香川県で『よしもと美術館 in サンポート高松』開催! アート芸人のたいぞうもトークショーに出演!

吉本に所属する芸人やアーティストが手掛けた作品を展示する「よしもと美術館 in サンポート高松」(以下略:よしもと美術館)が3月18日(土)から、香川県高松市のサンポートホール高松で始まりました。21日(火)にはアーティストとしても活動する香川県出身のたいぞうによるトークショーが開かれ、来場者に絵をプレゼントするなどして楽しませました。

出典: FANY マガジン
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よしもと美術館には村上ショージ、南海キャンディーズのしずちゃん、ニューヨークの屋敷裕政など31組32人が出展。計166点の作品が展示されています。絵画が中心ですが手書きの絵が施されたスニーカーや帽子、段ボールとマジックテープで作られたランドセルなど立体的な作品もあり、訪れた多くの家族連れなどが楽しんでいます。

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コロナ禍で仕事が減った芸人やアーティストたちが家で過ごす時間が増えたときに制作した作品も多くあり、桂文枝の作品もコロナ禍に描きあげられたもので、暗くなった世の中や落ち込んでいる人たちの気持ちを明るくできるようにとの思いが込められているそうです。

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展示されている作品の一部は販売もされています。数年前からなんばのLaugh & Peace Art Garellyでも作品の販売が始まっており、購入してくれるファンの存在は芸人・タレントらの創作意欲の高まりにも一役買っているといいます。担当者は「日本にはアート作品を購入する文化が浸透しているとは言いにくいが、芸人など身近な人の作品のおかげで親しみやすくなってくれればいい」と期待しています。

出典: FANY マガジン
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スペシャルトークショーも開催

祝日の21日(火)は、よしもと美術館の会場横で「たいぞうSPトークショー」も開かれました。トークショーにはたいぞうと同じく香川県出身の大木亀丸もMCとして登壇。おかっぱ頭の2人が並ぶやいなや、たいぞうは「出身地も髪型も真似された」と笑いを誘いました。

出典: FANY マガジン
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今年で芸歴30周年を迎えるたいぞうはこれまでの活動を振り返り、「(島田)紳助さんの番組で絵を描くことになったことが印象的」と語りました。番組がきっかけとなり2年間で200枚の絵を描き上げ、その後開いた展示会でその200枚が見事に完売。このことでアーティストとして活動していくことに自信が芽生えたと語りました。

人を楽しませる絵を描きたい

芸人は人を笑わせることが仕事ということから、アーティストとしても人を楽しませる絵を描くことが好きだといいます。心がけていることは「誰かのハートが欠けて(心に穴が開いて)いたらそこを埋められるような絵を描くこと」と話しました。

来場者から地元・香川での思い出を問われると高校時代のエピソードを振り返りました。「NSCに入るための条件で、父に『誰にも負けないことをしなさい』と言われた。なので家から高校まで往復40キロを毎日自転車で通いました、雨の日も風の日も。根性ありましたね」と意外な一面を披露。芸人や絵を描くことを継続してきたことにも触れ、「下手でも続けることが大事」と語りました。

その場で絵を描きあげる即興芸も披露

出典: FANY マガジン
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トークショーではたいぞうが来場者から出されたお題に沿って絵を描く即興芸も披露。大木亀丸から「そんなことできるんですか?」と聞かれると、たいぞうは「人に見られながら書くのが好きなんですよ」と答えスケッチブックとペンを手にどんどんと描き進めます。

出されたお題は「幸せ」。たいぞうは来場者に「幸せを感じるのはいつ?」「なんで幸せになりたい?」とインタビューをしながら話に沿った絵を描いていきました。幸せは身近なところにある、という来場者の言葉も借りつつ書き上げ、完成した絵を来場者に手渡すと大きな拍手が起こりました。

出典: FANY マガジン
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「今が一番大切」

トークショーを終えたたいぞうは「お客さんと会話しながらできたのはよかった。楽しかったです」と満足げに語りました。

TVでの芸よりもお客さんの反応を見られる舞台芸が好きだというたいぞう。実際に会話などでファンの方とつながりながら活動することで、作品そのものだけでなく、人柄も含めて多くの人から愛されることが目標の一つだといいます。

今後については「今のベストを常に出していきたい。過去の自分とか未来の自分よりも、今が一番大切。今日は今日しかないから」と自分らしくこれからも活動を続けていくと思いを語りました。

「丸亀うちわ」のワークショップも

出典: FANY マガジン
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また会場では香川県丸亀市の名産品である「丸亀うちわ」作りを体験できるワークショップも開かれ、香川県丸亀市で住みます芸人として活動する大木亀丸が子供たちにうちわの作り方を教えました。用意された骨組みにのりを使って和紙を貼り付け、うちわの形に整える工程を体験。大木亀丸もうちわ作りはこれまでにも経験していて作業も手慣れたものでしたが、大木亀丸のサポートとして参加していた伝統工芸士が見せるスムーズな動きにはかないません。参加者から「すごい」などの声が上がると「一応大木亀丸のワークショップです!」と冗談を言い、場を和ませました。

家族連れの子供ら10組が参加し最後は完成したうちわを手に記念撮影。大木亀丸はワークショップを振り返り「子供たちが本当に楽しいと言ってくれてよかった。うちわ=丸亀というイメージがもっと広がるように、またこういう活動を続けていけたらうれしい」と話しました。

「よしもと美術館inサンポート高松」は3月26日(日)まで開かれています。

出典: FANY マガジン
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開催概要

令和4年度サンポートホール高松主催事業 よしもと美術館 in サンポート高松

出典: FANY マガジン
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開催日程:3月18日(土)~3月26日(日)
開催時間:10:00~19:00(最終日のみ15:00まで)
開催場所:サンポートホール高松 1F市民ギャラリー・コミュニケーションプラザ
入場料:おとな500円/小学生以下無料 
※前売りはありません。当日入口にてお支払いいただきます。

サンポートホール高松ホームページはこちら

【出品者】
秋山賢太(アキナ)、岩橋良昌(プラス・マイナス)、岩部彰(ミサイルマン)、宇治茶、鰻和弘(銀シャリ)、HG(レイザーラモン)、桂文枝、キシモトマイ、恋さん(シャンプーハット)、東風孝広、小寺真理(吉本新喜劇)、小林圭輔(金属バット)、酒井藍(吉本新喜劇)、佐久間一行、しずちゃん(南海キャンディーズ)、ジミー大西、ずが☆こうさく、たいぞう、Dr.ハインリッヒ、中谷(マユリカ)、中野周平(蛙亭)、西森洋一(モンスターエンジン)、ネゴシックス、ひとみ、松浦景子(吉本新喜劇)、村上ショージ、もう中学生、屋敷裕政(ニューヨーク)、吉田ヒロ(吉本新喜劇)、リリー(見取り図)、ワダちゃん(女と男)