ロンブー淳率いるjealkb活動休止! 武道館ライブの夢に向けて生活雑貨店「寿或屋」を開業

ロンドンブーツ1号2号の田村淳がボーカルhaderuとして率いるビジュアル系バンド『jealkb（ジュアルケービ―）』が、10月20日（火）に自身のオフィシャルYouTubeチャンネルのライブ配信で活動休止を発表しました。同時に、活動休止期間中は生活雑貨店を開業するという仰天プランも明らかに。コロナ禍のなか、ビジュアル系バンドとしてまったく異次元の取り組みにチャレンジすることになりました。

いまやらないといけないことがある！

ライブ配信の冒頭、神妙な面持ちで登場するメンバー。

今回の配信は「大切な報告」があると銘打たれていたため、チャット欄も「何の発表だろう」「ドキドキしてきた」「緊張感が半端ない」とファンの不安なコメントが飛び交う中、haderu（田村淳）が活動休止を宣言しました。

「これ以上ライブを延期するのは、ジュアラー（ファンたちの呼称）にとっても大きな負担になる。残念ながらいま、このコロナの状況の中でjealkbという規模のバンドは活動をしていけないと判断しました」

2005年の結成から今年で15周年。その記念すべき年に予定されていた全国ツアーで、現在決まっている日程（全7カ所）はすべて無期限延期とし、払い戻し対応をするとのこと。この発表に、コメント欄は悲しみの声で埋め尽くされました。

ただ、ライブ活動を休止するとはいえ、バンドメンバーとファン全員の夢である武道館でのライブは「まったく諦めていない」というhaderu。活動休止期間中は、コロナ禍が明けるまで、まったく別のプロジェクトを始動させることにしたと言います。

そのプロジェクトとは、なんと生活雑貨店『寿或屋（じゅあるや）』の開業。そして、メンバーたちがその店員になることが発表されました。

ファンたちにとっても思いがけない展開に、コメント欄は「？」マークでいっぱいに。とはいえ、メンバーたちは真剣に考えた結果、この決断に至ったと言います。

メンバーのhidekiはファンに向けて、こう語りかけます。

「いまのまま何もしないで、ライブを延期していくことが武道館にいちばん遠い。それよりも、生活雑貨屋に切り替えてお金を稼ぐことで、ファンを無料で武道館に招待したい」

ライブ活動より、いまやらないといけないことがある――。そうした熱いメッセージを受け取り、ファンたちも「買いたい♡」「しんみりしていたのに爆笑してしまった」などと徐々に応援ムードに。

和風テイストのTシャツ、前掛け、エコバッグ…

続いて、寿或屋のコンセプト動画や、実際の商品ラインナップが発表されました。寿或屋では、「コロナ禍でもステーホームをより充実させること」をテーマに、メンバー5人が考えた食品、調味料、ホームウェアなどのステイホームアイテムを、それぞれに付く「テーマソング」とともに提供するといいます。

お披露目されたTシャツや前掛け、エコバッグや箸、マグネットなどの商品ラインナップは、ビジュアル系のイメージとは程遠い“純和風”テイスト。寿或屋の「寿」のマークには贈答品にも使ってもらいたいという狙いがあるそうです。

また、今後販売予定のランチョンマットは、hidekiが一つひとつ手縫いで制作中とのこと。ファンに思いを込めた商品を届けたいという一品は、制作に時間がかかるため、「3カ月半待ち」の可能性もあるということでした。

しんみりムードから一転、和やかな雰囲気で商品を紹介していくjealkbのメンバーたち。活動休止とはなるものの、jealkbとの接点がなくなるわけではないことが分かり、ジュアラーたちも安堵した模様。コメント欄は好意的な反応が多く、haderuをはじめとしたメンバーたちは「ジュアラーはやっぱりついてきてくれる」と嬉しそうでした。