みなさまいかがお過ごしでしょうか。そろそろ2025年も板についてきたなって感じですかね? このタイミングで今年1発目のGossip Timesでございます。
今年は『巳(ヘビ)年』です。ヘビは脱皮を繰り返すことから、巳年は、再生と変化の年だといわれています。たしかにそうかもしれません。まさか新年早々『#奥田執事』でバズるとは思ってもみませんでしたから。
さてさて、2025年の世界を見た時に最初にして最大の『再生と変化』といえば、トランプ大統領の就任だと思います。4年ぶりに再生したトランプ大統領は、どんな変化を世界にもたらすのでしょうか?(←ウマいことキマったと思ってます)

先日、大宮で行われた『ひけらかしライブ』でも、トランプ大統領の話が中心だったのですが、その中でちゃんとお話しできなかった『日本製鉄によるUSスチール買収問題』から書いていきます。あくまでもゴシップ的にね。
USスチールというのはアメリカの大手鉄鋼メーカーです。社名にUSと付いているくらいですから大手であり老舗のメーカーです。しかし、最近は経営に行き詰まっていました。そこに日本製鉄がけっこう良い条件で買収の話を持ってきたので、USスチールの経営陣はウキウキでその話に乗るつもりでした。買収話が上手くまとまりそうなところで、謎にバイデン前大統領がUSスチールの買収禁止令を出したんです。
なぜバイデン前大統領はこんな命令を出したのでしょう?
安全保障上の理由と口では言ってましたが、日本は同盟国です。アメリカの安全を脅かすわけがないので、これは100%建前で、実際は当時大統領選挙で戦っていたトランプさんが買収反対を明言したからです。
USスチールの経営陣も、おそらく働いている人も買収には賛成でした。しかし鉄鋼業界全体の労働組合は猛反対だったんです。トランプさんはその労働組合の票を獲るために反対を明言したわけです。
すると、今まで特に反対をしていなかった、なんなら賛成していたバイデンさんも反対と言い出して、しかもまだ大統領だったので命令を下すことで、
「ほら! 労働組合のみんな! 命令下したよ! だから、俺の方が反対派だよ!」
とアピールしたかったんです。
タイミングが悪かったといえばそれまでですが、しかし当事者からしたら本当に迷惑な話ですよね。なので日本製鉄は、政治的な理由で不当に介入してきたということでバイデンさんを訴えています。
なぜなら、買収が失敗した場合は日本側が莫大な違約金を払うという契約だったからです。ただ、前大統領相手の訴訟ですので、USスチール側も国内でだいぶんアピールしてくれないと、正直なかなかしんどいと思います。
そもそも鉄鋼業界の労働組合が、なぜ当事者でもないのに猛反対していたのか?ってところなんですけど、これは社名がかなり関係しているといわれています。『US』が付いた会社が『日本』が付いた会社に買収されることへの拒否反応です。文字面だけ見たら、日本がアメリカに攻め込んできているように感じて、
「おいおい! また真珠湾攻撃の時みたいに卑怯なやり方をしたんやろ!」
と思う人や、もう少し手前の歴史だと、
「日本がバブルの時、アメリカの企業や土地を下品に爆買いしとったのう! あれの再来か!」
と思う人がアメリカには一定数いるということです。まぁ、USスチールの話はこれくらいにして、前述のひけらかしライブで、僕はこんなことを言ってました。
「トランプさんは就任式でパリ協定離脱とWHOの離脱と軍隊を使っての移民を退去させると宣言するよ!」

そして次の日のニュースを見て、
「ほら当たった! ドヤ!、、、いやいや3つどころちゃうやん! 予想が当たったって言いたすぎてビビって3つくらいに絞ったのに! トランプさんの方がビビってないやん!」
となりました。
そして就任して4日の今日の段階で、もう20以上の大統領令を出しています。その中で僕が気になるものをいくつかジャンルに分けてピックアップさせてもらいますと、
・「侵略」する外国人の入国禁止
・難民受け入れを一時停止
先ほどの軍隊を使っての移民の退去もそうですが、なんせ外国人によってアメリカ人の利益が損なわれているので、アメリカのためにならない外国人は、入れないし追い出すってことです。
・エネルギー非常事態を宣言
・国内のエネルギー資源の活用
・アラスカの資源活用
・風力発電の見直し
要は石油と天然ガスを使いまくるぞってことです。これでアメリカの国内産業を盛り上げようとしてるわけです。そりゃ二酸化炭素における地球温暖化対策のための集まりであるパリ協定から離脱しますよね。
・JFK暗殺事件の資料の機密解除
これは都市伝説的にめっちゃおもろいだけな感じもしますが、
「歴代大統領ができなかったことを俺はやるぞ!」
というアピールにもなりますし、FBIに対しても
「俺はビビってねえぞコラ!」
という姿勢も見せられます。だってトランプさん、刑事裁判を4つほど抱えた状態で大統領になってますから。
他にも多様性重視の政策を取りやめるとか、国際的な集まりから抜けるとか、連邦政府の改革とか色々言ってるんですが、全ての基準は、
アメリカとアメリカ人の『ため』になってるかどうか
なわけです。それがアメリカファーストってことです。はっきり言って、外国なんてどうでもいいと思ってるんだと思います。
「自分とこの国民が困ってるのに、なんで外国なんか気を使わなあかんねん!」
という、超保守的な大統領がアメリカに誕生したということです。逆に言えば、わかりやすいっちゃあ、わかりやすいんですけどね。
さぁそんなトランプさんと、日本は上手くやっていかないとダメなわけですが、どうですか? 皆さんは上手くやっていけると思いますか?
僕はねぇ、普通に無理だと思います。たぶん、相手にされないと思います。残念ですけど。
トランプさんと対等に話せる立場の人を、僕たち国民が選べるかどうかですね。今年は選挙もありますしね。
僕は今年もしっかりとニュースの裏を見て、こちらでコソコソ話を書いていきたいと思います。

※あくまでも本連載は個人の見解です。