ななまがり・カゲヤマ・いぬと大爆笑! KOCファイナリスト3組による「コント普及委員会」【ぬまんづの沼津からの手紙 vol.11】

ぬまんづの沼津からの手紙~こちらは楽しくやってます~

静岡県の沼津駅の南口からから徒歩1分。
目の前に見えるラクーンビル4Fにある「沼津ラクーンよしもと劇場」の
日常や舞台裏を静岡県住みます芸人のぬまんづがお届けします!

静岡県の沼津駅の南口からから徒歩1分。
目の前に見えるラクーンビル4Fにある「沼津ラク...

春まだ浅きこのごろですが、お障りなくお過ごしでしょうか、ぬまんづです。

出典: FANY マガジン
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2月12日(祝・月)「コント普及委員会」というライブが行われました。

出演者は、ななまがり、カゲヤマ、いぬというキングオブコントファイナリストのコント師3組による豪華な公演!

「沼津からコントを普及させていく」ことを目標に始まったこのライブは企画・構成をカゲヤマの益田が担当。

オープニングに登場した益田は

「構成までやらせてもらうのは初めて、構成がおかしいという部分があれば全然ダメだししてください。ぜひ“公正”なジャッジを」という軽快なトークから場を和ませていく。

まずは3組のネタを1本づつ披露。

実力者3組のコントに会場は常に大爆笑。

この時点で大満足の公演だが、ここからはコーナーに移る。

ネタを終え全員集合したメンバーは、いぬ有馬のモノマネ「今でしょ(林修)」を披露したり和気藹々とした空気。

「益田の構成で大丈夫か?沼津には作家さんいないんか!」とツッコミ、会場はまたしても爆笑。

出典: FANY マガジン
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まずは「一番好きなコントを語ろう」のコーナー。

各自が自分のネタでも人のネタでもいいので一番好きなネタを語るというお笑い好きにはたまらない企画。

今後も舞台などでやることがあるかもなのでネタの内容は割愛するが、各自が選んだコントタイトルはこちら

いぬ・太田「胃カメラ(カゲヤマ)」

いぬ・有馬「ペットボトル(ジャルジャル)」

カゲヤマ・タバやん「puke(バナナマン)」

ななまがり・初瀬「ハワイ(さまぁ〜ず)」

ななまがり・森下「ボンババさん(アイロンヘッド)」

各自の好きなネタの好きなポイントを聞くと、どんどんコントを見たい欲が湧いてくる。

そしてコント師の皆さんはこういう部分を見ているんだという新たな視点も見えてくる、とても素敵な企画だった。

続いてのコーナーは「キングオブコントジェスチャー」。

キングオブコント決勝で披露されたネタを1人がジェスチャーのみで表現し、周りのメンバーが誰のなんというネタかを答えるという、これまた新しいジェスチャーゲーム。

「ダンソン」や「にゃんこスターのなわとび」などわかりやすい動きから、どこを表現したらいいのか難しいようなお題までが飛び交う。

なんとか時間内に全てのお題を答えたメンバーには、なんと益田から賞品が!

それは益田が考えてきた「コントのテーマ(題材)」だ。

漫才・コントともに毎日何組もの芸人が何個もネタのテーマを考える。

今、芸人には誰もやっていないテーマを探し続けているのだ、そんな中、益田が考えたコントのテーマをいただけるということでメンバーは大喜び、

テーマが書かれた大量の紙を抽選ボックスから引いていく。

出典: FANY マガジン
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しかし最初にななまがり初瀬がテーマを引くと書かれていたのは「冬」の1文字。

誰でも思いつくような大雑把すぎるテーマに、初瀬の大きな「なんじゃい!!!」の声が劇場全体に響き渡る。会場は割れんばかりの大爆笑に包まれた。

賞品のクオリティに不満を漏らしながらも最後のコーナーへ。

最後は「コントの歴史を学ぼう」というクイズコーナー。

コントの歴史をクイズ形式に学んでいき、正解者には先ほどのコントのテーマを1枚引けるというご褒美付き。

「第4回のキングオブコント優勝者は誰?」

「キングオブコントで唯一同点になり、多数決でファイナルステージへの進出が決まったのは誰と誰?」

など、結構マニアックでありながらも、考えたらわかりそうな絶妙な難易度のクイズが繰り広げられる。

白熱するクイズと、ツッコミどころ満載の賞品という、盛り上がりの連続に気づいたらあっという間に終演時間になっていた。

出典: FANY マガジン
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エンディングでは益田の大雑把すぎるコントテーマ「くじら」に対し、森下から「責任持ってこれでショートコントしよう」という提案が。益田は「わかりました」とこれを承諾。

「ショートコント・クジラ」の一言から始まった益田・太田・森下のユニットショートコントは見事に失敗し、森下の「芸人辞めるならー?」という掛け声に3人は声を揃えて「今でしょ!」で、さすがコント師、見事な伏線回収でフィニッシュ。

出典: FANY マガジン
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最後は益田の「コントを普及するつもりで始めたら最後は3人芸人を辞めることになってしまいました」のセリフで、爆笑のまま閉幕した。

沼津ではこの「コント普及委員会」をはじめ「沼ツーマン×2」という普段見れないような芸人の組み合わせが見られるツーマンライブや、「実録!マイルド軍団VSチャンス大城軍団」といった他では見られないような企画公演が今後も予定されている。

今後も沼津ラクーンよしもと劇場から目が離せない!

ぬまんづ・うえたけインタビュー ゲスト:守谷日和

続いてはインタビュアーぬまんづ・うえたけのコーナー!

今回のインタビューは東京進出から沼津での出番が多くなった「守谷日和」さんです!

出典: FANY マガジン
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うえたけ(以下・う):というわけで今回取材を受けてくださるのは守谷日和さんです!

守谷(以下・も):ありぃがつぉぉぉなぁぁ……

う:なんて言いました?笑

も:ありぃがつぉぉぉなぁぁ……

う:ありがとうな、って言ってるんですね笑

も:よろしくお願いします。

う:守谷さんは全国のいろんな劇場に出てると思うのですが、沼津の劇場の印象はどうですか?

も:2021年に東京に出てきて、そこから結構良いペース沼津の劇場に出させてもらってるんだけど、最初来た時は「ここ(沼津)は修行になるな」って思った。

う:修行ですか?

も:沼津に来た時にちょうど、コントだけじゃなく漫談を始めた時期だったから、自分のことを知ってるお客さんがあんまりいない状況で、どうしたらウケるかみたいな部分がとても勉強になったのを覚えてますね。

う:そうなんですね。

も:たまに「うわー、今日のネタの反応はめっちゃ厳しいなぁ」みたいな時もあったんで。

う:沼津の洗礼を喰らってるんですね笑

も:あと、さこリッチさんが先輩なのに異常に僕を尊敬してくれてて「俺はこれから守谷日和を目指すわ」みたいなことを言ってくださって、それ言われてから、なんか変なプレッシャーになっちゃって、ネタの時に毎回舞台袖に来るのでフォーム崩してます。

う:それはすいません笑 ちょっとやめてくださいって僕からも言っておきます。

出典: FANY マガジン
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う:最近月一くらいで沼津の劇場に出てますが、劇場周辺で行って良かったところとかあります?

も:あの一緒に行った花火大会(狩野川花火大会)は最高だった。ヘッドライトの和田さんとうえたけと3人で見に行って、ほんま真上に花火上がるから、花火のカスみたいなのが頭にパラパラ降ってきてな。

う:和田さんが「これ危ないやろ?大丈夫か?」って言ってましたもんね笑

も:関西のおじさんは心配が勝つから笑 でもあれは見れて良かったなって思いますね。あと、沼津のあわしまマリンパークには専門学校時代にイルカのトレーナー目指してた時に2週間とか研修に来てたから思い入れあったんやけどな。

う:この記事が上がる頃には閉園してしまってるかもですね(2月25日で閉園)

も:どうすんねん……イトウさんとか元気にしてんのかな……

う:ごめんなさい笑 誰ですか笑

も:あわしまマリンパークのイトウ部長。23年前に部長だったんで。今60超えてるんちゃうかな。笑

う:流石にもう部長じゃないんじゃないですか!?笑

出典: FANY マガジン
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う:よく出ていただいている太鼓判ライブはやってみてどうですか?

も:8本ネタするんで(1ライブ2本を4公演)もちろん公演ごとお客さんは変わるんですけど、やっぱり同じお客さんもいるので、7本目・8本目になってくると、少し無理するというか、ちょっと新しいこと試してやってみようか。みたいな気持ちになる。そういう気持ちにさせてくれる場っていうのはありがたいよね。まぁ、大体成功することはないんだけどね笑

う:そんなことないじゃないですか!笑

も:でもやっぱりR-1の前とかはめっちゃくちゃありがたい、ただでさえあんまり寄席でできるネタってものがあんまりないから、そういうのが増えるのもありがたい。キングオブコントの前とかは「ユニットで(おしみんまるさんとのユニット「おしみん守谷」)太鼓判ライブ出たら?」って支配人が誘ってくれて、そういうのはホンマにありがたい。

う:それは絶対お客さんも喜ぶと思います! では最後にこれを読んでくださってる皆さんにメッセージをお願いします!

も:はい、守谷日和というピン芸人をやってます。まだ見た事ないって人も多いと思いますので、ぜひ沼津の劇場に見に来てほっっっしぃぃなぁぁぁっっっ!

う:お待ちしていま〜す! ありがとうございました!

守谷日和さんはまた「太鼓判ライブ」や「沼津ラクーンよしもと寄席」にも出演しますので、ぜひ沼津ラクーンよしもと劇場に足をお運びください!

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