「アートは世界を救う」を信念に世界で活動する画家、玄(GEN)の個展『GENTEN ~げんとアートと時々せいじ』が、12月15日(日)まで大阪・Laugh & Peace Art Galleryで開催されています。今回の展示には、海外ボランティアや国際協力の支援に取り組む千原せいじの活動に影響を受けた作品も。初日の12月5日(木)にはせいじが会場を訪れ、玄とともに個展の魅力を紹介するコラボ動画を撮影しました。
「喋っただけで影響を与える俺、すごいね」
活動開始8年目を迎えた玄が描き下ろした作品や限定グッズをリリースする今回の個展。せいじと玄が会場で収録したコラボ動画は、後日、せいじの公式YouTubeチャンネル「せいじんトコ」にて配信される予定です。
すでにアップされている対談動画では、海外のスラム街の現実や途上国支援の難しさについてなど、社会問題に切り込んだトークを展開している2人。会場には、玄が国際協力の支援にも取り組む千原せいじの活動に共感し、せいじをモチーフにした作品が複数展示されています。
「せいじさんにお会いして感じたものをすぐに作品にしました」という玄のアートは、フォークを使って描く力強いタッチとカラフルな色合いが特徴的です。
せいじのイメージで描き下ろされたのは、玄のアイコニックな作品である太陽をモチーフにした「スマイル」。意志のある大きな目とニヤリと微笑む表情が印象的な作品を見て、せいじは「俺こんなん!?」と驚きの表情で、「こんなふうに見えてたら、昨晩も新地でモテへんわ!」と笑わせます。
ここから玄は、「問答無用に心に従え」というタイトルの作品について解説します。「そのときの最善を尽くす」というせいじの考え方に感化されたという玄は、「シンプルだけど大切なこと。それを忘れずに行動していきたい」という思いで描き上げたと語りました。
これを受けて、せいじは「すごくいいこと言ってくれてる。ただ喋っただけでアーティストに影響を与える俺、すごいね」と自画自賛。せいじから受けたインスピレーションをタイトルにした作品の数々は、見どころのひとつになっています。
ちなみにこの日、2人が着ていたインパクトのあるTシャツは玄がデザインしたもので、会場でも販売中。デザインについて玄は、「せいじさんの固定概念を覆すような新しい感覚をイメージして描きました」と説明しました。作品やグッズの売上金は、海外などでの活動資金として活用されます。
せいじの言葉で「世界の景色が変わると思った」
動画撮影後の囲み取材で今回のコラボの感想を問われたせいじは、「2人とも目に見えるところで活動している。方向性が似ていると感じます。つながるべくしてつながった2人やと思う」と力説。
玄は「せいじさんの言葉や考え方を聞いたとき、世界の景色が変わると思ったんです。この個展で新しい感覚を持って帰ってもらえたら」と続けると、「描かせていただいて、すごく楽しかったです!」と満足感をにじませました。
さらに玄の個性的な作風について、せいじは「いろんな見え方や描き方があるんやなと。みなさんにフォークを筆にする人がいるっていうのを知ってもらいたい。勝手にフォークで絵を描いたらおかんにめっちゃ怒られるけど(笑)」とアピールしました。
【プロフィール】
玄(1997年生まれ、大阪府出身)
各国の貧しい地域の家の壁や屋根、道路にペイントすることで、アートで溢れる街「アート街」として観光地化するプロジェクト活動を主導。海外の子どもたちへのアート授業、内装デザイン、ホテルルームのデザインも手がける。現在はフィリピンやネパールを主としながら、世界中でのアートプロジェクトも視野に活動中。
個展概要
『GENTEN げんとアートと時々せいじ』
日程:2024年12月5日(木)~15日(日)
営業時間:13:00~18:00
※火・水は定休日
入場料:無料
場所:Laugh & Peace Art Gallery
(大阪市中央区難波千日前3-15 吉本本館1F)
詳細はこちらから。
YouTubeチャンネル「せいじんトコ」はこちらから。