“映画デビュー”片岡凜の演技に清水美紗「私も感動しちゃって…」 成田空港舞台の短編映画が公開

成田国際空港を舞台にした短編映画『空の港のありがとう』の公開記念舞台挨拶が、6月1日(土)に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、出演した女優の清水美砂や片岡凜、お笑い芸人の寺内ゆうき(ランパンプス)らが登壇しました。清水は、成田空港を盛り上げるために作られた今作の魅力をアピールすると同時に、作品づくりに携わった多くの人への感謝を語りました。

出典: FANY マガジン
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成田空港への愛が詰まった作品

この映画は、成田空港で地上業務を担当するグランドハンドリングスタッフの奮闘と、家族愛を描いた短編作品です。「成田空港地域映画製作委員会」が、新型コロナによって深刻な打撃を受けた成田空港を再び盛りあげるために、吉本興業の「地域発信型映画プロジェクト」と協力して製作しました。メガホンをとったのは『おっさんずラブ』(テレビ朝日)などで知られる成田市出身のYuki Saitoです。

映画のなかで“おもてなしの心”を体現する、グランドハンドリングスタッフを演じた清水は冒頭、「成田空港、そして成田市の皆さんの思いがたくさん詰まっております」と挨拶。また、「25分ぐらいの作品ですけど、みんなの愛がこもっているので、たくさんの人に見ていただけることが嬉しいです」と話すと、劇場内は大きな拍手で包まれました。

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「本当のお母さんのような…」

続いて、成田市出身のランパンプス・寺内がMCを務め、撮影の思い出やウラ話などで盛り上がりました。

今回が映画デビュー作となった20歳の片岡は、劇中で清水の娘役を演じています。片岡は、撮影現場について、「本当にアットホームでした。清水さんが本当のお母さんのような器で一緒にいてくださったので、安心感が強かった」と振り返りました。そして、映画のなかと同様に清水を「お母さんっ!」と可愛らしく呼んで場を和ませました。

出典: FANY マガジン
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清水は、その片岡の演技を絶賛。本来は泣かないはずのシーンで片岡が涙を流したことを振り返ながら、こう語ります。

「感情があふれんばかりにこもっていた。私も感動しちゃって、こんなに繊細な素晴らしい女優さんと一緒に仕事ができて幸せだったなって、いまでも思います」

また清水は、片岡の弟役を務めた松野晃士についても触れ、「絶対この人たちは大きくなる。高いところまで行くと思う」と太鼓判を押しました。

日本人の“おもてなしの心”の大切さ

舞台挨拶後半には、成田国際空港株式会社の田村明比古社長がお祝いに訪れ、清水と片岡に花束を贈呈しました。成田空港は、4月に発表された英国SKYTRAX社による国際空港評価「World Airport Awards 2024」のスタッフ部門で1位を獲得。このことを田村社長が報告すると、清水と片岡は「わああ、すごい!」と喜び、劇場内はまたも大きな拍手に包まれました。

出典: FANY マガジン
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最後は清水が改めてこの映画のテーマでもある“おもてなしの心”について触れ、熱いメッセージで締めくくりました。

「私たち日本人には“おもてなし”という言葉がありますけど、誇りをもって、日本の良さを伝えることは絶対にできるんです。空港会社、グランドスタッフの方も、“おもてなし”をしっかり心に留めて働いていらっしゃいます。ほかの日本の企業も、日本人として誇りを持って仕事をしていらっしゃいます。私も俳優として、日本人として、日本の素晴らしさをこれからも伝えていきたいと思います。つらい仕事こそ人間として成長できると私は思っているので、頑張ってやっていきたいと思います。皆さんも頑張っていきましょう! 本当に今日はありがとうございました」

『空の港のありがとう』公式サイトはこちらから。

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