大阪府羽曳野市にある伊賀公園でビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)プロデュースの「ビスブラ公園」が完成し、そのお披露目イベントが3月9日(土)に開かれました。公園にはビスブラのほか、家族(妻と息子)とともに参加した令和喜多みな実・河野良祐、ダブルアート(タグ、真べぇ)、ハイツ友の会(清水香奈芽、西野)らも登場。クラウドファンディングに協力した支援者らとともにプロジェクトの完成を祝いました。
クラファン支援者が開会を宣言
このイベントは、MBSのバラエティ番組「あれみた?」の「公園をつくろう企画」でスタートした、羽曳野市の公園リニューアルプロジェクトが完成したことを記念したもの。原田が大の公園好きということで始まった企画で、クラウドファンディングで募った資金で新しい遊具を制作するなど、視聴者と一体になったプロジェクトです。
会場にはクラファンでこのプロジェクトを支援した60人が集合。ビスブラ、河野ファミリー、ダブルアート、ハイツ友の会が登場すると、拍手で迎えます。イベントは開会宣言からスタート。「ビスブラの代わりに開会宣言」というクラファンのリターンとして、支援者たちが登壇しました。
その1人、なみさんは、「この公園がビスブラの聖地となったらいいな」と話すと、「生まれ変わる伊賀公園をともに見届けましょう、ビスブラ公園、お披露目会スタート!」と元気よく開会宣言。集まった参加者から大きな拍手が巻き起こりました。
続いて山入端創(やまのは・はじめ)羽曳野市長の挨拶です。山入端市長は、ビスブラから公園リニューアルの申し出を受け、子どもたちの笑顔がたくさんの公園になればと思って全面協力することにしたと、これまでの経緯を説明。ホルモンなどのお肉やワインなど、たくさんのいい食材があるので羽曳野を堪能してもらえたら、とアピールしました。
遊具製作者と初期点検「この3人でM-1いける」
鏡開きではクラファン支援者のサトミさんが登場し、ビスブラと一緒に「せーの! よいしょ、よいしょ、よいしょ!」の掛け声で、CHOYAから提供されたノンアルコール梅酒の樽を割りました。
そして、いよいよ新遊具の発表です! 「お願いしま〜す!」の合図で遊具を覆っていたビニールシートがはがされると、きんが「ロープウェイ遊具です!」と紹介。その名の通り、ロープウェイのようにぶら下がって空中を滑走できるダイナミックな遊具に、大きな歓声が上がります。
タグは「こんなんあったら隣の街まで行く!」と興奮気味。クラファン支援者の小学5年生・せいすけくんが、ビスブラと3人でテープカットを行いました。
さらには、この遊具を製造したうえに、クラファンのリターンとしてオープニングアクトの権利を獲得した遊具メーカー・ニシオカの長谷部さんが登場。「遊具メーカーとして、きっちり仕上げさせていただきました」と誇らしげです。
まずは、ビスブラと長谷部さんの3人が初期点検。きんと原田が、子どもに見立てた器具を使って、安全基準を確認していきます。遊具の支柱の間に器具を入れて、「挟まりません?」「挟まりません!」「押忍!」と粛々と作業する2人に笑いが起こりました。
最後は遊具に点検済みのシールを貼り付けて、安全確認は終了。長谷部さんは「すごいプレッシャーでめちゃくちゃ緊張しました」と言いますが、タグは「この3人でキングオブコントとM-1いける」と手応えを感じたようでした。
安全確認のあとは、記念すべきファーストアクトを原田が担当。高い位置からロープに捕まって滑った原田は「気持ちいい! すごい長い! 楽しい! 大好き!」と満面の笑顔。続いて挑戦した河野の息子・そうちゃんも、「楽しい!」と笑顔を見せます。
さらに先ほどテープカットを行った、せいすけくんも参加。ビスブラ、河野の3人も一緒に滑ると、きんから遊具の対象年齢は6歳から12歳以下だとツッコミが入りました。
白熱した全員参加の公園ゲーム
イベントでは、「公園遊び対決」のコーナーも。きんチームが赤、原田チームが青に分かれて参加者と一緒にゲームで競い合いました。
ゲームは、じゃんけんの敗者が勝者の後ろについて列を伸ばしていく「じゃんけん貨物列車」、1組8人でチャレンジする「大縄跳び」、そして、ズボンやスカートの腰に挟んだタオルを取り合う「しっぽ取り」の3種類。公園を目いっぱい使いながら、「本気やぞ!」「やばいやばい!」「囲まれてる!」などと大声ではしゃぎまわりました。
イベントを終えたビスブラの2人は、「昼間に大人から子どもまで約60人が公園で遊んだ瞬間は幸せでした」と満足そうに笑顔を見せ、それぞれこうコメントしました。
「やっと完成して、お客さんが楽しんでくれてうれしかった、イベントが終わっても公園はあり続けるので、地域の皆さんに楽しく遊んでほしいです。(新遊具は)思ったよりもストロークが長くて、特別な遊具がシンプルな公園にできたので、地域の象徴になるような場所になったらと思います」(原田)
「去年から始まったこの企画で、公園をつくる難しさと楽しさを知りました。皆さんに支援していただき、無事に完成することができて、とてもビッグな感謝とともに、その公園で皆さんと遊べて、童心に戻れて、ビッグエモでした」(きん)