「あのころと変わらず、やっぱり面白い」“脱・東京芸人”ソラシド本坊が思わず涙したケンコバの熱い“映画評”

山形県住みます芸人として、現地で農業に挑戦するソラシド・本坊元児のドキュメンタリー映画『脱・東京芸人』の全国上映が、12月23日(土)から各地の劇場で始まりました。公開初日に東京・新宿のK’s cinemaで行われた舞台挨拶では、主演の本坊と安達澄子監督、そして大阪時代から親交のあるケンドーコバヤシがスペシャルゲストとして登壇。山形での本坊の奮闘をとらえた映画の話で盛り上がる一方、コバヤシの温かい激励に本坊が涙ぐむ場面もありました。

出典: FANY マガジン
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本坊がつくった大根の漬物など「マルシェ」で販売!

『脱・東京芸人』は、大阪・東京で芸人として売れるきっかけをつかめなかった本坊が、住みます芸人として山形県西川町に移住し、お笑いと農業に向き合いながら日々の幸せを見つけていくドキュメンタリー映画です。

もともとソラシドのマネージャーを務めていた吉本興業エリア社員の安達監督が、YouTube映像やBSよしもと「チーキーズa GoGo!」で密着した映像のほか、リアルな私生活などをカメラに収め、1本の作品に仕上げました。2023年4月に開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」でプレミア上映され、高い評価を得ました。

公開初日、K’s cinemaのロビーでは「プチマルシェ」も開催されました。本坊が山形県の漬物製造会社「月山漬物」とコラボしてつくった「本坊ファームのだいご(大根)漬シリーズセット」が販売されたほか、山梨住みます芸人のいしいそうたろうプロデュースのバウムクーヘン、同じく山梨住みます芸人のティカトウがつくった「とうがらし、かぼちゃ10セット」など“仲間”たちが手掛けた地場産品が並び、大盛況となりました。

出典: FANY マガジン
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ケンコバも絶賛のドキュメンタリーとは!?

映画では、家賃月100円の古民家に暮らしながら、大根やにんにく、ホウレンソウなどを栽培する本坊の農業への取り組みが、スクリーンに映し出されます。

たびたびミスして野菜や天候に毒づく本坊の人間臭さに、満員の観客は大笑い。一方で地元の人たちとの交流や、農業の成功を通じて本坊の表情が柔らいでいく過程では、客席も温かい雰囲気に包まれました。

上映後の舞台あいさつでは、この日、初めて映画を観たケンコバが「面白かった。何を観てるんやろうと思ったんやけど。(種を)蒔いては悩み、葛藤して実り、を何回観せられんねん」とツッコみながら、熱く語ります。

「農業ってそういうことなんやね。終わりがない。ひとつの戦いが終わったときには、すでに次の章が始まっている」

出典: FANY マガジン
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「なにやってもいいのが芸人。面白いと思う」

資金不足から農薬も買えない本坊は、無農薬での栽培に挑戦しています。ケンコバからは「あれは“こだわりオーガニック”じゃないやろ。カネがもったいないからの、“結果ころがりオーガニック”やん」と辛口指摘も。

すると本坊は、「来年はきちんと“こだわりオーガニック”をする!」と宣言。糸状菌というカビを使って土壌の栄養を野菜に吸収させる試みについて明かし、ケンコバは「それはすごいわ」と素直に驚いていました。

最後に、ケンコバから本坊へこんなメッセージが送られました。

「芸人なんてルールはないんやから。なにやってもいいのが芸人やと俺は思ってる。俺は本坊、面白いなと思うし、いまだにあのころと変わらず、やっぱり面白いことをやっているなと思いますよ」

出典: FANY マガジン
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大阪の若手時代から慕う先輩の突然の誉め言葉に、本坊もふいをつかれた様子。目を潤ませながら、「山形に行って(ほかの芸人と)全然ちゃうことをしている不安もあったので、めちゃくちゃ嬉しいです」と感謝を伝えます。

さらにケンコバから「まあ、タフに生きてください」と激励を受け、深くうなずいていました。

映画概要

映画「脱・東京芸人」
出演:本坊 元児(ソラシド)
宮川 大輔 ケンドーコバヤシ 福田 充徳(チュートリアル)
水口 靖一郎(ソラシド) 向 清太朗(天津) ガリガリガリクソン いなのこうすけ(ぺんぎんナッツ) 中村 陽介(ぺんぎんナッツ) 半澤 弘貴(バクコメ) 秀作(バクコメ) お野菜太郎
おかずクラブ なんだっけいいじま 
題字:川島 明(麒麟)
エンディング曲:「コロナやっつけ節」 作詞:本坊 元児 作曲:ヘンリー・クレイ・ワーク 演奏と歌:本坊 元児・あべあいこ
プロデューサー:坂本 直彦 
エグゼクティブ・プロデューサー:泉 正隆
製作・制作・配給:吉本興業株式会社
監督・撮影・編集・ナレーション:安達澄子
2023 / 日本 / カラー / 105分 
©2023「脱・東京芸人」製作委員会

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