2025年1月11日（土）、黒木華主演、映画『アイミタガイ』の舞台となった三重県桑名市で1日限定のスペシャルなバスツアーが開催されました。水玉れっぷう隊ケン、かけおち（青木マッチョ、赤木ぼうず）が登場し、終始笑いが絶えなかったバスツアーの様子をレポートします。
貸し切り列車での撮影は時間との勝負！
ツアーは近鉄桑名駅からスタート。司会は名古屋よしもと所属の芸人・中山真希が務め、映画『アイミタガイ』のロケ地を巡るツアーの概要を紹介した後、映画にも出演した水玉れっぷう隊のケンが登場しました。
桑名駅では、黒木華演じる梓や中村蒼演じる澄人が登場する重要なシーンが撮影されたのですが、「撮影は貸し切り列車で行われ、時間との勝負だった」と映画撮影の裏側に関わった桑名フィルムコミッションの渡辺さやか氏が当時の撮影の様子を語ってくれました。
続いて訪れたのは「桑栄メイト」。現在は閉館しているこの施設は、映画の撮影で使われた場所の一つで、今回は特別に中に入ることができました。「監督が駅前の風景を気に入り、撮影を実現させた背景がある」とのことですが、旧駅舎と桑栄メイトを繋ぐペデストリアンデッキが一部残っていたため、駅前での撮影ができたようです。
次に訪れたのは「銀座通り商店街」。映画では使われなかったシーンや、監督が気に入った古いネオン看板のエピソードが紹介されると参加者からは感嘆の声があがりました 。
今回のツアーに全面協力した三重交通のバスは映画にも登場しており、実際に撮影に参加した運転手が今回のツアーも担当。「突然の抜擢に驚いた」と当時の心境について語りました。
かけおちによるシーンの再現で大盛り上がり！
寺町通り商店街では、映画内で澄人が公衆トイレから出てきて、梓が背中を預けるという印象的なシーンをかけおちの二人が再現しますが、真剣なシーンにも関わらず参加者からは笑いが起こっていました。
その後、主人公たちの思い出の地「こみちさんの家」も訪れ、青木マッチョがカリンバで劇中の音楽「遠き山に日は落ちて」を奏でて、映画の雰囲気を再現します。
ツアーの最後は、レストラン「Rocca」。参加者は窓から見える六華苑の美しい風景を楽しみながら、映画撮影中のエピソードの数々に耳を傾けていました。 参加者にデザート「いろどりもなか」が提供されると、ここでもかけおちによる映画のシーン再現が行われますが、二人の渾身の演技に参加者も思わず笑いをこらえきれない様子。
最後は、最後は、映画の撮影で差し入れに使われた永餅屋老舗の安永餅や、美鹿山荘のカレー煎餅などが用意され、参加者は大満足の様子で帰路につきました。
映画『アイミタガイ』のロケ地を巡るバスツアーは、参加者が芸人たちと一緒に撮影の裏側やエピソードを楽しみながら、桑名市の魅力を体験できる内容で、ロケ地巡りを通じて、映画と地域の繋がりを深く感じる特別な一日となりました。
映画『アイミタガイ』あらすじ
なぜ彼女は、亡くなった親友にメッセージを送り続けたのか？ 誰かを想った優しい“秘密”が立ち止まっていた人々の心を灯す―
ウェディングプランナーとして働く梓のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子と優作は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみちの家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と二人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて――。
■「相身互い（アイミタガイ）」とは？
誰かを想ってしたことは、巡り巡って見知らぬ誰かをも救う。今にも通じる心の在り方を表わした言葉。
本作は誰の胸にも眠っている助け合いの心を呼び起こし、何気ない毎日をやさしく照らす、あたたかな物語となっている。
イベント概要
映画『アイミタガイ』ロケ地めぐりバスツアー
開催日：2025年1月11日（土）
1回目：09:00～12:00
2回目：14:00～17:00
ツアー企画：三重トラベル株式会社
アテンダー：
『アイミタガイ』出演芸人：ケン（水玉れっぷう隊）
『アイミタガイ』大好き芸人：青木マッチョ、赤木ぼうず（かけおち）
MC担当：中山真希
作品概要
映画『アイミタガイ』
出演：黒木華
中村蒼 藤間爽子
安藤玉恵 近藤華 白鳥玉季 吉岡睦雄 ／ 松本利夫（EXILE） 升毅 ／ 西田尚美 田口トモロヲ
風吹ジュン／草笛光子
原作：中條てい「アイミタガイ」（幻冬舎文庫）
監督：草野翔吾
脚本：市井昌秀 佐々部清 草野翔吾
音楽：富貴晴美
製作：「アイミタガイ」製作委員会
製作幹事：U-NEXT
製作プロダクション：ダブ
配給：ショウゲート
助成：文化庁文化芸術振興費補助金（映画創造活動支援事業）｜独立行政法人日本芸術文化振興会
© 2024「アイミタガイ」製作委員会
2024 年/日本/105分/カラー/シネスコ/5.1ch/G
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