ランパンプス・寺内ゆうきが初の自著『知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論』(扶桑社)を出版し、発売日の11月1日(金)に東京・吉本興業本社で取材会が行われました。この本は、芸人界きっての将棋好きとして知られる寺内の“将棋愛”が詰まった1冊。取材会でも、本に込めた思いや将棋の魅力を力説しました。
「将棋は難しそう」という人ほど読んでほしい
寺内は、将棋アマ二段の実力者。将棋の知識を問う「将棋文化検定2級」にも合格していて、11月7日(木)から9日(土)に東京・千駄ヶ谷の新将棋会館で開催される、将棋の国際普及・国際交流を目的とした「第9回国際将棋トーナメント」に日本代表として参加することが決定しています。
そんな将棋を愛してやまない寺内の初の著作『知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論』は、気軽な趣味として将棋観戦を楽しむためのハウツー本。「ルールも戦術も教えない」将棋解説本として、棋士たちの人柄や人間ドラマ、熱き師弟愛、愛すべき個性派エピソードなどを解説しているほか、将棋のおすすめ観戦法や中村太地八段との対談も収録。全320ページの豪華な内容で、これを読めば棋界の魅力と推しポイントがすべてわかる、“観る将”のための決定版です。
寺内はこの本について、「プロの先生ではないので、将棋が強くなる本ではありませんが、将棋の魅力が伝わる本だと自負しています」と説明。事前知識がなくても「文字が読めれば大丈夫」と言いながら、本に込めた熱い思いを語りました。
「将棋の本としては邪道っちゃあ邪道。でも、とっつきやすくして、将棋というものの魅力がもっと広がればと思っています。『将棋は難しそう』とか『頭良くないとできないんでしょ』って思ってる人ほど読んでほしいです」
藤井聡太7冠の“20秒沈黙”
さらに取材会では、藤井聡太7冠に関するエピソードも披露しました。中学生のころから注目を集める藤井7冠は「発言が文字になる人生を歩んできた」と解説する寺内は、そのため記者から質問されてもすぐには答えず、20秒ほど沈黙して言葉を整理してから答えることが多い、と分析します。
この日の取材会で、寺内自身もそれをマネして“20秒沈黙”にチャレンジしようとしたそうですが、「怖くてできなかった。芸人だとハードルが上がりすぎます」と素直に打ち明け、集まった記者たちを笑わせました。
取材会の最後に、あらためて読者に向けたメッセージを求められた寺内は「320ページはちょっと多いなって思うので、目次を見て興味のあるところを最初に読んでください」とコメント。全7章のどこから読んでも楽しめる構成になっているため、「どんな人でも興味を持ってもらえる内容が入っていると思います」と自信をのぞかせました。
書籍概要
『知るほど観たくなる将棋 ドラマティック将棋論』
著者:ランパンプス寺内ゆうき
発売日:2024年11月1日(金)
定価:1,100円(本体1,000円+税)
判型:新書判 320ページ
発売元:扶桑社
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