ラニーノーズ初個展は“肝試し”!? ゾクッとする仕掛けに「怖がりの人なら諦めてしまうかも」

お笑いコンビ・ラニーノーズ(洲崎貴郁、山田健人)初の個展「ラニーノーズ個展 春の特別編 ホラニー劇場『暗中模索』」が、3月14日(木)~17日(日)の日程で大阪・LAUGH&PEACE ART GALLERYにて開催中です。これまで、ネタやイベント、小説、自分たちが演出・出演する映画や、同じく自身で主催する劇団「劇団ラニー」などで、数々のホラー作品(ホラニー)を創り上げてきたラニーノーズ。今回は、彼らがこれまで制作してきた“ホラーの世界”が楽しめる新感覚の個展です。

出典: FANY マガジン
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ホラーな衣装、イラスト、そして“いわくつき”の…

会場は、エントランスからすでにホラーな雰囲気。入口はすべて新聞紙で目隠しされ、脇に設置された台の上には懐中電灯が…。そう、会場内は真っ暗闇。懐中電灯を照らしながらラニーノーズの作品を鑑賞していくという、まるで肝試しのような設定です。

出典: FANY マガジン
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会場内は、順路の矢印も魔除けの御札でつくられている徹底ぶり。暗闇の中、通路をゆっくり進んでいくと、2人がこれまで舞台などで使用したホラーな衣装や、“いわくつき”のモノなどが展示されています。

さらに山田が執筆したホラー小説と、洲崎が描いたホラー挿絵が展示されているエリア、そしてフォトスポットには、ラニーノーズYouTubeチャンネル『ラニーノーズのラニーラニーラニー』の初期に背景として使っていた、山田の兄が描いた不思議な絵画の展示もあり、ファンにはたまらない内容に。

出典: FANY マガジン
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そしていよいよ出口付近、暗幕で隠された穴に、勇気を出して首を突っ込んで中を覗いてみると……!? あちこちにヒヤッと、ゾッとさせる仕掛けが潜んだ、これまでにない展覧会です。

山田「ホラーは僕らの歴史でもある」

開催初日に、ラニーノーズの2人に意気込みを聞きました。

——ラニーノーズは、これまでさまざまなカタチで「ホラー」を表現してきました。今回、個展を開催することになったきっかけを教えてください。

山田 これまでホラーにまつわるいろんな活動をしてきて、作品もつくってきたんですけど、今回、マネージャーが「個展、やりませんか?」と提案してくれたんです。「たしかに、おもしろそうやな」となりました。

洲崎 以前(2023年7~8月)、大阪・大丸心斎橋店で「Honey Runny Gallery」というイラスト&写真展を開催したんですけど、あれもいいきっかけになりましたね。

——コンセプトは「ホラー」ですが、どのように決まったんですか?

山田 ホラーは僕たちがこれまでやってきたことで、僕らの歴史でもあるので、「ホラー系で行こう」とコンセプトが決まってからは、わりと早かったです。それをどう見せていったらいいかな? というなかで、「電気を消したらおもしろそう」とかアイデア自体はわりとスムーズに決まりました。それにホラーなら僕らのことを知らない人にも来てもらえるし、ギャラリーの前を歩いている人から注目されるかな、とも思って。

出典: FANY マガジン
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——真っ暗闇のホラー展覧会とは、LAUGH&PEACE ART GALLERYでも初めての内容ですね。

洲崎 昨日、展覧会の準備をしている最中に、武将様(ミサイルマン・岩部彰)がフラッと見に来てくださって、中を見渡して「俺も、お化け屋敷をやろうと思っててん」って言ってました。たぶん、ウソやと思うんですけど(笑)。

山田 なんか、和のお化け屋敷みたいにしようと思ってたけど、この場所でやるのは無理やなぁ、と諦めたそうです。たしかに、ほんまやったらこんなん(会場の真ん中を仕切る暗幕)もないですからね。

来場者の“怖い話”を聞くイベントも開催

——この中でも、ぜひ見てもらいたい展示はどれでしょうか?

山田 僕は、出口のところにある頭をつっこむ穴ですね。もしかしたら、怖がりの人なら、自分の頭をあの穴に入れるのを諦めてしまうかもしれません。

出典: FANY マガジン
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洲崎 僕は「ホラニー小説」です。いちばん個展らしいゾーンですし、作品でいうと「ケータイよしもと」時代の8~9年くらい前のもので、自分たちがやってきた“ホラニー”初期の作品です。僕も今回、久しぶりに自分で描いた絵を見て、「こんなん、やってたな~。こんなん描いてたな」と思いまして。ちゃんと小説も読んでもらえたら、没入できるかもしれないです。

——近ごろ、没入体験ができる展示会やテーマパークが流行っていますもんね。

山田 ほんまや! ここでまさかできるとは思わなかった(笑)。

——来場者の人たちと交流できるイベントも多いです。

洲崎 16日(土)には「劇団ラニー」の生コメンタリーイベントと、そして夜9時から「ラニーノーズと共に怖い話をする会」が開催されます。

山田 これは、僕らが怖い話を“聞く側”でいいかなと思ってて。

洲崎 来場してくれた皆さんの「怖い話」が聞きたいです。

山田 僕らがもう、YouTubeでみんな話し切ってしまって怖い話があんまりない、というのがあるんですけど(笑)。怖い話を持っている方はぜひ僕らに聞かせてください(笑)。

出典: FANY マガジン
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——「ホラニー劇場」は、今後も新たな展開はありそうでしょうか?

山田 むかしから「お化け屋敷がやりたい」と思ってて、それができたらいいですね。こういうこともやってるねんで、というのを広めていきたいです。

洲崎 僕らがこういう作品もつくってるというのを認知していただけたらいいなと思うし、僕はこうしたきっかけがないと新しい作品を生み出せないので(笑)、こんなきっかけでまたどんどんイラストを描いていきたいです。

個展概要

■ラニーノーズ個展 春の特別編 ホラニー劇場「暗中模索」
日時:3月14日(木)~3月17日(日)13:00~18:00
会場:Laugh & Peace Art Gallery
入場:無料・予約不要

■個展連動特別イベント「シアワセ春の四祭り」

出典: FANY マガジン

「劇団ラニー」生コメンタリー イベント
日程:3月16日(土)
1回目公演13:30~14:00
2回目公演19:00~19:30
3回目公演20:30~21:00
チケット:前売 2,000円(来場者特典付き)
※各公演限定20名ずつ

ラニーノーズと共に怖い話をする会
日時:3月16日(土)21:00~22:00
チケット:前売 2,500円(来場者特典付き)
※限定20名

心霊写真風サイン入りチェキ撮影~洲崎編~
日時:3月17日(日)13:30~14:30
料金:2,000円
※FANYクラウドファンディングで販売

チケット販売などの詳細は、Laugh & Peace Art Gallery 公式ホームページおよび公式X(Twitter)でご確認ください。

・Laugh & Peace Art Gallery 公式ホームページはこちらから。
・公式X(Twitter)はこちらから。

クラウドファンディング概要

ラニーノーズ個展 春の特別編 ホラニー劇場「暗中模索」を全国に届けたい。
プラットフォーム:FANYクラウドファンディング
<リターン内容>
・個展のどこかにあなたのお名前をクレジット(1,500円)
・イベント来場者特典をプレゼント(サイン入り)(2,000円)
・3月17日(日)洲崎と心霊写真風サイン入りチェキ撮影(2,000円)
・ホラー映像データ詰め合わせ(2,500円)

※内容、注意事項などはFANYクラウドファンディング「ラニーノーズ個展 春の特別編 ホラニー劇場「暗中模索」を全国に届けたい。」のページでご確認ください。

・FANYクラウドファンディングはこちらから。

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