆笑イベントとなりました。
なお、本ライブの配信チケットの見逃し視聴は、11月15日(火)16:30まで(購入は同日正午)。プレミアムなトークライブをお見逃しなく!
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