男性ブランコ“卒業直前”に悲願の優勝! 新居引っ越しの浦井は賞金でも赤字「震えが止まらない」

東京・渋谷のヨシモト∞ホールに所属する芸人の頂点を決めるネタの祭典『第3回ムゲンダイチャンピオンシップ』が3月5日（日）に開催され、男性ブランコ（浦井のりひろ、平井まさあき）が優勝を果たしました。3月31日（金）をもって∞ホールを卒業する男ブラの2人が、最後に栄冠を獲得。終了後の囲み取材では、独特の空気感で喜びを爆発させました。

ムゲンダイレギュラーの頂点に

ヨシモト∞ホールの看板芸人“ムゲンダイレギュラー”の中からネタNo.1を決めるこのライブ。この日はキクチウソツカナイがMCを務め、審査員はテレビプロデューサーや構成作家のほかに、POISON GIRL BAND・吉田大吾がゲスト審査員として参加しました。

白熱のステージでは、∞ホールの実力派芸人たちが、それぞれが得意とする漫才、コント、ピンネタを次々と披露。審査員の採点と来場者による投票の結果、以下の順位となりました。

この日、男性ブランコが披露したのは、肩がぶつかった男2人が言い合いとなるというコント。笑いの猛者がひしめくなかで、爆笑をかっさらいました。

審査結果の集計中には、前日の『R-1グランプリ2023』で準優勝したコットン・きょんをメンバーたちが祝福。きょんがR-1で1本目に披露した警察署ネタについて、アイロンヘッド・辻井亮平が“もう一度、見たくなるまさかの情報”を明かす一幕もありました。

これまでムゲンダイレギュラーを見守ってきたPOISON GIRL BAND・吉田が、こう講評しました。

「本当はここでふざけたことを言いたかったんですけど、3年前、5年前、10年前から知ってる子たちがいっぱいいて。むかしから“この子、こういうのが苦手なんだな”というのが、なんとなくあったんですけど、それが全員克服されていて……。途中から泣きながら見ていました」

“お笑い遊牧民”を目指す！？

大会終了後の囲み取材で、男性ブランコの2人は喜びを爆発させました。

「（チャンピオンシップ）1回目、2回目はギリギリのところで優勝を逃していたので、3回目でやっと優勝できて素直に嬉しい気持ちです」(浦井)

「∞ホールのランキングバトルで1位をとったことがなくて……。だいぶ負け続けてきたんですよ。そのときのことを思ったら、“今日で卒業する”という最後の日に1位を取れて……“感無量大数”ですね。お客さんの温度や、審査員さんがどこを見るのか、そして順番など、『賞レースは運だ』というのは身に染みているので、運がよかったんだろうなと思います」(平井)

男性ブランコには賞金30万円と、副賞として「ヨシモト∞ホール1日支配人」「FANYチャンネル冠特番権」「都美人酒造株式会社『純米大吟醸 無限大』“一升分”」が贈られます。

賞金の使い道について問われると、平井は「行きつけの焼肉屋を貸し切ります。（劇場メンバーの）みなさんを招待します」と宣言。平井と仲のいい、そいつどいつ・松本竹馬、トニーフランクら後輩はもちろん、先輩も呼んで「感謝肉をしたいですね」と語ります。

一方、浦井は「(番組の企画で)引っ越して、家賃が3倍の18万円になりまして……。(平井と15万円ずつ分けるので)ひと月分払って、やや赤字ですね」と笑わせたあと、「番組でおカネを使いすぎて震えが止まらないので、だいぶ助かります。非常にありがたいです」と感謝しました。

男性ブランコは劇場への想いを問われると、こう語りました。

「すごくイヤな思いもしましたし、楽しい思いもしたので、その両方の1位を取った場所だと思っています。結局、芸人人生でいちばんいた劇場。いろんな経験をさせていただいて感謝の気持ちです」(浦井)

「所属させてもらうということは、ホームがあるということ。“帰る場所がある”のは、心強かったりするんですよね。今回、卒業するということで、不安ではありますし、心のよりどころがなくなる寂しさはありますが、新天地へ行くような、そんな気分です」(平井)

「∞ホールは東京の実家です」とも語る平井は、記者から「これからホームとなるものを、自分たちで作っていくのか」と質問が投げかけられると、「そうです。“お笑い遊牧民”として旅をしていきたいです。“お笑いキャラバン”ですね」と返答。

ホームを作るのか放浪するのか意味不明な発言に浦井が「どちらにするんですか？」とツッコむと、平井は「お笑い遊牧民で」と返して記者の笑いを誘いました。

男性ブランコが優勝した『第3回ムゲンダイチャンピオンシップ』は、3月12日（日）16:00までオンラインで見逃し視聴できます（チケット販売は同日正午まで）。

FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。