「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」 は、2023年4月15日(土)・16日(日)の 2日間で開催されます。
第15回を迎える「島ぜんぶでおーきな祭」では、15周年の節目ということもあり県内外の多数の作品が、那覇市「桜坂劇場」、「テンブスホール」、沖縄市「シアタードーナツ」で上映されます。
映画部門は「特別招待」「沖縄映画特集」「地域発信型映画」「特別上映」「クリエイターズ・ファクトリー」「シアタードーナツ連携企画」の6つの部門にて29プログラム(32作品)を上映予定です。
※3月15日(水)現在
「特別招待作品」では島ぜんぶでおーきな祭での上映が、国内初、沖縄初などの作品を中心にラインナップ。公開前の新作や未公開作品などを、いち早く楽しむことができます。
「沖縄映画特集」では沖縄の風景、文化や風習を映像を通して紹介する企画です。厳選された沖縄産映画をぜひご覧ください。
「地域発信型映画」では「自分たちが住む街のさまざまな魅力を全国に伝え、地域を活性化させたい」という地元への熱い想いを映画を通して実現するプロジェクト。日本全国色々な風景とともに楽しめる作品となっています。
「シアタードーナツ連携企画」では沖縄市(コザ)の映画館・シアタードーナツとの連携企画として、コザが舞台となった映画の上映とシアタードーナツ代表の宮島氏とゲストによるトークをおたのしみください。
「特別上映」ではジャンルにとらわれない映像コンテンツを、より深く堪能できる企画で、新しい映画の楽しみ方を提案します。
「クリエイターズ・ファクトリー特集」では「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」で開催されていた若手のクリエイター発掘コンペティション「クリエイターズ・ファクトリー」に、これまでに参加、受賞された監督の新作が登場します。
チケットの発売日程の詳細や、その他の上映作品、関連イベントについては、順次発表されます。
『島ぜんぶでおーきな祭』とは?
「沖縄国際映画祭」として2009年にスタート、2014年から「島ぜんぶでおーきな祭」と改称しました。映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する、総合エンターテインメントの祭典。
15回目となる今回は、2023年 4月15日(土)~16(日)の日程で那覇市を中心に沖縄市、北中城村でレッドカーペット、映画作品上映、ステージイベント、ソーシャルビジネスビジネスコンテスト、アート展示などを開催します。
●特別招待作品
島ぜんぶでおーきな祭での上映が、国内初、沖縄初などの作品を中心にラインナップ。公開前の新作や未公開作品などを、いち早く楽しめます。
『ランサム』(英語字幕版)
出演:ユン・ソンモ、吉田玲、紺野千春、小沢仁志
監督:室賀 厚
韓国人一人を含む五人の誘拐犯が19歳の女子大生を誘拐。父親に突き付けられた身代金(ランサム)は一億円。
だがこの父親は暗黒街の超大物であった。 名もなきハイエナたちの命をかけたランサム強奪作戦が開始された!
元・超新星のソンモを主演に迎えた室賀厚監督渾身のクライムアクション「ランサム」。
嘘の起源『絵掻きうた/ホワイト ライ』
出演:後藤 大、岡野海斗、秦 健豪、古賀成美(絵掻きうた)、瑚々、田口愛佳、安井謙太郎、川田広樹(ホワイト ライ)
監督:杉岡知哉(絵掻きうた)谷口雄哉(ホワイト ライ)
嘘をテーマに新進気鋭の映画監督がそれぞれの作品を製作するショートムービープロジェクト「嘘の起源」。
第1弾として「絵掻きうた」「ホワイト ライ」の2作品が完成しました。
「絵掻きうた」は杉岡知哉監督が担当し、主演の後藤大が演じる「相手の抱える本当の気持ち」が描く絵に現れてしまう似顔絵師を取り巻く物語を描きます。
「ホワイト ライ」は谷口雄哉監督が担当し、主演の瑚々が演じる就活生が過去の自分と向き合い成長していく姿を物語にしています。
『Surf Around〜駿河太郎が巡る、種子島〜』
出演:駿河太郎、横山浩太、山田祐太朗、鎌倉裕樹
監督:清野正孝
世界各地に根付くサーフカルチャーを紐解くサーフドキュメンタリー作品。
本作は島国・日本にフォーカス、その地に生きる人々・文化を描いていく。
駿河太郎が巡る、鹿児島県・種子島への旅。
『ヒゲの校長』(日本語字幕付き)
出演:尾中友哉、日永貴子、前田 浩、岡村宏懇、那須英彰、栗塚 旭、河本準一
監督:谷 進一
舞台は大正末期から昭和初期。聴覚障害者への教育は、口話法(口元を読み取り理解する方法)が主流となり、手話を締め出しました。
それに対して異を唱えたのが、大阪市立聾唖学校の髙橋潔校長です。この物語は実話を基にした映画です。権力に負けず手話を守った真の教育を描き、多様な文化が共存する社会を目指します。世界の基準ともなってきたろう者の役はろう俳優が演じています。また約100年前の当時の手話をできるだけ再現すべく、ろう者による手話指導を入れることで、鑑賞したろう者も納得の手話表現となっている。
主演は、両親がろう者のcodaである尾中友哉。自身もろう難聴児の教育などにも携わり、演技を超えた迫真の想いをスクリーンに映し出しています。脇を支えるのはNHK手話ニュースでお馴染みの那須英彰。時代劇の大御所、栗塚旭。吉本興業の手話部でも活躍中の河本準一(次長課長)と多彩なゲストを迎えている。
ネイティブな手話だけでなく、ろう教育や手話の歴史も学べる内容となっている。
『遠いところ』(英語字幕版)
出演:花瀬琴音、石田夢実、佐久間祥朗、長谷川月起、松岡依都美、吉田妙子、尚玄、宇野祥平
監督:工藤将亮
第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門に選ばれ、現地の観客に熱狂的なスタンディングオベーションで迎えられた本作は沖縄市のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイ(花瀬琴音)が、社会の過酷な現実に直面する姿を描いている。社会の理不尽と不条理を突きつけられ、悲痛な想いを抱いて絶望しながらも、“生”を渇望するアオイの姿。ひとりの母親が抱く我が子への想いよって、極限の人間ドラマが動き出す。監督は工藤将亮。「アイムクレイジー」(2019)「未曾有」(2023公開予定)に続く3作目で世界中の映画祭から注目を浴びることとなった。
『釜石ラーメン物語』
出演:井桁弘恵、池田朱那、利重 剛、佐伯日菜子
監督:今関あきよし
釜石でラーメン屋「小川食堂」を営む父と妹の所に、3年前に家を飛び出して音信不通だった長女・正実が突然帰ってきた。東日本大震災で行方不明になった母・正恵の代わりに、父・剛志が店を継ぎ、妹・仲良が病気がちな剛志を助けて厨房に立っていたのだ。姉妹の衝突が続くある日、剛志がついに倒れ、入院することに。そこで正実は「小川食堂」が町の人たちにとってとても大切な場所になっていたことに気づくのだった。山と海に挟まれた小さな街・釜石。
明治・昭和・平成と幾度も災害を経験しながら、お互いを支え合って生きてきた。今も昭和の面影が色濃く残る街並みを舞台に、街の人々の人情を織り交ぜた家族の再生の物語が完成した。
『天官賜福』
制作:中国
舞台は架空の古代中国。
仙楽国の太子である謝憐は天から与えられた才能を持ち、人々を救うために修行を積みつつ飛昇して武神となったが、2度にわたって天界から追放されてしまった。
800年が経過し、謝憐は3度目となる飛昇を果たすも、「三界の笑い者」と呼ばれる彼に対して祈りを捧げる者はどこにもいなかった。謝憐は功徳を集めようと、人々が住んでいる下界に降り立ちガラクタ集めをしつつ神官として出直そうとしていた日、帰り道で三郎という謎の少年と出会うことになる。
作品解説:中国ではbilibiliにて2020年10月31日より配信された。総再生回数は2021年時点で4億回を突破している。日本では2021年7月4日よりTOKYO MXとBS11にて日本語吹替版が放送中。また、ホームドラマチャンネルでは2021年7月2日より日本語字幕版が放送中、同年9月より日本語吹替版が放送予定。同様に日本語吹き替え・字幕版でのインターネット配信は、テレビ放送での放送時間の都合上カットされていた部分も含めて上映する。
『時光代理人 -LINK CLICK-』
制作:中国
繁華街の一角に佇む写真館「時光写真館」。その写真館を経営するのはトキ(程小時)とヒカル(陸光)という二人の男性青年。この二人は写真を介して過去の時間の出来事を把握・干渉する能力を持ち、トキは「写真の撮影者の意識にリンクし、写真の世界に入りその中で行動することができる能力」、ヒカルは「その写真の撮影後12時間内の出来事を把握できる能力」を用い、互いの能力を利用して情報を互いに伝達・補完しあいながら調査に当たる。元々超能力を有したヒカルに偶然トキが出会ったことで自身の能力が開花、以降写真館を軸に、トキの幼馴染にあたるリン(喬苓)を通し、過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していた。トキは、ヒカルの提示する「過去を問うな、未来を聞くな」という二つの条件と『絶対に過去の改変をしてはならない』というルールの元、依頼を成し遂げていくが、正義感が強いトキはつい過去に干渉し、少しずつ未来を変えてしまう。
作品解説:『時光代理人 -LINK CLICK-』(じこうだいりにん リンククリック、簡体字中国語: 时光代理人)は、瀾映画による中国のWebアニメ。
2021年4月30日から7月9日までbilibiliにて配信された。2023年には第二期が配信予定。実写ドラマ化も決定されている。世界展開としてFunimation他でオリジナル版(英題「Link Click」)が配信されており、日本では2022年1月9日よりTOKYO MXほかにて日本語吹替版が放送されている。
『日光物語』
出演:武藤十夢、スネオヘアー、宝田 明、九十九 一、伊藤克信、吉永アユリ
三坂知絵子、岩瀬顕子
監督:五藤利弘
『ザギンでシースー!?』
出演者:伊藤健太郎、暁月ななみ、岩城滉一、熊田曜子、あべこうじ、なだぎ 武、泉 ピン子
監督:金森正晃
高級ブティック、上品なバーや寿司店が並ぶ日本一の高級志向エリアの銀座で繰り広げられるタイムリープSFコメディー映画。日本で最初に設置されたという銀座の「電話ボックス」。この電話ボックスで正体不明の人物が持っていた「テレフォンカード」を差し込み行きたい年代と日時をダイヤルすると……そこはダイヤルした時代。テレフォンカードの度数分、時代を行き来できるが、度数は残り1。次行くと現代には戻れない。しかし、現代の問題を解決するため過去へと行く決断をするが、過去から現在に戻れるのか?
『愛のゆくえ』(英語字幕版)
出演者:長澤 樹、窪塚愛流、林田麻里、兵頭功海、平田敦子、堀部圭介、田中麗奈
監督:宮嶋風花
幼馴染の須藤愛と伊藤宗介は、愛の唄が鳴り響く街・北海道で暮らしている。
2人の育ての親・須藤由美は、大きな愛情でこの世界を守っていた。しかし、由美の突然の死により、2人の世界は大きく崩壊してしまう。宗介と離れ、父親の住む東京へ引っ越す愛。赤髪の不良少年や、ホームレス達など、社会の隅で生きる人々と関わる中で、愛は由美の愛情を思い出し、一人で故郷に帰ることを決意する。
しかし、帰って来た故郷で待っていたのは、由美の格好をした宗介だった。
二人は、愛する人を失った事実とどう向き合い、生きていくのだろうか。
●沖縄映画特集
沖縄の風景、文化や風習を映像を通して紹介する企画です。毎年、数多く製作されている沖縄を舞台にした作品の中からセレクトした沖縄産映画を紹介します。
また、恒例企画として、沖縄の市井の人々によって撮影された8ミリを復元、デジタル化した映像の上映など、沖縄の色々な表情を紹介します。
『沖縄戦の図 全14部』
出演:ジョン・カビラ、山根基世、新垣成世、平仲稚菜、本橋成一、真喜志好一、吉川嘉勝、知花昌一
監督:河邑厚徳
「画家・丸木位里・丸木俊の大作「沖縄戦の図」は戦争悪とその愚かさを未来へ伝える世界レベルの作品である。位里は「沖縄を描くことが一番戦争を描いたことになる」「このことは絵に残しておかにゃあいけん」と語り、俊は「この絵は私たちと沖縄の人たちみんなで描いた絵です」と話す。
最晩年の二人が激戦地を歩き、沖縄の人々に会い、琉球文化と芸能を創作のエネルギーに渾身の14作が生まれた。このアートドキュメンタリーは全14部をのこらず紹介する初めての試みであり、画家の思考の軌跡をたどる謎解きの物語である。
ウクライナでの戦争が続く今こそ、アートは平和の祈りを運ぶ箱舟である。」
『HAPPY SANDWICH〜幸せのサンドウィッチ〜』
出演:満名匠吾、城間やよい、小だいらくん
監督:岸本 司
沖縄本島の北部「やんばる」が舞台。この地で飲食店を営む満名匠吾(まんな しょうご)は、カミンチュ(神事を司どる人)から、「神様に捧げるサンドウィッチを作るように」と告げられる。神に捧げるにふさわしいサンドウィッチへのヒントを求め、「食」にかかわるさまざまな人に会いに行く。生産者や料理人たちの「食」への想いとその生き方に触れ、満名は「食と人間の生き方」について深く考え始める。
というストーリー。
『島に還る』(英語字幕版)
出演:尚玄、崎山一葉、仲程仁美、長谷川達郎、長谷川陽咲、蓬莱つくし、久高友昭、宮良 忍
監督:三武直人
8つのショートフィルム、8つの伝統。民謡、民話を各所に散りばめた「今と昔をつなぐ」群像劇。このストーリーは1972年までは米国領であった沖縄県、その中でも八重山諸島を舞台としています。2022年は沖縄本土復帰から50年。この八重山の文化を映画のストーリーに入れることで、現代を生きる人々を通して沖縄本土復帰50年という節目の意味を改めて考えるきっかけになるのではないか。また伝統的な部分が教訓のようにして現在でも再考されるきっかけとなるのではないか。そういった部分がこの映画製作の出発点となっています。
『沖縄カミングアウト物語~かつきママのハグ×2珍道中!~』(日本語/英語字幕版)
出演:川田美輝、城間幹子
監督:松岡弘明
「大好きな家族には、いつかカミングアウトしたいとずっと思ってた」
新宿二丁目ゲイバー「九州男」の店主、かつきママのカミングアウト・ストーリー。
自分らしく生きるために、故郷を離れた20代後半。
それから10年後、両親に「ゲイ」であることをカミングアウトしたあの日から、「家族、今が一番仲がいい」現在に至るまで、どんな対話があったのか?
故郷の沖縄県那覇市を巡りながら、カミングアウトした当時を振り返り、家族・友人と、今だから言える気持ちを語り合う、ドキュメンタリー作品。
『風が通り抜ける道』
出演:比嘉梨乃、山田邦子、藤木勇人、SHINOBU、具志堅用高、大林素子、ケニー大倉、Bro.KORN、山本千尋
監督:田中壱征
沖縄から上京して早10年。歌手の人生を必死に歩む大城光と、妻を失い娘を必死に育て上げた父の隆。光が沖縄に帰らない月日が3年も過ぎてしまったある日、隆は癌を宣告される。そんな中、光が所属する芸能事務所も、実は存続の危機だった。
そして、沖縄うるまでは、「あの世に行きたい」と口癖になってしまった一人暮らしのおばあがいた。その甥の健太は、陸上自衛隊を定年退団をしたものの、退職金を騙され、途方に暮れていく。もう一人に。戦場カメラマンとして、自由に生きてしまった上原。本帰国とともに離婚届を出され、死んでもいいかなという「旅」が始まる。それぞれの想いが交錯し、それぞれに「愛という風」がそっと吹いていく。
『デジタルで甦る8ミリの沖縄』
出演・監督 市井の人々
登壇:真喜屋力、當間早志
毎回満員御礼の人気企画が今年も登場。
戦後復興期を中心に一般の人々が撮影した貴重な8ミリ映像を上映しながら、当時の沖縄の状況をディープかつマニアックに解説しつつ、現代の風景と比較。さらにウェブマップを駆使して、その変貌ぶりを楽しむヒストリカル・エンタメ・イベントだ。
開催の度に観客側から映像についての質問や情報提供などの声が寄せられるのが恒例で、ライブ感あふれる内容となっている。
案内人はシネマラボ突貫小僧の當間早志と沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力の二人。今回は彼らに関係する80年代の映像も登場する予定だ。
『琉球シネマパラダイス』
出演:金城政則、平良竜次、當間早志
監督:長谷川 亮
1950年創業、現存する沖縄最古の映画館として戦後の空気を今に伝える首里劇場。家族が作り営んできた劇場を、3代目・金城政則館長は今も1人で切り盛りしている。しかし時代の流れを受け、愛するフィルムと別れデジタルシネマに移行する日がやってきた。映画を守り届けてきた、館長と劇場のドキュメンタリー作品。
『首里劇場ノスタルヂア』
出演:金城政則
監督:平良竜次
沖縄に現存する中で最も古い伝映画館【首里劇場】。
地上戦の惨禍が未だ残る1950年に開館して以来、姿かたちをほぼ変えること無く72年にわたって営業を続けてきた。当初は映画上映の他に沖縄芸能の公演や近隣学校の行事などで活用されるなど、人々が集う地域になくてはならないコミュニティ施設だったが、時代の変遷と共に成人映画専門館へと鞍替えする。
コロナ禍の2021年5月に名画座として再出発するも、翌2022年4月に三代目館長の金城政則氏が急逝。劇場はあえなく閉館状態となってしまった。現在、有志らによって調査と今後の存続が検討されている。本作はそんな【首里劇場】の歴史と現状、そしてこれからを描いた短編ドキュメンタリーである。
●地域発信型映画
「自分たちが住む街のさまざまな魅力を全国に伝え、地域を活性化させたい」という地元への熱い想いを映画を通して実現するプロジェクト。地域住民と共に、映画制作を行い、もの作りをすることの楽しさ、喜び、そして地元への愛を改めて共有することができます。日本全国色々な風景も楽しめます。
『陽いづる』
出演:玉城実夏、大屋あゆみ、岩田勇人、マエショー(ピーチキャッスル)、A16、城間竜太、神崎英敏、上田真弓
監督:松井 涼
淡水と海水の混ざり合う場所に根を張り生息し、雄雌が無く胎生を持ち発芽成長していくマングローブ
変化を求められる今の世の中において、その場所に居て変わらない事も素晴らしい事ではないかという事を、東村の自然や人々、一人のろう者(耳の聞こえない)女性の日常を通して描いていく。
主演は新人の玉城実夏を起用し、劇団アラマンダの大屋あゆみや劇団員が熱演。上田真弓「演じる女」(2020年・照屋年之監督)
神崎英敏「ミラクルシティコザ」(2021年・平一紘監督)が脇を固める。
メインテーマ曲は、沖縄若手バンドHoRookiesの「DAWN」
『なんでかね~鶴見 ~ガーエーにはまだ早い~』
出演:比嘉秀海、かーなー(いーどぅし)、川田広樹、大工哲弘、アルベルト城間、宮川たま子
監督:渡辺 熱
本作品のモチーフは沖縄の伝統エイサーです。
舞台は横浜市鶴見区。仲通り(なかどおり)商店街で毎年夏に行われる道ジュネー。その風景は、とてもエネルギッシュであり、時にノスタルジックで、まるで沖縄に居るかのような錯覚に陥ります。エイサーを通して、人と人の絆や、思いやり、そして先人への感謝など、ウチナー魂を感じる作品です。
エイサーの本場である沖縄市の後援のもと、伝統を受け継ぎ、沖縄市の園田青年会(そんだせいねんかい)の皆さんにも作品に登場して頂き、本場の迫力あるエイサーの登場が見どころのひとつです。エイサーの魅力を多くの人に伝え沖縄市と横浜市鶴見区の両地域の魅力を発信していく映画となっています。
『絆のものがたり 〜心と心を結ぶもの〜』
出演:松浦祐也、山口紗弥加、箭内夢菜、園田あいか、橋本マナミ、津田篤宏(ダイアン)、ユースケ(ダイアン)、工藤綾乃
監督:福田浩之(変わらない。変われない。それでも、)、磯部鉄平(宇宙にたった2人)、犬童一利(この町の)、濵田未乘(遅い花)、曽根 剛(リフレインの鼓動)
日本で起きた大災害“東日本大震災”から10年の節目を迎え今年で12年。
クオン株式会社が運営しているオンラインコミュニティ「“絆”のコミュニティ」に生活者から寄せられた1万4千件以上のさまざまな“絆”にまつわるエピソードより、多くの参加者に共感されたエピソードを抽出して脚本化。
東北6県を舞台に、地域発信型映画のスタンスにて、“絆”をテーマにした5つのショートムービーを製作。
5つのショートムービーを繋ぎ、1本の作品として完成したのが、映画「絆のものがたり〜心と心を結ぶもの〜」です。
●シアタードーナツ連携企画
沖縄市(コザ)のシアタードーナツでは、連携企画としてコザが舞台となった映画の上映とシアタードーナツ代表の宮島氏とゲストによるトークが楽しめます。
『コザママ♪ 歌って!コザのママさん!!』
出演:上門みき、 j i m a m a 、畠山尚子、新垣美竹、ジョニー宜野湾、仲座健太、ユッキー、Kジャージ
監督:中川陽介
コザ銀天街の町おこし企画の音楽コンテストに出場することになった「銀天ママさんズ」。
バンドメンバーは、仕事に子育てにと忙しいアラフォー女性4人。
かつては人気ガールズバンドだった4人は、一度は諦めた夢を叶えるため猛練習を開始。
果たしてその努力は実を結ぶのか?
そして、メンバーそれぞれの家族や生活はどうなるのか?
コザ銀天街を舞台に笑って泣ける、新しい音楽映画がここに誕生します!
『ロクな人生』
出演:橋本真実、伊舎堂さくら、照屋まさお、マスミ・ロドリゲス、大嶺 淳、ニッキ―、伊保クリス(ありんくりん)、ゴリ(ガレッジセール)
監督:ゴリ(ガレッジセール)
東京の出版社に勤める新人ライターの上野は旅雑誌の沖縄特集を任せられた。
嫌味な上司に企画をダメだしされ、異動の宣告を受け、最後のチャンスとして沖縄に1日だけの取材に。
あてもなく、さらにカバンを無くし一文無しになる上野だが、通りかかったタクシーに乗せられ、コザの町へ。
町の人々に翻弄される上野。
無事に取材はできるのか?たった1日の旅で人生は変わるのか?
沖縄市の魅力と人情をちりばめた、コメディー作品。
●特別上映
ジャンルにとらわれない映像コンテンツを、より深く楽しめる企画を行います。
古くて新しい活弁上映、プロデューサー立川直樹氏のセレクト&解説付き上映など、新しい映画の楽しみ方を提案します。
『つ。(英語字幕版)』
出演:山下万希、西谷星七、石橋征太郎、山田結月
監督:Ü Inose
「負けていい」「逃げていい」
負けて、逃げて、傷ついて、空っぽになっていく。
発展しない恋愛関係、拗れた友人関係、伸びない成績、難関の大学入試試験、父からの期待、そして出来の良すぎる弟である準と比較され続けることの葛藤が、卒業を迎える祐樹を焦らせる。そうして迎えた大学入学共通テストでカンニングがバレた祐樹は、一切合切を捨て、深い森へと逃げ込む。誰もいないはずの森。
そこで祐樹は、自給自足のシンプルライフを送る独立コミュニティ「ピダハン」の民と出会う。「つ」。は佐賀弁でいう「かさぶた」だ。かさぶたが新しい細胞を育むように、祐樹もまた生まれ変わっていく。
『ザ・ローリング・ストーンズ ロックン・ロール・サーカス』
出演:ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ダーティ・マック、ザ・フー、ジェスロ・タル、タジ・マハール、マリアンヌ・フェイスフル、オノ・ヨーコ、イヴリー・ギトリス
監督:マイケル・リンゼイ=ホッグ
「ロックン・ロールとサーカスの融合」を目指してローリング・ストーンズが企画・製作し彼らがホスト役も務めたライヴイベント。その撮影は、スウィンギング・ロンドンの真っただ中1968年12月の2日間で行われた。ストーンズは最高傑作アルバム『ベガーズ・バンケット』を出したばかりで、その中の代表作〈悪魔を憐れむ歌〉を歌うジャガーのパフォーマンスはバンド史上でも傑出している。ジョン・レノンがエリック・クラプトン、キース・リチャーズらと組んだ、この時だけのためのバンド「ザ・ダーティ・マック」は、ジョンがビートルズ以外のメンバーと組んで初めて行ったライヴ。ジョンとオノ・ヨーコのセッションも公の場では初。また、ストーンズのリーダーだったブライアン・ジョーンズはこの撮影の半年後に27歳で亡くなり、これがストーンズとしての最後のパフォーマンスとなった。しかしロックン・ロール高揚の頂点を記録したこのフィルムは諸事情により、1996年までの28年間放置されたまま幻と化していた。今回上映するのは、2019年4Kでレストアされた最新版。
『脱・東京芸人 都会を捨てて見えてきたもの』
出演:本坊元児、ケンドーコバヤシ、福田充徳(チュートリアル)、水口靖一郎(ソラシド)、向 清太朗(天津)、ガリガリガリクソン
監督:安達澄子
「山形県住みます芸人」として活躍しているソラシド本坊元児の著書『脱・東京芸人』の映画化が決まりました!
東京で売れなかった芸人が、山形県西川町に移住し、お笑いと農業に向き合いながら日々の幸せを見つけていくリアルな姿は、東京で生きづらさを感じる人、これからの生き方について考えたい人に、何かのヒントをお届けできると思います。
自身のYouTube映像、BSよしもと「チーキーズ a GO GO!」で密着した映像、その他リアルな私生活まで映し出した渾身のドキュメンタリー映画です。
『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!(活弁公演版)』
出演:辻 凪子、騎馬穂乃佳、長野こうへい、黒住尚生、塚地武雅、いいむろなおき、眉村ちあき、間 寛平
監督:辻 凪子
毎日アルバイトに明け暮れるジャム。彼女の夢は世界一のコメディエンヌになること。
そんなある日、ジャムは千年に一度の大嵐に襲われ、ピザの惑星に飛ばされてしまった。そして、そこで出会った王様にジャムは全銀河系の運命が託されることになるのだが……。
『ささくれ』
出演:里内伽奈、板尾創路、秋本奈緒美、星 ようこ
監督:大金康平
職場恋愛の末に入籍を目前に控えるも、急な婚約破棄を受けて実家に出戻った瑞季(里内伽奈)。元婚約者との気まずさから仕事は退職、同居する母・真帆(秋本奈緒美)の冷ややかな視線もよそに、憂鬱で自堕落な生活を送っていた。
ある日唐突に届く一通の封筒。それは、かつて瑞季と真帆を残して去った父・晃一(板尾創路)からの結婚祝いだった。
煮え切らない感情が募るなか、無用の祝儀を突き返すべく、瑞季は父の暮らす町を訪れた。両親の離別。そして自身にも訪れた、結婚 ”できなかった” 生活。新たな一歩を踏み出すために、彼女が起こした行動とは……。
●クリエイターズ・ファクトリー特集上映
「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」で開催されていた若手のクリエイター発掘コンペティション「クリエイターズ・ファクトリー」に、これまでに参加、受賞された監督の新作を紹介します。
『ユーフラジー=モンタージュ』
出演:本間実里、小室 蓮、沖田美月、TASEI、横田裕久、 へいとー、井本隆太、大野裕貴
監督:大河 聡
……あるところに、古い機械の人形がいました。アリカというその人形は、ある日、ひとりの少女と出逢います。アリカは言いました。「君は だれ?」少女は答えます。「あたしはコゼット。あたし、あの塔に行きたいの……」アリカとコゼットは、遠くにそびえる高い塔を目指して、旅をしました。
しかし、塔の頂上で、悲しみの王女は呟きます。
「世界は二人を許さない。終わりと始まりが、二人を分つだろう」
これは君の知らない遠いどこかの、ずっと昔の物語……。
大阪芸術大学映像学科の卒業制作として制作された、35分のアニメーション映画。
『替え玉の男と女』
出演:津山愛理、手島 曜、杉山英美、林 純一郎、森武マイ、高橋真矢香、高橋忠雅、野良杉太
監督:青木伸和
福岡市在住のタレント、山口彩(27)は、仕事で釣り船から転倒し、折れた腰骨のリハビリ中である。
現状を良かれと、友人であり、自身の住むマンションの管理人である、田所勇(46)と毎日釣りをして、ラーメンを食べて酒を飲んで帰る自堕落な生活をしている。田所も家賃収入で生活が何とかなるため、家でダラダラするか、屋上で本を読んでいる生活をしている。すると妻の良子(47)が家を出ていき、黙ってへそくりでスナックを開業していた。彩、田所の二人は行き場のない「暇人」になってしまった。
ある日、彩のもとにマネージャーの田中文男(30)がやってきて、舞台の仕事の依頼をしてくる。
腰のリハビリを理由にあしらう彩だが、実際は断る理由があることに内心ほっとしていた。
開催概要
島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭
(英語表記 15th OKINAWA INTERNATIONAL MOVIE FESTIVAL)
開催期間:4月15日(土)~16(日)
<開催場所>
那覇市:国際通り/桜坂劇場/タイムスビル1階エントランス/テンブスホール/パレットくもじ交通広場/琉球新報ホール
北中城村:イオンモール沖縄ライカム
沖縄市:ミュージックタウン音市場/シアタードーナツ ほか
主催:沖縄国際映画祭実行委員会
運営:株式会社よしもとラフ&ピース
実施コンテンツ:レッドカーペット、映画作品上映、ステージイベント(お笑い, 音楽, ダンス等)、ソーシャルビジネスビジネスコンテスト、アート展示、ほか
公式ホームページはこちら