お笑いコンビ・品川庄司の品川祐が「品川ヒロシ」として監督・脚本を務めた映画『OUT』が11月17日(金)に公開されます。その公開直前イベントが11月9日(木)に東京・赤城神社で行われ、品川のほか、主演を務める倉悠貴やヒロイン役の与田祐希(乃木坂46)、大悟(千鳥)が出席。自分たちの“尖っていた”ころの写真で盛り上がったり、“願掛け綱引き”で対決したりしてヒットを祈願しました。
撮影現場の大悟に“売れた人間の余裕”!?
この作品は、累計発行部数650万部を突破した最強で最凶のヤンキー漫画『OUT』(原作・井口達也、漫画・みずたにまこと)を、『ドロップ』(2009年)、『漫才ギャング』(2011年)などを手がけた品川の監督・脚本で実写映画化したもの。自身の青春時代を綴った小説を映画化した『ドロップ』に登場した品川の中学時代からの親友・井口達也の、その後の破天荒な人生を新たな仲間たちとの絆を通して描く実録青春ムービーです。
倉は、“狛江の狂犬”と恐れられた少年院から出所したばかりの主人公・達也役。その達也が親交を深める暴走族「斬人(キリヒト)」の5代目総長の妹・千紘を与田が演じます。大悟は、少年院の教官役として出演。
イベント冒頭で倉が「無事に公開が迎えられそうで嬉しい」と笑顔を見せると、大悟は「神社でウソつくのも嫌なので正直に言いますけど、僕、30秒ぐらいしか出ていないです」と一言。品川は「大悟の代表作『レイク』(のCM)を見まして、彼ならできると思ってお願いしました」とイジって笑わせます。
品川作品には『漫才ギャング』、『Zアイランド』(2015年)にも出演した大悟ですが、当時、千鳥はまだ現在のようなブレーク前で、品川いわく、いまとは雰囲気が違ったのだとか。品川が「今回、現場に入ってきたときの感じが、売れた人間の登場の仕方でした。前はギラギラして余裕がなかったけど、今回は余裕があった」と明かすと、大悟は「セリフ3つぐらいしかないんだから、そりゃ余裕でしょう」と苦笑しました。
10代の品川は“証券マンの詐欺師”?
イベントでは、主人公・達也のように“尖っていた”時代の写真を公開するコーナーも。倉がアフロのようなパーマをかけたばかりの写真、与田はやんちゃ娘だったという10歳ごろの写真を見せると、若いころから垢抜けた雰囲気の彼らに品川と大悟は感心します。
一方、品川は高校を中退して調理場で働いていた17歳ころの写真を披露。スーツを着た10代とは思えない怪しげな写真に、与田は「いまのほうが、ちょっとだけ若く見えます」と思わず本音をポロリ。大悟も「証券マンの詐欺師やん」とツッコみます。
そんな大悟が披露した10代のころの写真も、黄色いサングラスをかけた“キナ臭い”もので、一同は大爆笑。「マジメな学生時代で、大学を受けようとしてたころです」と言う大悟に、品川は「受けようとしてないだろ! 変なウソつくなよ」と呆れていました。
さらに、ここで映画の大ヒットを祈願して“願掛け綱引”きを敢行。品川、倉、大悟の対戦相手として、コワモテのヤンキー軍団が大挙して登場します。品川が「『OUT』に出てるチョイ役の皆さんです」と紹介すると、ヤンキーたちは「言うな!」「こっちは9時半から来てるんだぞ!」と猛抗議。
その勢いのまま綱引きに挑みますが、見た目とは裏腹に品川チームの勝利! 品川たちは「勝ったから大ヒットです」と笑顔を見せました。
最後に倉が「間違いなく面白い作品です。自信を持ってこの作品を送り出せることに喜びを感じています」と力強く語ると、与田も「アクションもかっこいいし、友情や青春、キュンとするシーンもあります。ぜひ劇場で迫力を感じていただきたいです」とアピールします。
一方の大悟は「品川監督らしい面白さもあり、かっこいいアクションもあり、ぜったい楽しいと思う。焼肉を食べたくなるので、晩ゴハン前に行くのがおすすめ」と謎の太鼓判。品川は「ヤンキー映画というジャンルが好きじゃない人でも楽しめるようなお笑いもあるし、お腹も減るし、ケンカシーンは迫力満点です。ぜひ劇場で楽しんでいただければ」と自信たっぷり呼びかけて、イベントを締めくくりました。