南海キャンディーズ「20周年ライブ」は連日大盛況! 最終日の漫才はまさかの2時間越えで「目指す姿が見えた」!?

結成 20 年を迎えた南海キャンディーズ(山里亮太、しずちゃん)が、3 月 22日(金)からの 3 日間、『南海キャンペーンズ』と題した 3 つの企画ライブを東京・下北沢の本多劇場で行いました。最終日の 24 日(日)には、コンビ結成以来 2 度目となる単独ライブを開催。連日満員となった客席は、南キャンならではのステージに爆笑の連続でした。終演直後の2人のインタビューと合わせてレポートします!

出典: FANY マガジン
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超豪華ゲスト陣と山里が即興漫才

初日は「山崎静代の日~人吸い~」というタイトルで、しずちゃんが芝居に挑戦。シソンヌ・じろう、蛙亭・中野周平、ピン芸人の吉住ら個性豊かなメンバーらとともに、笑いどころ満載の演劇を届けました。

2日目は「 山里亮太の日~まんざいこわい~」というタイトル。山里が4 人の出演者と即興漫才を披露しますが、「誰が相方なのか始まる直前まで山里も知らない」という趣向です。古舘伊知郎、和牛・水田信二、あの、爆笑問題・太田光という超豪華なゲストが登場し、夢のような爆笑即興漫才を披露しました。

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そしていよいよ迎えた最終日の「南海キャンディーズの日」。コンビとしては 2018 年以来、6 年ぶり2 回目となる単独ライブが開催されました。

「どうもー! 南海キャンディーズです」

オープニングVTR のあとに2人が登場すると、お決まりのしずちゃんが銃を撃つしぐさでライブスタート! サンパチマイクを挟んで、20 年という年月で紆余曲折を経てきた2人ならではの極上のかけあい漫才に突入します。

出典: FANY マガジン
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2 人が準備してきたネタは 1 本のみ。お互いが本音をぶつけあう自由なスタイルで、山里によるしずちゃんへの過去のモラハラ話や、山里の世の中への不満、しずちゃんと旦那さんのノロケ話などを、休憩を挟まずに話し続けます。

最後はとんでもないハプニングが起こり、山里がぶちギレるなど大爆笑のなか、ライブは終了。あまりの盛り上がりに 1 時間半の予定時間は 2 時間以上に延長となり、3 日間の『南海キャンペーンズ』は大団円を迎えました。

「賞レースにも挑戦したい」

イベント終了後、南海キャンディーズの2人が取材に応じました。

――3 日間のライブを終えた感想を聞かせてください。

しずちゃん 3 日とも、お客さんが本当にもう「 全員味方なんだな」って感じさせてもらえる温かい人たちだったので、すごく楽しかったです。

山里 まわりのスタッフさんやお客さんたちみんなが「何とか楽しくできるようにしてやろう」「 何とか南海キャンディーズの 20 年を肯定してやろう」という感じで、これからもう一歩、頑張っていこうって気合が入るようなライブにしてくれて、その最高の神輿に乗らしていただいた、ただただ楽しい 3 日間でした。

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――最終日の単独ライブは、終わってみれば漫才の時間が 2 時間を超えていました。

山里 かかっちゃいましたね(笑)。楽しくなりすぎて、ちょっと本ネタに入るまでの時間が長かった……。もともと僕らはネタ合わせしてるときに、これはショートしちゃうなって言ってたんですよ。最初のリハは 45 分ぐらいで終わってて。「1 時間行くかな?」と言っていたのが、気づけば 2 時間超えという。それは本当にお客さんに連れて行ってもらった感じですね。

――アーカイブ配信が 3月27 日(水)から始まります。見どころを教えてください。

山里 1 日目はどう? 座長。

しずちゃん もう本当に演出家・演者さんの力がすごくて。

山里 超豪華だったね。自分の見てほしいところは?

しずちゃん 私はやっぱり最後のシーンですかね。ちょっとやっぱり“女優”が出ちゃったかなっていう(笑)。

山里 すごい話だったからね。僕も見ていたんですけど、めちゃくちゃ面白かったです。本当に1 回だけではもったいないというか。これをいろんなところでやって、どんどんどんどん練っていくと、またとんでもないお化けコントになりそう。脚本家の方が天才で、それを天才たちが演じたんで、そうとう面白いと思います。

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――2 日目の見どころはどうですか?

山里 最高でしたね。もう夢見ているようでした、多幸感が強すぎて終わったあとも、3 日目の練習をしなきゃいけないのに、ずっとエゴサーチしちゃった(笑)。ぜんぜん帰らなかったし、楽屋から。手ごたえがあったときの“芸人あるある”で(笑)。

――すごいメンバーでしたね。

山里 だって古舘伊知郎さん、和牛の水田、あのちゃん、そして爆笑問題の太田さんですよ。よくこの人たちが引き受けてくれたなって。なんか、シンプルな感想で「僕、お笑いやっててよかったな」って心から思った日でしたよ。アーカイブだと、ひょっとしたら太田さんだけ 2 秒ぐらいで終わるかも知れないですけど(笑)。ぜんぶアーカイブは無理かもしれませんけど、アーカイブでもそのときのヒヤヒヤ感、ドキドキ感を楽しんでいただけると思うので、完全アドリブ即興漫才を本当に見てほしいなと思います。

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しずちゃん 本当にすごかったですね。正直、2 日目見たあと、「明日あるんや……」って。見んかったらよかったかなとちょっと思いました。

山里 暗かったもんね。ネタ合わせしているとき(笑)。

しずちゃん 「みんな即興でこれをやっちゃうんや」と思って、すごすぎて圧倒されましたね。

――不安になるなかで迎えた 3 日目の見どころもお願いします。

しずちゃん でも「人と比べたらあかん」と思って、自分の持っているものは何かを考えたときに「 20 年間、山ちゃんとやってきた」っていう事実はほかの人にはない。山ちゃんの弱みを握ってるし(笑)。誰よりもプライベートは知っているので、そういうところで「自分は大丈夫」って思いながら、今日来ました。

――山里さんは、「やっぱり自分の相方はしずちゃんだな」と思った部分はありますか。

山里 そうですね。本妻と言いますか……。昨日の 4 人ともめちゃくちゃ楽しく漫才をやったんですけど、でもそこで出してない自分が今日はいたので。僕がムチャぶりをしたりとかって、ふだんはないんですよ。僕は基本的にすごい天才たちに翻弄されまくって、食らいつくっていうスタイルでずっとやってきているんで。でも、そんななかで(しずちゃんは)僕が振り回してるっていう。それで、その振り回したときの姿が、ときには本当に素晴らしかったり、ときには本当に豪快に転んだり。それで楽しめるっていうのは「あ、南海キャンディーズでしかないな」と思いました。

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――コンビとして今後の目標のようなものは生まれましたか。

山里 お互いの近況であったりをセンターマイクの前で喋るだけ、本当に武器なく何の打ち合わせもなく、パッと来て30 分ぐらい喋る、みたいなのができるようになれたらなとは思いました。何かそういうしゃべくりは憧れていても、目指せるところじゃないと思っていたけど、「目指せるんだ」って思えた 20 年目の今日だったんで、それもやっていきたいなと思います。

――ライブでは「賞レースにも挑戦したい」という発言もありました。

山里 そうですね。やっぱりやるからには僕らも挑戦し続けなきゃいけないと思いますし。今日はみなさん、優しいから受け入れてくれたのもありますけど、そういうこともやっていいんだっていう許可はもらった気がするので、戦いに行かなきゃいけないなと思ってるって感じですね。

出典: FANY マガジン
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配信概要

配信日時:3 月 27 日(水)24:00 ~配信開始

FANYオンラインチケットはこちら

【アーカイブ配信チケット】
価格:2,000円
※生配信チケットをご購入頂いているお客様はそのままアーカイブ配信も視聴可
※公演内で流れたVTR、また本編が一部編集されている箇所がございます

【1日目「山崎静代の日~人吸い~」】
作・演出:安藤奎(劇団アンパサンド)
出演:山崎静代、シソンヌ・じろう、吉住、鄭亜美、蛙亭・中野周平
【特別コンテンツ】山崎静代、シソンヌ・じろう、吉住、鄭亜美、安藤奎(作・演出)による座談会

【2日目「山里亮太の日~まんざいこわい~」】
出演:山里亮太、古舘伊知郎、和牛・水田信二、あの、爆笑問題・太田光
【特別コンテンツ】興奮冷めやらぬ山里によるサプライズゲストとの「まんざいこわい」の振り返り

【3日目:「南海キャンディーズの日~南海キャンディーズ単独ライブ~」】
出演:南海キャンディーズ
コンビ結成以来 2 度目となる単独ライブ
【特別コンテンツ】終演直後の南海キャンディーズによるアフタートーク

イベント詳細はこちらから。

しずちゃん個展概要

『しずちゃんの、創造と破壊展』
しずちゃんによる大阪で初となる個展
日程:4月 3 日(水)~ 4 月 9 日(火)
場所:阪神梅田本店8 階