どうも芸人ライターの天狗・横山裕之です。
今回は、10月16日(土)に開かれたブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)と和牛(水田信二、川西賢志郎)の2組によるトークライブ『黒毛和牛』をレポートします。実はこの2組、いままでじっくり話したことがなかったそうです。ライブ冒頭は“お見合い”のように「何歳なの?」からスタート(笑)。しかし、たった1時間で4人の本性が見えまくりでした。
吉田と水田の「性格」がシンクロ!?
この2組には共通点があります。それは吉田さんと水田の性格です。「細かい性格」というか「ひねくれた性格」というか……。
2人は、幼いころからこの性格だったそうです。たとえば、吉田さんが小学6年のときに「卒業式で泣くのはなんで?」と思っていたという話。「泣くってことは、もう会わないつもりなんか?」という“ひねくれた見方”に対して、水田は共感しまくりでした。
そこから、2人がなぜこんな性格になったかのきっかけエピソードに。まさかの吉田さんは、小学5年のときに先生から言われた「このクラスで声変わりしているのは吉田だけやな」という言葉に傷ついたのがきっかけみたいでした(笑)。
一方、小杉さんと川西は、学生時代にラグビーをしていたという共通点がありました。しかし、「こんなにも見た目がぜんぜん違うのはなぜ?」という疑問が――。
実はラグビーチームは、小杉さんみたいな大きいタイプ8人と川西みたいなシュッとしたタイプ7人で構成されているみたいです。そこから、学生時代の「部活の話」や「お互いの性欲の話」や「最近の若手は遊んでない」など、まるで男子学生の部室を覗いているかのような展開になっていました。
ブラマヨ吉田の「ネタ帳」の効果
トークライブではお題がいくつかあり、その1つとして若手芸人からの質問が。後輩のなにわスワンキーズから「ツッコミで心掛けていることは?」という、これまでの内容とは打って変わって、急にマジメな質問に驚きを隠せない小杉さんと川西(笑)。
そして話は、吉田さんの「ネタ帳」の話へ。最近は書くことが減ったということですが、かつては何か思うことがあると、細かいことでも何でもネタ帳に書いていたそうです。M-1の優勝ネタは、まさにそういう吉田さんの性格がもとになって、小杉さんと作り上げたネタでした。
しかし、最近は心に余裕ができて、「人は人、みんな自由に生きたらええやないか」と思うようになったと言います。実は、ノートに細かく思いを書くことは、心理学者に言わせると、とてもいい方法で、吉田さんは知らず知らずのうちに自分の性格の矯正をしてしまっていた――ということで、どうやら“ひねくれた性格”が完治してしまったみたいです(笑)。
となると、気になるのは同じ“気性”の「水田はどうなのか?」という点です。川西によると、「最近は、漫才での水田の言い方が丸くなってきている」とのこと。楽屋で水田に「あそこの言い方はもっとキツめに言わないと」と言っている川西のほうがイヤなやつになってきているらしいです。
ひょっとしたら、いまや仕事もおカネもあるので、水田のイヤな部分がほぼほぼ完治状態なのかもしれない。そうなると和牛の漫才のスタンスが変わってくる――ということで、こちらもまた、NEW和牛が誕生するかもしれません!
そんなこんなで、あっという間の1時間でした。ふざけた話から熱い話まで4人の本性がむき出しの1時間! 見逃し視聴は、オンラインで10月23日(金)19:00までお楽しみいただけますのでぜひ!(チケット販売は同日12:00まで)
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