吉本新喜劇「総選挙」はアキが3連覇達成! 吉田裕 vs 清水けんじ“座長の座”をかけた因縁対決の結末は…

今年で3回目となる「吉本新喜劇座員総選挙2024」の開票イベントが、9月6日(金)に大阪・YES THEATERで開催されました。1位から29位まで+1人(推し枠)の計30人が、10月18日(金)になんばグランド花月で開催される『吉本新喜劇まつり2024〜選ばれし30名の座員たち〜』に出演できます。吉田裕 vs 清水けんじの“座長交代”をかけたバトルの行方は!? 最後の1人は誰なのか? 爆笑の連続となった開票の模様を、終演後の記者会見と合わせてレポートします!

出典: FANY マガジン
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ランクインして涙と喜びが交錯

進行役は、今年もテンダラー(白川悟実、浜本広晃)の2人。間寛平GM(ゼネラルマネージャー)、座長のすっちーとともに選挙結果を発表していきます。

アキの3連覇阻止を狙う刺客が入り乱れ、混戦は必至。売り言葉に買い言葉で吉田裕が「もし順位で負けたら座長を降りる」と宣言した、清水けんじとの因縁の対決も見逃せません。2年ぶりに池乃めだかが出馬したほか、石田靖を筆頭に全国からニューフェイスが参戦するなど、注目ポイントが目白押しです。

2連覇中のアキから吉本興業・藤原寛副社長へ“チャンピオン法被”が返還され、総勢86人の座員が会場内に着席。大山英雄(東京)、国崎恵美(東京)、山本奈臣実(横浜)、安井政史(熊本)、もりすけ(愛媛)、よこっちピーマン(岩手)もリモートで参加しました。

出典: FANY マガジン
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まず29位に滑り込んだのは、高井俊彦。テンダラー・白川率いる“ジ・白川バンド”の衣装で登壇した高井は、『吉本新喜劇まつり』に向けて怪気炎をあげます。続いて、初参戦で28位に入った石田靖は、「ホッとしている。『新喜劇まつり』に出られるので楽しみ」とコメント。

27位には、演歌歌手デビューも果たした新星・住吉大和。第1回の総選挙で、同期の曽麻綾がランクインしたことが今日までのモチベーションになったと話します。26位の西川忠志は、いつも通りの腰の低さで「本当に感謝でいっぱいです」と丁寧に挨拶しました。

25位の池乃めだかは「ありがとうございます!」と力強くコメント。24位で初のランクインとなる小西武蔵は、「もう来年の(選挙戦の)作戦を立てている」と、サングラスとビキニを着けて座員である谷川友梨のモノマネを披露しましたが、手ごたえのなさに思わず苦笑い。

23位の浅香あき恵は「まず無理だろうと思っていた。選んでいただいて寿命が伸びました」と感激の面持ち。森田展義は22位に入り、おなじみ“忍者ノブモリ”のいでたちで登場すると、客席の諸見里大介、松浦真也から「待った」がかかって舞台上は大混乱に……。21位の咲方響は、「野球好きでオリ姫なので、オリックスファンの方からの投票が増えた」とランクインの要因を分析しました。

第1回の総選挙で「不正があったのでは?」とイジられた太田芳伸は20位。今回はSNSに力を入れたそうで、またしても「不正は絶対にしていない!」と繰り返しました。19位には森田まりこが入り、ヤンシー&マリコンヌの相方、松浦のギターにのせて、喜びのギャグを披露します。

谷川友梨は18位に入り「20位までに入ってなかったので、今年はないと思って帰る用意をしていた」と涙ながらに語りました。17位の小林ゆうは初のランクインに「やったー!」とブリッジしながら喜びを爆発させます。NGKでの単独イベントが満席完売を繰り返すレイチェルは16位。「埼玉のオカンが、親戚にめちゃくちゃ宣伝してくれていた」と母の愛に感謝。

昨年、太田に続いて不正疑惑をかけられた奥重敦史は、今年も同じ15位です。2年目連続の“疑惑枠”入りという不名誉にも動じず、「不正なのでしょうがない」となぜか開き直ります。14位の高橋靖子は、「若い人がいっぱいのなか、アラ還女子に投票ありがとうございます」と笑顔を見せました。

遠く熊本から13位に入った安井政史は、「まさかランクインできるとは。九州新喜劇の座長になるためにがんばっていることを伝えたい」と感激もひとしお。昨年の20位から一気に12位までランクアップしたのは佐藤太一郎。「1列目(10位以内)に行きたかったので、来年こそ!」と早くも次回を見据えます。11位の寛平GMは結果に喜びつつ、長時間のイベントでややお疲れ気味の、めだかやしゃーやんらベテラン勢への気遣いを見せました。

出典: FANY マガジン
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清水が吉田をバッサリ「ダサい」

ここからベスト10の発表です。

10位となった五十嵐サキは「ベスト10に入れると思っていなかった」と驚きの表情。SNSにおもしろ動画をアップし続けた成果か、昨年からワンランクアップです。9位の千葉公平は、昨年の2位から大幅ダウンしましたが、前回、清水けんじから妬まれた事件を暴露し、「9位でなぜかホッとしています」と話して笑いを誘いました。

8位で名前を呼ばれて、思わず頭を抱えたのは吉田裕。「うわー、どうしよう!」と叫び、「清水さんがランクインしていない可能性もまだある」と平静を装いながらも「足の震えが止まりません」と顔面蒼白です。7位の小寺真理は、選挙活動について「かわいさを全面に出しました」と振り返りました。

そして、6位に清水けんじが入り、吉田とのバトルに勝利。清水は、吉田が舞台裏で「(座長を降りる発言は)プロレスですから」と言い続けていたことを暴露し、「ダサいなと思った」とバッサリ。清水はさらに「僕も本気で(座長を)代われとは思っていなかったが、いまは本気でいったらんとあかんなと思っている」とたたみかけ、吉田はますます窮地に……。

5位の酒井藍は「名誉なので、ここ(二の腕)にタトゥーを入れる」というボケで笑わせます。“新喜劇の顔”である島田珠代は4位となり、「珠代の投票箱の入り口はここでした!」と股間アピールを決めるなど、躍進を自らのギャグで祝福しました。

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観客が選んだ最後の1枠はあの男!

いよいよトップ3の発表!

3位は山田花子。昨年の4位からランクアップした要因を聞かれた花子が「YouTubeを始めて、自分で自分に密着している」と分析すると、途中からなぜか清水けんじのYouTubeチャンネルをイジる流れに!? 「それどんな密着?」の回答がことごとく清水の暴露ネタとなり、「それワシやないかい!」のツッコミが響き渡ります。

2位のすっちーもガッツポーズを決めつつ、自身の心境などそっちのけで、引き続き清水に関する裏ネタを繰り出しました。

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そして、1位に輝いたのは今年もアキ! 見事に3連覇を成し遂げ、ファンに感謝します。寛平GMから「(3連覇では)殿堂入りはないですね」と言われてズッコケながら、「しっかりとがんばっていきます」と4連覇に向けて気持ちを引き締めました。

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『新喜劇まつり』に出演できる最後の1人である「推し枠メンバー」選びも白熱。この日のお客さんのなかから抽選で選ばれた人が、自身の推し座員を選べます。ただ、当選したお客さんは、数人いる推しがすべて29位までにランクインしていると明かし、さらに1人を選ぶのはなかなか難しい様子……。

悩んだ末に「決めました」と呼んだ名前は、瀧見信行! ガッツポーズで登壇した瀧見は「一生、ここに上がることはないと思っていた」と驚きを隠せません。

エンディングでは寛平GMが「また来年も、できたらやりたいと思います」と挨拶し、客席から大きな拍手が送られました。

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アキ「ファンに支えられている」

終演後の会見には、寛平GMを含む1位から29位までの座員と「推し枠」の瀧見が出席。3連覇を果たしたアキは「率直にうれしい。ひとつのお祭り企画という感じだが、結果をしっかり受け止めて、責任を持って新喜劇をもっともっと盛り上げていきたい」とトップらしく決意表明しました。

寛平GMは年々、盛り上がりを増す総選挙に手応えを感じるとともに、ランクインしなかった座員たちが、発表の合間に果敢に笑いを取ろうとする姿勢を評価。また、若手の飛躍が目立ったことにも触れたうえで、「もっともっと努力して、アキとかすっちーとか座長をおびやかすぐらいがんばってほしい。2ケタの順位で喜んでいてはダメ」とハッパをかけました。

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アキが3連覇を果たした要因について聞かれた寛平GMは、「僕よりちょっと男前でしょ?」といたずらっぽくニッコリ。アキ自身は「投票してくれた方の年齢層は、30〜50代の女性が多いと聞いた。水玉れっぷう隊からのファンの方、その前の東映時代の2年間のファンの方、笑劇団アランドロンでもファンの方がたくさんついてきてくれていた。改めてファンのみなさんに支えられていると身にしみて感じた」と語りました。

注目の吉田と清水のバトルの行方については……「本当に座長を降りるのか?」と問われた吉田が、「負けてしまったので有言実行。9月19日(木)の清水さんのイベント(『清水けんじの大笑撃新喜劇』なんばグランド花月)を責任持って告知させていただく」という謎の提案で逃げ腰。

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一方で、同日開催されるNGK本公演の新喜劇は吉田が座長ということで、清水が「昼間は吉田くんの新喜劇、夜は清水けんじの新喜劇を見て、お客さんの目でどちらがおもしろかったか決めてもらえれば」と別案をぶつけます。「おもしろかったほうが座長」「それはやめときましょうよ」──そんな押し問答が延々と続き、この勝負、決着がつくのはまだ先になりそうです。

公演概要

『吉本新喜劇まつり2024~選ばれし30名の座員たち~』
日程:10月18日(金) 開場19:00 開演19:30
場所:なんばグランド花月
チケット:前売大人7,500円 子ども3,500円

FANYチケットはこちらから。

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