「M-1グランプリ2022」の翌日、12月19日（月）に大阪・よしもと漫才劇場でM-1戦士たちによる振り返りイベントが開催されました。題して「M-1グランプリ2022 マンゲキメンバーアフタートーク」。決勝の舞台で熱戦を繰り広げたロングコートダディ（堂前透、兎）、さや香（新山、石井）、カベポスター（永見大吾、浜田順平）と、敗者復活戦で極寒のなか、爪痕を残したマユリカ（阪本、中谷）、ハイツ友の会（清水香奈芽、西野）、からし蓮根（伊織、杉本青空）が登場し、kento fukayaのMCのもと、”お笑い史”に残る強烈な1日のウラ話を繰り広げました。
敗者復活戦はとにかく寒い!?
M-1戦士たちが登場すると、万雷の拍手が会場に響き渡り、みんな、嬉しそうな表情。そのなかでさや香・石井は「これだけは言わせてください！」と、「M-1」でも絶叫した一言を放ちます。その直後、カベポスター・浜田は椅子を抱きかかえて「離れたくなーい！」と、M-1暫定ボックスでの”名場面”を再現。はやくも満員の会場に爆笑を起こします。
まずは、敗者復活戦について振り返りました。17組中３番目の出番で4位という好成績だったからし蓮根から話を聞くと、「とにかく寒かった」と青空。過酷な状況下だったことが伝わってきます。
ハイツ友の会も寒さを挙げつつ、一時、SNSのトレンドに上がるほど注目を集めた“ひらかた大菊人形”ネタのワードについても語り、西野は「狙い通りだった」と明かします。また、「緊張はしなかった」という清水でしたが、じつは舞台裏ではある出来事によってパニックになっていたようです。
ネタ順が最後の“大トリ”だったマユリカは、「（ネタ順の抽選で）大トリを引いたときは終わったと思った」と阪本。一方の中谷はしきりに毛髪を気にしていたのだとか。そのほか、ネタを見ていたNON STYLE・石田明の特殊なニットのこと、17組中、いちばんウケていたコンビのこと、からし蓮根・伊織が司会の陣内智則に伝えたかったことなどなど、話題は尽きません。
“まじない”をかけられていたカベポスター
そして、激戦となったM-1決勝戦の感想は、まずは本番でもトップバッターを務めたカベポスターから。「あたたかかった…」としみじみ話す浜田は、「室温が」とスタジオでの漫才にまず幸せを感じた様子です。２人は出番順を決める「笑み籤」で最初に名前が出たときのリアクションや、ステージへの初の“せり上がり”の乗り心地、採点や暫定ボックスを去る際の心境なども赤裸々に披露。また、決勝進出が決まった直後に、もも・せめる。からまじないをかけられていたことも明かしました。
ロングコートダディは、今回が２回目の「Ｍ－１」決勝。兎は1本目のマラソンのネタを終えた直後に起こった”身体の不思議”を明かし、堂前はネタ直後の心境を語ります。また、最終決戦の2本目のネタの最後に兎が放ったオチセリフ「もうええど」に、よしもと漫才劇場の楽屋がザワついたというkentoからのタレコミと、兎によるセリフ解説もありました。
決勝戦５番手で登場したさや香は、ミルクボーイに次いで歴代2位の高得点！ 「ロングさんの次でそんなに自信もなく……」と話す新山ですが、「石井のファインプレーのおかげ」とオープニングでの出来事を明かしました。また、“カッコいいVTR”での新山についても盛り上がり、さらにスタジオや漫才劇場の芸人たちのリアクションも次々と報告され、会場は爆笑に次ぐ爆笑でした。
観客からの質問に答えるコーナーでは、ほっこりする質問から鋭い視点の質問まで、あらゆる疑問に答えるM-1戦士たち。当日の会場やスタジオの様子も手に取るように伝わり、緊張と高揚が入り混じる1日だったことがうかがえました。
最後はなぜかMCのkentoへの質問で締めることに。今回のM-1王者ウエストランドの“毒舌漫才”で話題になった「『R-1』に夢はあると思いますか？」という問いに、R-1常連のkentoの答えはまさかの――！？
ふだんは知ることのできない芸人目線のM-1の舞台裏。イベントの様子は、12月26日（月）までオンラインで見逃し視聴できます。
公演概要
『M-1グランプリ2022 マンゲキメンバーアフタートーク』
配信期間：12月26日（月）21：00まで（チケット販売は同日正午まで）
出演：kento fukaya（MC）、ロングコートダディ、マユリカ、さや香 石井、からし蓮根、カベポスター、ハイツ友の会
チケット：配信1200円
FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。
