新世界“111周年記念”で初代通天閣の巨大グラフィックウォール誕生! すっちーらが“乳首ドリル”で祝福

大阪のシンボルといえば、大阪市浪速区にある新世界の「通天閣」。その誕生から111周年を記念して「初代通天閣」の巨大グラフィックウォールが登場し、9月1日(金)にお披露目式が行われました。幅10メートル、高さ6メートルのグラフィックウォールは、土産物店「ココモよってぇ屋 新世界店」の南側壁面に設置。そのお披露目に、吉本新喜劇から座長のすっちー、清水けんじ、千葉公平、鮫島幸恵がお祝いに駆けつけました。

出典: FANY マガジン
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新旧2つの通天閣の“映えスポット”も

新世界の始まりは、1903年に開催された「第5回内国勧業博覧会」の跡地に誕生した「新世界ルナパーク」。その中心にそびえ立つ「初代通天閣」は、パリの凱旋門とエッフェル塔を合体させた斬新なデザインで多くの人々に愛されましたが、1943年に火災により焼失。現在の通天閣は、1956年に再建された2代目です。

お披露目式では、MCを務めた浪速区住みます芸人のチャイルドプリンス(北山水泳、ラストオーダー織田)が、「初代通天閣」は現在より約30メートル南に位置していたこと、高さ75メートルという東洋一の高さを誇る鉄塔だったことなど、歴史を振り返りながら解説しました。

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「ココモよってぇ屋」の南側道路から見ると、グラフィックウォールに描かれた「初代通天閣」越しに、現在の通天閣を見上げるアングルとなり、新旧2つの通天閣が写真に収められる新たな“映えフォト”スポットとして話題を呼びそうです。

新世界でもお約束のズッコケ!

まずは鮫島とともに登壇したすっちーが、おなじみの“アメまき”で景気づけ。グラフィックアートが設置される「ココモよってぇ屋 新世界店」(2014年オープン)は、かつてオープニングセレモニーに出席して、路上で吉田裕と“乳首ドリル”を繰り広げた縁もあり、思い入れはひとしおの様子です。

鮫島にも「通天閣はどういう存在?」と質問を投げかけますが、ここで突然、不穏なBGMに乗って清水と千葉が乱入! 「なんでオレらが呼ばれてへんねん!」とゴネはじめました。

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清水は、先日発表された「吉本新喜劇座員総選挙」で14位だった鮫島が、自分を差し置いて式典に呼ばれたことが許せないようで、「オレ、9位やで!」とチクリ。ところが千葉からは「オレは2位だよ。9位と一緒にすんじゃねえよ」、すっちーからは「去年も今年も3位だったのでトータルのポイントでいうと私が1位」と主張され、逆にやり込められてしまいます。

その後も千葉のドスを使ったボケや、すっちー&清水による“乳首ドリル”など爆笑ネタの連続。また、お隣の西成区に住んでいるという千葉が、通天閣周辺が通勤路であることを明かすなど、トークでも盛り上げました。

通天閣は9月22日に1年ぶり再点灯

式典には、浪速区の幡多伸子区長、新世界111thフェス実行委員会委員長の西上雅章・通天閣観光会長、大成土地の吉本公一社長、吉本興業ホールディングスの泉正隆副社長らも出席。

幡多区長は、個人がネットでさまざまな情報を発信する時代だけに、「国内外からやって来た人たちがグラフィックウォールの写真を発信することで、さらなる集客、活力がもたらされていくことを期待している」と挨拶。

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西上委員長は「今年は新世界ができて111年になる。2025年の大阪・関西万博成功に向けて盛り上げていくためにも、いろいろな催しを披露していく」と話し、「その幕開けがグラフィックウォール。(全面リニューアル中の)通天閣も今月22日に(約1年ぶりに)再点灯し、新しいネオンの意匠でさらに魅力ある姿になる」と力を込めます。

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「新世界を、なんとかもう一度、むかしのように“楽しいうれしい街”に」と目標を掲げるのは吉本社長。今回のグラフィックウォールは、「初代通天閣」を建設した大林組の大阪本社から提供してもらった完成当時の貴重な写真をもとにしているそうです。

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泉副社長は、吉本興業が新世界と同じ111周年であることに触れつつ、「1938年に創業者・吉本せいが(初代通天閣を)購入してから火災で焼失するまで所有しており、戦後も長らく新世界で劇場を運営してきた。今後も新世界、通天閣のさらなる発展のために協力していきたい」とメッセージを送りました。

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