JO1、EXITも登場!『PEACEFUL PARK 2024 for 能登』被災地復興への強い思いを込めたステージの数々

令和6年能登半島地震の被災地復興支援を掲げたイベント『PEACEFUL PARK 2024 for 能登 -supported by NTT docomo-』が7月6日(土)、7日(日)の2日間、石川県産業展示館で開催されました。イベントには MISIA をはじめ、世代、ジャンルを超えたアーティストが数多く出演。被災地復興への強い思いを込めたステージが繰り広げられました。

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

北陸の美食や名品が楽しめるブースも!

7月6日(土)、金沢の天気は曇り。心配された雨も小降り程度で、過ごしやすい気候となりました。会場の石川県産業展示会4号館の前には、北陸のグルメが楽しめる『PEACEFUL TABLE 2024 FOR 能登 by 北陸チャリティーレストラン』、輪島塗、織物など地元の企業による『応援消費マルシェ supported by NTT docomo』が設置され、早めに到着した観客がゆったりと楽しんでおり、まるでフェスのような雰囲気です。

『PEACEFUL TABLE 2024 for 能登 by 北陸チャリティーレストラン』は、NPO法人北陸チャリティーレストランの協力のもとで開催された食イベント。「奥能登ビール 日本海倶楽部」(クラフトビール)、「能登の自然派食堂 ひのともり」(炭焼きの肉と野菜)など、能登地方を含む石川県内各所で活躍するシェフ達や酒造メーカーなどによる、地域色豊かなグルメを味わうことができました。

『応援消費マルシェ supported by NTT docomo』では、被災地域の産品を販売。・伝統工芸輪島塗 加藤漆器店(輪島市)、畑中塗箸店(輪島市)など、特に被害が甚大だった地域の事業者が、伝統の工芸品から地元名産のお菓子、特産の海産物などさまざまな商品をマルシェ形式で販売。北陸の美食や名品に触れられたことも、『PEACEFUL PARK 2024 for 能登』の大きな意義につながっていました。

また8月31日(土)まで「d払い」「dポイント」によるオンラインでの募金活動も行われているます。イベントでの募金は、被災地域の復興・活性化のために「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」に寄付されます。

1日目から豪華アーティストが続々!

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

初日(7月6日)の出演者は、MISIA、藤井フミヤ、緑黄色社会、Rockon Social Club、NARITA THOMAS SIMPSON、Leola、Little Black Dress、GLAY、美 少年。

オープニングアクトのQumanomiが豊かなハーモニーを響かせたあと、スクリーンに映されたのは、明石家さんまのサプライズVTR。能登の名物“のどぐろ”の被り物を被ったさんまは「北陸の皆さんの元気を出すためにこのイベントが開催されます」「そして私が、冒頭で今から開会宣言みたいなことをやらせてもらいます」と説明。「それではチャリティースタートです!」と高らかにイベントの開幕を宣言しました。

さらに能登の美しい風景をモチーフにした映像が映し出され、MISIA がステージ中央から登場。最初に披露されたのは、新曲「フルール・ドゥ・ラ・パシオン」(日本テレビ系 2024 アスリート応援ソング)。壮大なスケール感とプリミティブなビートが共存したサウンド、躍動感あふれるボーカルによって会場のテンションを引き上げました。2人の女性ダンサーを伴ったパフォーマンスも圧巻でした。

温かい想いが能登のみんなに届くように…!

「『PEACEFUL PARK 2024 for 能登 -supported by NTT docomo-』へようこそ! 能登復興支援ライブへたくさんの方々が集まっていただきました。本当にありがとうございます。そして今夜は素晴らしいアーティストの方々もここに集っていただきました。熱い思い、温かい思いがここに溢れています。今夜は能登支援ライブ、思い切り盛り上がっていきましょう!」と挨拶すると、客席から大きな拍手と歓声が沸き上がりました。

「思い合うこと、助け合うことは、きっと未来への大きな希望になると思います。次の曲は、祈りと思いを込めて」という言葉に導かれたのは、「希望のうた」。壮大なメロディ、〈Hope is all we need/Love you all indeed〉というフレーズが響き合い、大きな感動へと結びつきます。力強いホーンセクション、神聖なイメージをもたらすコーラス隊の歌唱も心に残りました。

続いては Little Black Dress。シティポップ、ブラックコンテンポラリーのテイストを感じさせる「マロニエの花」を歌い上げ、心地よく、切ないグルーヴを生み出しました。「祈りを込めて、今日は楽しみましょう!」と笑顔で語り掛けた後は、NARITA THOMAS SIMPSON のステージへ。力強いバンドサウンドと〈僕たちは今でも夢見る冒険家〉というラインが互いを高め合う「冒険者たちのうた」、「能登のみなさんの1日も早い復興を願っています。僕たちの新しい曲で、ここから花火を打ち上げたいと思います」(寺岡呼人)というコメントからはじまった「花火と君」を演奏。Little Black Dress もアコギとコーラスで参加し、瑞々しい歌声を響かせました。

女性シンガーLeola は、アコギの弾き語りによる「Let it fly」。彼女の故郷である熊本の震災(平成28年熊本地震)をきっかけに生まれた楽曲を通し、“大切な人への思いを後悔のないように伝えてほしい”というメッセージを送りました。

続いて緑黄色社会のアクト。「昨日、こっちに来ました。美味しい料理を食べて、有名なお菓子を買って。すごくいい場所だなと感じたし、何よりも人が優しくて、明るくて、強くて。だからこそ、私たちはみなさんと手を重ねていたい。今日は精一杯、私たちの音楽を届けます」(長屋晴子)という心のこもったMCから、ヒット曲「花になって」を歌唱。代表曲「Mela」では〈能登のみんなのヒーローになりたいのさ〉と歌詞を変えて歌う場面も。高揚感に溢れたサウンドも相まって、心地よい一体感を生み出してみせました。

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

『THE MUSIC DAY 2024』の生中継も実施!

ここで日本テレビアナウンサーの忽滑谷こころが登場。MISIA、藤井フミヤ、Rockon Social Club、GLAYを呼び込み、音楽番組『THE MUSIC DAY 2024』(日本テレビ系)の生中継へ。「みんなで能登への熱い思いを届けましょうね!」(MISIA)、「まだ能登には大変な思いをしている人がたくさんいるので、我々Rockon Social ClubとMISIA、そして会場のみなさんと一緒にパワーを届けたいと思っています」(岡本健一)と言葉を交わした後、ラグビーワールドカップ 2023 フランス大会の NHK ラグビーテーマソング「傷だらけの王者」(MISIA×Rockon Social Club)。パワフルなバンドサウンドとボーカルが力強く響き、前向きなパワーを放ちました。

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

さらに藤井、MISIA のコラボによる「夜明けのブレス」(チェッカーズ)。〈君のことを守りたい/そのすべてを守りたい〉というフレーズは、このイベントの趣旨とも合致しており、それを全国の視聴者に届けられたことも大きな意義がありました。

中継が終わった後も、ステージでは藤井フミヤとMISIAの共演が続きます。名曲「TRUE LOVE」「白い雲のように」で2人が声を重ねるシーンも、このイベントの大きなハイライトとなりました。

美 少年×MISIAで華やかなステージに!

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

美 少年が元気よく現れると、会場の空気は一変。パフォーマンスされたのは、「Happiness」「BANG!BANG!バカンス」、そしてオリジナル曲「虹の中で」のメドレー。さらに〈世界は愛に溢れている〉という歌詞が印象的な「Sing it」にはMISIAも参加。ソウルフルなボーカルを高らかに響かせ、美 少年メンバーとともに華やかなステージが繰り広げられました。

大迫力のロックサウンドが炸裂!

続く Rockon Social Club はロックバンドとしての魅力を存分に発揮。リリースされたばかりの新曲「ポイントちょうだい」は、鋭利なギターサウンド、力強い管楽器が絡み合うグルーヴィーなロックチューン。〈闘え!〉とオーディエンスを鼓舞する「ザ・ファイター」では〈Fight!Fight!〉の大合唱が発生しました。そして「Rolling Thunder Baby」では、長年GLAYのサポートドラムをつとめるToshi Nagaiが呼び込まれ、青山英樹(Dr)とのツインドラムで演奏。大迫力のロックサウンドが炸裂しました。

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

「こんなに幸せなイベントなので、1曲、ジョイントしたいと思います。次にお呼びするバンドは、去年、男闘呼組のライブに何度も来てくれて。つい最近、NARITA THOMAS SIMPSONのレコーディングにも参加してくれました」(寺岡呼人)そう紹介されたのは、今年30周年を迎えたGLAY。「まさかこうやって一緒にステージに立てるとは。光栄です!」(TERU)という言葉から始まったのは、GLAYの「誘惑」。2つのバンドが重なり合う超ダイナミックなサウンド、強いエモーションを込めたボーカルによって、観客のテンションは頂点に達しました。

「金沢にお住いの方もいらっしゃるでしょうし、“金沢を元気にしたい”という思いで他の県から来られた方もいると思います。今ここでみんなの声を空に響かせて、一緒にこの思いを届けましょう」(TERU)。

観客全員を一つにするMCの後は、「SOUL LOVE」。そして、「HOWEVER」へ。イントロが始まった瞬間に歓声が沸き、メンバー全員が一つ一つのフレーズに気持ちを込めます。この曲がもたらした一体感と感動は、すべての観客の心に刻まれました。

ポジティブなメッセージが会場全体へ

イベントの初日はいよいよ終盤。再びMISIAが登場すると、TERUが「ちょっとお時間もらっていいですか?」と「Happy Birthday to You」をサプライズ歌唱。7月7日が誕生日の MISIAへの1日早いバースデープレゼントに、会場は祝福ムードに包まれました。

GLAY とMISIAが届けたのは、TERUが作詞・作曲を手がけた力強い応援歌「YOUR SONG feat.MISIA」。〈昨日の自分を超えて行け未来を切り開け!〉とポジティブなメッセージが会場全体に広がりました。

ラストの楽曲は「I’m in love」(GLAY)。エンディングでは出演者全員が登場し、〈I’m just in love〉をシンガロング。MISIAは「本当に素晴らしい1日でした。このイベントをきっかけにして、能登のみなさんに思いを寄せていただけたらと思います」と訴えました。最後に出演者、観客が一緒に「PEACEFUL PARK!」と叫び、イベント初日は幕を閉じました。

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

2日目も個性溢れるステージが盛りだくさん!

『PEACEFUL PARK 2024 for 能登』2日目(7月7日)。この日、金沢の最高気温は35度。開演前にビールを楽しんでいる観客も見かけられ、前日以上に開放的なムードです。

2日目の出演は、MISIA、久保田利伸、元ちとせ、Little Glee Monster、NARITA THOMAS SIMPSON、EXIT、今市隆二、岩田剛典、THE RAMPAGE、Little Black Dress、氣志團、FRUITS ZIPPER、JO1。バンド、アイドル、ダンスボーカルグループからお笑いまで、ジャンルを超えたアーティストによる個性溢れるステージが繰り広げられました。

オープニングアクトは、漫才コンビのサンタモニカ。明石家さんまの開幕宣言、そして、NARITA THOMAS SIMPSON、Little Black Dress の演奏の後、元ちとせがステージへ。1曲目は2002年のデビュー曲「ワダツミの木」。レゲエを取り入れたサウンド、奄美民謡をルーツに持つ歌声が共鳴し、一瞬にして観客を惹きつけました。

「南の島、奄美大島からやってきました、元ちとせと申します。南の島のみなさんも能登の復興を心から祈っています。その思いを代表して、この場に来ました」というMCの後、MISIAが呼び込まれます。披露されたのは、アメリカのフォーク歌手ピート・シーガーの反戦歌に日本語詞を付けた「腰まで泥まみれ」。平和への祈りが込められた2人の歌声はまさに圧巻の一言。

「みなさんに笑顔になってほしい!」

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

ここからボーイズグループ、アイドルの時間帯。登場した瞬間に大きな歓声が起きたのは、JO1。軽快なダンスチューン「Love seeker」で会場の熱気をさらに引き上げてみせた。「JO1 は石川県には“2度目まして”。みなさんに少しでも笑顔になってほしくて歌詞を作った曲を一緒に歌いましょう!」と紹介されたのは、「NEWSmile」。〈さあ 笑って/それだけできっと輝く〉というフレーズを解放的なメロディに乗せ、チアフルな空間を生み出します。ステージの両端まで移動し、観客と積極的にコミュニケーションを取る姿も印象的でした。

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

続いては7人組女性アイドルグループFRUITS ZIPPER。4月にリリースされた1stアルバムの表題曲「NEW KAWAII」、そして、代表曲「わたしの一番かわいいところ」を元気いっぱいにパフォーマンスし、キュートな存在感をアピール。女性客からも「かわいい!」という歓声が飛び交いました。

LDHのアーティストも出演!

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

この日はLDHのアーティストも出演。先陣を切ったのは、岩田剛典。メロウにしてグルーヴィーな「Paradise」、ハートウォームなラブソング「Only One For Me」が披露され、オーディエンスも気持ちよさそうに体を揺らします。「復興支援のイベントに出演させていただくのは初めて。歌とパフォーマンスの力を信じて、北陸のみなさんにパワーを届けられるようにがんばりたいと思います!」というMCに導かれたのは「MVP」。サングラスをかけた岩田のパフォーマンスに観客は狂喜乱舞!

岩田からのバトンを受けとったTHE RAMPAGEはLDHの伝統を引き継ぐ「24karats GOLD GENESIS」、そしてヒップホップとR&Bを融合した「100degrees」を披露。RIKU、川村壱馬、吉野北人の3ボーカルが個性をぶつけ合い、パフォーマー全員のソロダンスも披露されるなど、グループとしての強みを存分に発揮しました。

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

そして今市隆二のアクトへ。まずはシックなトラックとなめらかな歌声が共存す「RHAPSODY」。さらに〈だから今すぐ/TAKE YOU BACK〉で客席を指さすパフォーマンスが印象的な「TUXEDO」によって観客を魅了。「ひとりの人間として支援することは難しいですが、音楽やエンタメの力を自分自身が信じで思いを届けたいと思います」というMC から「REALLY LOVE」へ。“やりたことに向き合う、そして、人生を楽しむ”というメッセージを軽やかに響かせました。

「能登ブチ上げに来ました!」

出典: FANY マガジン
撮影:Junichi Itabashi/Santin Aki

ここで登場したのは、お笑いコンビEXIT。「LDHのお笑い部門から来てます」「能登ブチ上げに来ました!」というツカミから始まり、「最近、流行ってる曲の歌詞が刺さってこないんですよ」(兼近大樹)「音楽イベントで言うことじゃない!」(りんたろー。)からはじまるネタで客席を沸かしました。

イベントの後半はLittle Glee Mosterから。「世界はあなたに笑いかけてる」から。技術の高さと明るい解放感を併せ持ったボーカル/ハーモニー、<ほら笑って>〈きっかけは きっとどんな時間も溢れてる〉というポジティブな思いを乗せたリリックが一つになり、観客も自然と笑顔になっていきます。「石川県は以前からツアーなので来させてもらっていて。メンバーがこの6人になってもここに来れたことをうれしく思っています」(MAYU)と挨拶し、「Join Us!」へ。〈今日も世界は愛で回って〉というメッセージを放ち、会場を温かい一体感で包み込みました。

「できることをやるしかねえんじゃないかって」

バイクのエンジン音、ドラムソロから始まったのは、氣志團のステージ。爆音ドラムが響き渡るなかメンバーが登場し、「俺達には土曜日しかない」を歌唱。さらに〈愛じゃこの国を救えないなんで/デタラメなんだぜ〉というフレーズを熱唱する「スィンギン・ニッポン」。「千葉県から来ました。LDH所属、氣志團 fromEXILE TRIBE です! ヨロシク!」とブチかました綾小路翔。

「今年が始まった瞬間に大変なことが起きて、あっという間に半年が経ってしまって。何ができるかいっぱい考えてみたけど、俺たちは俺たちができることをやるしかねえんじゃないかって。今日は最高の歌が歌える人、最高のダンスが出来る人、最高のお笑いが出来る人、最高の楽器演奏が出来る人が大集結してます!」と語り掛けた後はもちろん「One Night Carnival」です。

R&Bをルーツに持つ2人の共演

イベントはついにクライマックスへと突入。ステージに姿を見せたのは、日本のR&Bを牽引し続ける久保田利伸。ソウルフルな歌声で「ささの葉はさらさら~」(「たなばたさま」)を歌い上げ、「金沢に集うBeautiful People」「能登に思いを寄せるBeautiful People」というラインを奏でました。さらに観客とコール&レスポンスを行い、「そろそろ歌わないと(笑)」という言葉からはじまったのは「LA LA LA LOVE SONG」。MISIA も呼び込まれ、奥深いグルーヴをたたえたボーカルを高らかに響かせました。

「以前ニューヨークで、日本の放送を見ていて、ドラマの主題歌として流れてきた曲がありました。特別な今日は、その曲をどうしても歌いたい」(久保田)と紹介されたのは、ソウルテイストのバラード「名もなき空を見上げて」(MISIA)。R&Bをルーツに持つ2人の共演に、観客のテンションも最高潮です。続く「LOVE RAIN~恋の雨~」には、JO1の河野純喜、與那城奨が参加。大先輩の胸を借り、伸び伸びとしたボーカルを響かせる2人の姿も心に残りました。

「最高! 音楽って素晴らしい!」

イベントの締めくくりは、MISIAのステージ。まずは「アイノカタチ」。深く、温かく、優しい愛を描いた楽曲をゆったりと歌い上げました。

「今日はみなさん『PEACEFUL PARK 2024 for 能登』に来てくださって、本当にありがとうございます! この会場に能登を思う気持ちが溢れているなと思いました。次の曲でもっともっと歌い合ったり、思い合ったりできたらいいなって思ってます」。

感謝を込めたMCに導かれたのは、THE RAMAPGEとともに披露された「つつみ込むように・・・」。美しいホイッスルボイスからはじまり、「能登の声、聴かせて!」というシャウトによって会場の一体感はさらに強まっていきます。バンドのグルーヴ、メロディラインを身体的に表現するTHE RAMPAGEのパフォーマンス、そして、エンディングにおける MISIA の強烈なロングトーンにも心を奪われました。

さらにGLAYのTERU、TAKUROが初日に続いて登場。「YOUR SONG」をセッションし、軽快なサウンドと前向きな歌声を響かせます。“きっとやれる。自分を信じて”というメッセージは、すべてのオーディエンスの胸に強く刻まれたはずです。

「最高! 音楽って素晴らしい!」。万感の思いを込めたシャウトから始まったのは「あなたにスマイル」。Little Glee Monsterもコーラスとして参加し、美しく、力強いハーモニー/ボーカルで彩りを加えました。エンディングでは出演者全員がステージに上がり、〈あなたにsmileいつまでもsmile届けようsmile, smile, smile〉をリフレイン。会場全体に豊かな感動が広がっていきました。
ここで久保田利伸を中心に「Happy birthday to you」を合唱(7月7日は MISIA の誕生日)。「こんなに豪華なプレゼント、本当にありがとうございます!」と感謝を伝えた MISIA は、続けてこんな言葉を重ねました。

「誕生日だからこそ、周りの人が幸せになるように、誰かのためにその日を使うという“バースデーチャリティー”というものがあります。そういう意味でも、今日は最高の誕生日になりました。能登の方々、まだまだ大変な生活を送っている方が多いので、心を寄せていけたらと思います」

最後は前日と同様、全員でピースサインを掲げながら、「PEACEFUL」「PARK!」のコール&レスポンス。笑顔が広がるなか、『PEACEFUL PARK 2024 for 能登』はエンディングを迎えました。

※PEACEFUL PARK 募金特設サイトはこちら

※「d 払い」、「d ポイント」は株式会社 NTT ドコモの登録商標です。


本記事は7月8日(月)に速報版として公開した「『PEACEFUL PARK 2024 for 能登』に豪華アーティストが集結! 被災地への復興支援とエールにつながる意義深いイベントに」の完全版となります。

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