所属事務所の垣根を越えた人気芸人たちが一堂に会する奇跡のコラボイベント、その名も『RGが90分あるあるを歌い続け、松村邦洋が倍返しを続け、ずんのやすが股間を握り続け、安田大サーカス団長がおしまいDEATHを言い続ける会』が、9月11日(金)に「よしもと祇園花月」(京都市東山区)で行われました。芸達者な彼らが繰り出す、人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系)の濃い登場人物たちの、濃いモノマネに、会場は熱気に包まれました。
タイトルのとおり、この日のイベントには吉本興業のレイザーラモンRGに加え、太田プロの松村邦洋、浅井企画のずん・やす、松竹芸能の安田大サーカス・団長が集結。
「来ないやつは詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ詫びろー! このメンバーが揃ったのに見に来ないお前の負けぇー! しかし豪華メンバーすぎてチケット代ちょっと高くなってしまったことは……まことに……あい……すいません……でした……」
と、イベント前にレイザーラモンRGが出した半沢風コメントが示すように、始まる前からすでに“異様なテンション”です。
いきなりあの土下座シーンが!
イベントの冒頭、ソファとテーブル、そしてカラオケ機材がセッティングされたステージにRGが登場します。
「あるある中央銀行の役員会議を始めたいと思います!」
言うまでもなく、設定はドラマ『半沢直樹』の世界。そして「あるあるのお題がほしい役員の方は挙手をお願いします」と、会場からお題を募集してイベントがスタートしました。
最初のお題は「入院」。RGが“あるある”を歌いだそうとすると、そこに安田大サーカス・団長安田が姿を現します。ステージに立つと土下座しそうでしない“あのシーン”をいきなり再現。そう、香川照之演じる大和田暁元常務のモノマネです。たっぷり間をとってようやく土下座したかと思うと、今度は自動車CMのパロディが始まります。
ちなみに、RGが扮するのは、市川猿之助演じる伊佐山泰二営業部長。そのままRGが今回の一発目となる「入院あるある」を披露すると、会場から拍手が起こりました。
あの強烈キャラと名ゼリフも!
続いて「そのあるある、調べさせてもらうわよ!」と、ずん・やすもステージに。片岡愛之助が演じる金融庁の黒崎駿一捜査官です。
やすは、雪山のアクシデントで7カ月入院した経験から「入院費、意外と安い」と“実話”の入院あるあるを披露。実際の入院費を明かしながら、「こんなに元気になりました」と笑わせました。
さらに「やられたらやり返す。倍返しだ!」とおなじみのセリフが響くと、しっかりと表情を作り込んだ松村邦洋が登場です。ステージに上がるなり、1人で何役も始める松村。すっかり独壇場となりながら、「みんなでワイワイやれてうれしい!」と満面の笑顔です。
その後も「近藤真彦」や「総裁選」など多様なお題が選ばれますが、松村が次々にモノマネ&うんちくを連発。そこにRGとやすも参戦すると、団長から「誰でも(モノマネを)やるのやめてください!」とツッコミが入るひと幕も。
止まらないモノマネ&あるある!
ここから“定番モノマネ”に時間に。団長が森脇健児のモノマネ&裏話を披露して笑いを取ると、松村はビートたけし、やすは柔道の篠原信一を繰り出し、会場を沸かせます。もちろん、RGのあるあるも絶好調。さらに、客席にいた松竹芸能の代走みつくにが飛び入りで持ちネタ「箱根駅伝」を見せると、やすも鉄板ネタ「空手の師範代」を披露。これにはRGも大喜びで、追加リクエストをしていました。
ここで、あっという間に残り時間は15分。最後のお題は「松竹芸能」に決まり、井上陽水と安全地帯のデュエット曲「夏の終わりのハーモニー」を歌いながら“あるある”が披露されると、会場は爆笑に包まれました。
そして、今後のドラマの展開を予想しつつ、各自が告知を行うと、ラストは団長の「お・し・ま・いDEATH!」でシメ。最後の最後まで「半沢」な夜となりました。