神戸大学卒の高学歴芸人、ネイビーズアフロ・みながわが、気象予報士試験に合格しました! その喜びを伝えるべく、11月5日(火)にYouTube「よしもと漫才劇場チャンネル」で生配信された報告会に登場。相方のはじりが進行するなか、資格を生かした今後の仕事の展開について語りました。
コロナ禍で勉強をスタート
みながわは、気象庁から受け取った気象予報士登録通知書を掲げながら、「私、みながわ、皆川勇気は、第62回気象予報士試験に合格し、気象予報士になりました」と晴れ晴れとした表情で報告。みながわが挑んだ第62回気象予報士試験は4268人が受験し、合格者は248人。合格率5.8%の狭き門でした。
まずは、みながわが自宅で自撮りした“合格発表の瞬間”の動画を視聴します。10月11日(金)10:00にネット上で行われた合格発表で自分の受験番号を見つけ、1人で「うわー! やばー!」と大喜びする様子が映し出されました。そんなみながわの姿に、はじりは「すごい喜びよう!」と驚きます。
みながわが気象予報士を志したきっかけは、2020年、新型コロナウイルス感染症感染拡大による緊急事態宣言のとき。仕事がまるでなくなった際、吉本新喜劇のレイチェルから「びっくりするような資格を取ればいいじゃん」とアドバイスされたそうです。
そこでふと気象予報士が思い浮かび、勉強を始めたものの、難易度の高さに一度は挫折。しかし、昨年春に足を疲労骨折し、自宅にいる時間が増えたことから再度奮起して勉強を再スタートしました。
さまざまな資格のなかで気象予報士を選んだ理由を、みながわはこう話します。
「天気は日常的に目にする事象ですし、僕自身もともと理系でこの分野にも興味があったので迷いはなかったです。芸人として行きていくなかで、仕事としていちばん幅を持たせられる資格ではないかと思って選びました」
勉強時間は1年半で700~800時間!
芸人の仕事の合間を見つけて、大阪市の中央図書館の自習スペースや楽屋で勉強。また、ネイビーズアフロがレギュラー出演している「かんさい情報ネット ten.」(読売テレビ)のお天気キャスター・蓬莱大介さんや、気象予報士の資格を持つABCテレビの澤田有也佳アナウンサーに、勉強方法のアドバイスをもらったそうです。
本格的に勉強を始めてから試験までのおよそ1年半で700~800時間は勉強したというみながわは、天気予報についてこう話しました。
「僕が小学生くらいのころから関西テレビでお天気を担当している片平(敦)さんの、ダジャレを交えながらの天気予報がすごくインパクトがあったんです。天気予報ってこんなにエンターテインメントなんだ、こんな楽しく伝える方もいらっしゃるんだ! と印象的でした」
そして、「お天気以外にも雑学が好きなので、見てて情報もしっかり知れるし笑えるし、勉強にもなるような新しいジャンルが切り開くことができたら」と語り、さっそく「お天気うんちくメモ」をいくつか披露。
また、「幅は広げていきたいですが、もちろんお笑い芸人の軸が根幹です。芸人としての色を持ちつつ、気象予報士だからできることがあると思うので、芸の幅をどんどん広げていきたいです」と意気込みました。
今回の合格を報告した際に、お天気キャスターの蓬莱さんからは「何でも聞いてください!」と心強い言葉をいただいたそう。そして吉本新喜劇の浅香あき恵は、「ほぼハグ」をして喜んでくれたといいます。
気象予報士を目指している人にアドバイスを求められると、みながわは次のようにエールを送りました。
「試験は、マークシートの試験(学科試験)と記述式の試験(実技試験)があるんですけど、マークシートの勉強の最初のほうに、仕組みを理解するのに時間がかかる、めっちゃ難しい分野があるんです。そこはめちゃくちゃしんどいし、つまずく方が多いと思います。でも、それを乗り切ってしまえば自信もつくし、モチベーションにもつながります。そこは信じてがんばっていただきたいです」