お笑いコンビ・すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)が、初の著書となる『すゑひろがりずのをかしな和風会話』(ヨシモトブックス)の発売を記念して、9月17日(金)に都内でオンライントークイベントを開催しました。コンビ結成10周年の節目の年に自身の書籍を発売できたことを喜びながら、今後の“驚きの目標”も飛び出す会見となりました。
今回のこのイベントの模様を私、おふたりの後輩、ビスケッティ・岩橋淳が芸人ライターとしてお伝えさせていただきます!
東大を目指す古文の「参考書」!?
MCのキクチウソツカナイ。の進行のもと、すゑひろがりずのおふたりは黄緑の揃いの袴を身につけ、鼓の音とともに賑やかにスタート。
著書は、現代のさまざまなシチュエーションで使われる日常会話を“古文風”に変換して、イラストと例文とともに紹介した会話読本。売れ行き好調で、なんとイベント特典の「サイン入り栞付き本」は即日完売! 本人たちも驚きの表情を見せていました。
この本はどういった本なのか――という質問に「参考書です」と即答。三島曰く、「東大を目指す高校1年生まではこれでいけると監修の東大マンさんが言っていたので」とのこと。
南條は「自分たちもとても勉強になりました。イラストも可愛いし、お笑い要素も入っているので見てるだけで楽しい。この本を古典の入り口にしてもらえれば」と、実際に楽しく勉強ができる1冊になっていることをアピールしていました。
DVDにデジタルシングルに書籍に…
近年、目まぐるしい活躍を見せるすゑひろがりず。8月には大阪・なんばグランド花月(NGK)の単独ライブを収録したDVDや、デビューデジタルシングル『雅-MIYABI-』も発売されました。
南條が「DVDを出して、シングルも出して、本も出して……次はヌード写真集しかないですね」と言うと、オンライン視聴者からも「ほしい!」「絶対買います!」とコメントが多数寄せられ、それを受けておふたりも意欲的な表情を見せていました。
最後におふたりは「この本を勉強や知識を増やすために使ってください。そして合格したら、この本をぜひ拡散してください。落ちても保証はしません」と締めくくり、終始にこやかなイベントとなりました。
苦節10年「手探りで突き詰めていった」
今年でコンビ結成10周年となるすゑひろがりず。イベント後の囲み取材では、近年の活躍や、お子さまの出産など目まぐるしく変化していった年月を振り返っていただきました。
「ここ2年ぐらいで大きく変わりました。それまでの8年間は耐える8年でしたね。でも、気づいたらいろんな話もいただけるようになり、協力してくれる方も増えて本当にありがたいです」
下積み時代の苦労とまわりの人たちへの感謝をこう語った南條。三島も「手探りで突き詰めていった感じですね。こんなふうになるとは思ってもいなかったし、狙ってやっていたわけではない」と、自分たちで芸を突き詰めていった結果、今があると振り返っていました。
僕もライブやイベントですゑひろがりずさんとご一緒することが多かったのですが、いつも優しく接してくれます。その人柄がいまの活躍につながっているのだな、と僕は心から思っています。
「本屋に自分たちの書籍が並ぶのは、人生でもうないと思っているので光栄です。今後、万葉集のように歴史文献として発見されたら嬉しい」と最後まですゑひろがりずらしい、“をかし”な会見となりました。
今回のオンライントークイベントの模様は、YouTube『シブツタchannel』で9月23日(木)までアーカイブとして公開予定。ぜひご覧ください。
『シブツタchannel』はこちらから。