“R-1王者”田津原理音が「東京版」作品展開催! 蛙亭イワクラも絶賛「ネタにも繋がるインパクト」

『R-1グランプリ2023』王者・田津原理音(たづはら・りおん)の作品展『どんな人生、―進―』が、3月2日(土)~11日(月)まで東京・代官山のMONKEY GALLERYで開催されています。オープン前日には田津原が、親交の深い先輩芸人である蛙亭・イワクラとともに取材に応じ、イベントへの思いや、春からの東京進出を目前に控えた現在の心境を語りました。

出典: FANY マガジン
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大阪での写真展をバージョンアップ

昨年のR-1を制したお笑い芸人でありながら、写真をはじめイラストやポスターデザインも得意とするなど、アーティストとしてマルチに活躍する田津原。今回開かれているのは昨年6~7月に大阪で開催して好評だった作品展を東京版にバージョンアップさせたもので、田津原にとって初めての東京での個展開催となります。

主な展示の内容は、フォトグラファーとしてプロ級の腕を持つ田津原がこれまで各地で撮影してきた写真、デザイナーとして制作した芸人のライブポスター、芸人のオフショット写真など。さらには今春から東京に進出する彼が、新たな思いを込めて今回の展示のために撮り下ろした新作写真も展示されています。

出典: FANY マガジン
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田津原は今回の個展について、こう思いを吐露しました。

「大阪は芸人の写真が多めやったんですけど、(今回は)より作品性の強い写真を多めに展示しています。この個展に来てもらったら、田津原がどんな作品づくりをしているのか、どんなことができるのか、こういうのが好きなんだ、みたいなものがわかっていただけると思います。僕の説明書代わりになれば」

一方、自身もフィルムカメラを趣味とし、田津原と写真の話をすることも多いというイワクラは、展示されている作品を絶賛。幻想的な雰囲気のクラゲの写真(作品タイトル「FUWA-FUWA」)について、「えー! これマジ!? ネットで拾ったヤツ?」と笑わせつつ、「すごくキレイ」と褒めたたえます。

そのほかにも、田津原のアイデアと技術が盛り込まれた数々の写真を見て回ったイワクラは「やっぱり理音ってすごいね」としみじみとつぶやきました。

出典: FANY マガジン
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東京進出を前に先輩・イワクラが警鐘

しかし、ここでトークの潮目が変わります。イワクラが、周囲の芸人たちからの田津原の評判について、「みんな一斉に言っているのが、(田津原は)会話が成り立たないということ(笑)。ネタはすごく面白いんですけど、平場(ネタ以外の場所)で突拍子もないことを言う人なんですよ……理音と唯一会話できるのが写真だけなんです」と暴露すると、田津原は「それ、コミュニケーション苦手なカメラマンやん!」と苦笑いでツッコんでいました。

これまで拠点として活動してきた大阪を離れ、今春、上京する予定の田津原。すでに引っ越し準備をしているとのことで、東京でのカルチャーショックを明かしつつ、「上京することで、いろんな人に見てもらえる機会が増えるんだろうなと思います。やっぱり、いろんな人に見てもらいたい。そのために東京に来たんで」と力強く語りました。

出典: FANY マガジン
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一足先の2020年に上京したイワクラは、“先輩”として「大阪の人が東京に来ると、どんどんオシャレになるんですよ。その感じで大阪に戻ると『東京に染まってるやん!』ってイジられ方をするので、まずそれに気を付けてください。(大阪の)『よしもと漫才劇場』でタコ殴りにされます」と警鐘を鳴らして笑いを誘いました。

「出張撮影」のクラファンも始動

作品展を盛り上げるクラウドファンディングも実施されています。田津原がサポーターを被写体に写真を撮る「田津原理音があなたを撮影」、オリジナルカバー付きのインスタントカメラを使って、田津原と会場付近を歩きながら写真撮影が楽しめる「オリジナルインスタントカメラでフォトウォーク」など、リターンの内容も盛りだくさんです。

出典: FANY マガジン
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さらに「出張撮影会+あなただけのオリジナルカード作成」では、田津原が出張カメラマンとしてサポーターのもとへ! 「結婚式の前撮りや当日の撮影」「家族写真が撮りたい」など、さまざまなシチュエーションに対応。撮影した写真を使って、田津原がR-1決勝で披露したネタにちなんだ、世界にひとつだけの「バトリオンモンスターズカード」を作成してプレゼントします。

田津原は出張企画について「カメラマンに実際にお願いするのも、おカネがかかるじゃないですか。そのぶん、僕がめっちゃ笑わせるんで!」とおすすめ。イワクラも「自分たちで撮るよりも、第三者しか撮れない写真がある」「大爆笑しているときの写真ってなかなか撮れないんですよ。それを理音が(笑わせて)逃さず撮ってくれます」とアピールしました。

会場ではグッズも販売中。イワクラは、お気に入りのクラゲの写真があしらわれたカード型マグネットを手に取って「これ買うね!」と、宣言。クリアファイルやポストカードも販売されているほか、一部の作品写真の受注販売も行われています。

出典: FANY マガジン
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最後にイワクラは、田津原の作品の魅力をこう語りました。

「すぐに『いいな!』と思えるインパクトがあります。目を引く写真を撮るのが理音のすごいところだなと思いますね。それはネタとも繋がってくるというか。R-1を獲る前から寄席ですごく笑いをとっていたんで、そこが写真にも出ているなと思います」

一方、芸人としての評価になると相変わらず辛口。「MCをされている方は(田津原と絡むと)、すごくいい練習になると思います。ぜひ理音でMC力を高めてほしいです。理音さえ乗りこなせれば、もう誰も怖くない」と紹介。田津原は「マイナスプロモーションになってない?」とツッコミを入れて、笑いを起こしていました。

個展概要

田津原理音 作品展「どんな人生、―進―」
開催期間:3月2日(土)~3月11日(月)10:00~19:00
会場:MONKEY GALLERY
料金:入場無料

詳細はこちらから。
FANYクラウドファンディングはこちらから。

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