ナイナイ岡村『花の駐在さん』、サプライズ登場のさんまが“やる気満々”で居残り稽古まで!? 東京初公演が千秋楽

ナインティナイン・岡村隆史が座長を務める『岡村隆史の花の駐在さん 東京へ行く』の千秋楽が、3月17日(日)に東京・IMM THEATERで開催されました。岡村による『駐在さん』の公演は、今回が東京初上陸。間寛平、ジミー大西ら人気者が続々出演したのに加え、千秋楽のサプライズゲストとして明石家さんまが登場。観客もどよめくなか、爆笑の嵐を巻き起こしました。

出典: FANY マガジン
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兼光タカシが「急にヒマになった」

テレビ番組として始まった1976年から、桂三枝(現・桂文枝)、明石家さんま、そして現在の岡村隆史へと座長のバトンを受け継いできた「花の駐在さん」シリーズ。岡村版はこれまで大阪で開催されていましたが、今回、東京に初上陸。脚本・演出はザ・プラン9の久馬歩が務め、3月14日(木)~17日(日)の4日間にわたって上演されました。

物語は、店主(おいでやす小田)と店員(ヨネダ2000/誠、愛)が働く「おみやげ屋」前の駐在所に、大阪から“駐在さん”の岡村と川畑泰史がやって来るところからスタートします。翌日に控えた東京マラソンの警備をするために前日入りしたという設定の2人。岡村がパトロールから帰って来たシーンでは客席から登場する演出があり、会場は歓声と拍手に包まれました。

出典: FANY マガジン
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そんななか、何かを探しながら歩く男(元プラス・マイナスの兼光タカシ)が姿を現します。不審に思った岡村たちが職務質問をすると、「おカネ落ちてへんかなと思って」「急にヒマになったんですよ」と兼光。「昨年家を買ったばかりで34年もローン残っているんですよ。79歳まで払わなダメなんです!」「2年4カ月待ってた車が2週間前にようやく届いたんです。火の車を納車ですわ!」と“自虐ネタ”の連発で笑いを誘いました。

その後は、FUJIWARA・原西孝幸扮する東京の駐在さんと合流したり、東京マラソンに出場しようと奮闘するおじいさん(間寛平)と主治医(ジミー大西)に出会ったりと、ドタバタしながら物語は進んでいきます。

出典: FANY マガジン
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そこに、東京マラソンに参加するという2人組(ミキ/昴生、亜生)がやってきます。岡村は、ミキがネタ番組に出た際、ある大物芸人からダメ出しされた際の“傷”をえぐるように、イジリまくります。

昴生は「やめろ! だからあんたと共演したないねん!」と本音で抵抗しますが、岡村はさらに、”女子高生”のイントネーションで”ミキ昴生”と呼ぶ『ナインティナインのオールナイトニッポン』でもおなじみのパターンを披露。

「女子高生みたいに言うな!」とすかさずツッコむ昴生ですが、その後もひとりで漫才するようムチャブリされるなど追い詰められていました。

出典: FANY マガジン
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止まらぬさんま「エンジンかかってきたのに」

コメディの中盤では、事前告知なしのサプライズで、明石家さんまが舞台に登場! まさかの大物出現に、客席はどよめきと大きな拍手に包まれます。さんまは、先輩であり旧知の仲である寛平の暴露話や、ジミーとの爆笑エピソードを絡めつつ大暴れ!

「俳優になりたい」というジミーが、さんまを先生に、岡村を見届け人にしたコントでは爆笑を巻き起こします。延長に延長を重ねて、さんまのパートだけでなんと45分以上が経過! 寛平が舞台袖に引きずり込もうとすると、さんまは「やっとエンジンがかかってきたのに!」と悔しがっていました。

出典: FANY マガジン
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さんまが帰って本来の筋書きに戻った物語は、ある騒ぎをきっかけに思わぬ急展開を迎えるなど紆余曲折を経てエンディングへ。カーテンコールを迎えて岡村は開口一番、「(長時間になって)どうもすみませんでした!」と謝罪して笑いを誘います。

岡村によれば、今回はさんまも相当気合いが入っていたとのこと。前日の公演終了後にさんまから居残りを指示され、さんま、ジミーとともにみっちりコントの稽古をした、というウラ話を明かして客席を驚かせました。

「なんとかバトン落とさずやれた」

昴生も、さんまにまつわるエピソードを披露します。劇中、さんまが昴生に向かって「お前、子ども生まれたんホンマか? 楽屋来て……カネほしいだけやろ!」と話しかけるシーンが。ところが、この時点で昴生に子どもが生まれたことは、まだ発表前……。

「“いつ発表しようかな”と考えつつ、さんまさんに『まだ発表してないんですけど、2人目が生まれたんです』とご挨拶したんですよ。でもなぜか、さんまさんがここで発表したんです!」

こう訴える昴生に会場は大爆笑でした。

出典: FANY マガジン
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大先輩に引っ掻き回されながらも、賑やかに千秋楽を終えた今回の公演。岡村は最後にこうあいさつして締めくくりました。

「さんまさんからバトンをもらったときは『お前、バトン落とすやろ』と言われたんですけど、なんとか落とさず、東京公演までやることができました。皆さんの前でまた『駐在さん』をやれるように頑張りますので、それまで見守っていただければと思います。ありがとうございました!」

4日間の公演では兼光、ミキのほかに秋山竜次(ロバート)、見取り図(盛山晋太郎、リリー)、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、アインシュタイン(稲田直樹、河井ゆずる)も日替わりでゲスト出演し、会場を盛り上げました。

なお、この模様は3月30日(土)17:30よりBSよしもとで放送予定です。

番組概要

春のお笑いスペシャル 2024「岡村隆史の花の駐在さん 東京へ行く」
放送チャンネル:BSよしもと (BS265ch)
放送日時:3月30日(土)17:30~19:30
出演者:ナインティナイン・岡村隆史、間寛平、ジミー大西、川畑泰史、FUJIWARA・原西孝幸、おいでやす小田、ヨネダ2000 ほか
視聴放送:
【TV】 BS265ch(無料放送)
【スマホ・PC】BSよしもとホームページ(無料配信)

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