「食」にちなんだ芸名の“食芸人”がズラリ37人! 吉本と農水省が「ニッポンフードシフト」でタッグ

農林水産省と吉本興業がタッグを組んだ『よしもともニッポンフードシフト』のキックオフイベントが12月1日(水)、東京・霞が関の農林水産省で開催されました。吉本芸人たちが動画で日本の食を盛り上げていこうというこの取り組み。この日のイベントには、吉本に所属する総勢22組37人の「食」にまつわる芸人たちが大集合し、さっそく「食」に絡んだネタやトークが繰り広げられました。

出典: FANY マガジン
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農水省が7月にスタートさせた国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」は、消費者・生産者・食品関連事業者などが一体となって日本の食について考えていこうという取り組みです。今回、その一環として、吉本芸人たちが食に関する情報発信を行っていくことになりました。今後、よしもと「食」芸人や全国の住みます芸人たちが各地を訪問、取材し、日本の食の魅力や課題について楽しくまじめに伝える動画コンテンツを公開していきます。

この日の会場には、COWCOW(多田健二、善し)、サバンナ・八木真澄、ライス(田所仁、関町知弘)、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)、バイク川崎バイク、フルーツポンチ(亘健太郎、村上健志)の6組に加え、「食」にちなんだ芸名をもつ芸人(よしもと「食」芸人)が集合し、今後の活動や意気込みを語りました。

出典: FANY マガジン
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「食いしん坊芸人」が100組!?

イベントでは、まずは金子原二郎農水大臣が、ニッポンフードシフトの意義を語ります。

「いま食の外部化が進み、消費者の農林水産業への意識、関心が薄れていると感じます。農林漁業者、食品事業者の努力や創意工夫について、多くの国民にわかりやすく伝え、自分たちの問題として行動変容を起こしてもらうことが必要です。吉本興業との連携により、特に次世代を担う若者たちに向けて情報発信をお願いしたく、『ニッポンフードシフト』の推進活動を委嘱いたします」

金子大臣から委嘱状を手渡された吉本興業の藤原寛副社長は、こう意気込みを語りました。

「今回、連携させていただくにあたって調べたところ、弊社所属芸人のうち、なんと100組を超える芸人が食にまつわるコンビ名をつけていました。みんな間違いなく食いしん坊だと思っております(笑)。この食いしん坊の芸人たちを中心に、国内の食の魅力はもちろん、課題についても動画コンテンツとして発信し、『ニッポンフードシフト』活動を農林水産省と一緒に盛り上げていきたいと思います。全力で行動します! どうぞよろしくお願いいたします」

出典: FANY マガジン
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サバンナとバイク川崎バイクがなぜ入った!?

よしもと「食」芸人によるトークセッションでは、藤原副社長の「芸人のみんな、集合〜!」という呼びかけに応え、COWCOWら6組に加えてキャベツ確認中(しまぞうZ、キャプテン★ザコ)、トマト王子、ピスタチオ(伊地知大樹、小澤慎一朗)といった「食」芸人たちが登場。MCを務めるチュートリアル(徳井義実、福田充徳)がステージ上の芸人たちを紹介していきます。

出典: FANY マガジン
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一見して「食」にちなんでいないサバンナ・八木の紹介では、福田も「八木が(動物の)ヤギやから?」と不思議そうな顔。「サバンナの“サバ”でいきました」とキッパリ答える八木に、徳井が「そんなん言い出したらなんでもありやん!」と呆れます。

続いて、同じく名前が食べ物にちなんでいないバイク川崎バイクに、福田が「なんで?」とたずねると、「僕も昨日、マネージャーにまったく同じ質問をしました。農業用機械のエンジンからの連想で“バイク川崎バイク”が来ました!」と説明していました。

出典: FANY マガジン
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このほか、ステージの下に集まった大勢の「食」芸人たちを代表して、ピスタチオがショートネタで笑いをとったり、農水省の公式YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF」で“霞が関初の官僚系YouTuber”としての活動をする白石優生さんが、「大臣におにぎりを食べてもらったりしてます」などとユニークな動画を紹介したりとイベントは盛り上がりを見せました。

芸人が考える「日本の食のためのアイデア」

芸人たちは、すでに動画の制作を進めています。銀シャリは、国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(農研機構)を訪れ、「ニッポンフードシフト漫才化プロジェクト【農林水産笑】」と題した動画を作成。COWCOW・多田も「(農水省の)牛乳乳製品課の方と一緒に動画を作りました」と明かし、「ミルクボーイじゃなくて、僕らを選んでくれてありがたい」と感謝して会場を沸かせました。

出典: FANY マガジン
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また、日本の食の未来のためのアイデアを芸人に募ったところ、「おいしくいただいたあとにギャグをやったらどうでしょうか。『おいしいたけ!』とか」(八木)、「住みます芸人だけじゃなく、47都道府県食べます芸人も作る」(ライス・関町)といった意見が次々と飛び出します。銀シャリ・鰻は「グッズとかを作ったほうがいいと思うので、お米ニット帽はどうでしょう?」とお米の形をしたニット帽をイラストを添えて提案。これには徳井が思わず、「どんだけ愛くるしいボケすんねん! 愛せるわ〜」とホッコリする一幕もありました。

出典: FANY マガジン
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さらに、フルーツポンチ・村上が「食モノマネを用意してきました」と、食(釈)由美子のモノマネで「お食べなさい!」と言い放ったり、八木が「お疲れじゃないですか? いま、農林水産省をマッサージしています」と床をもみほぐしたりと、徐々に芸人が“本領発揮”し始め、会場は大盛り上がり。

出典: FANY マガジン
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質疑応答では「来年の流行語になるような、食にちなんだとっておきのギャグを披露してください」という記者からのムチャぶりに、トマト王子が渾身の持ちギャグ「リコピンフラッシュ!」を披露するなど、それぞれの持ち味で「食」をアピールするイベントとなりました。

「よしもともニッポンフードシフト」の動画は公式サイトで視聴できます。

公式サイトはこちらから。

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