『吉本新喜劇記念日』座長は82歳のやなぎ浩二!? “あの金メダリスト”乱入で珠代の新ギャグ披露も!【新喜劇・寛平GM月例会見】

吉本新喜劇の間寛平GM(ゼネラルマネージャー)の月例会見が、1月29日(水)に大阪市内の吉本興業本社で行われました。今回は新喜劇の顔・島田珠代を筆頭に、“超ベテラン”から“あの金メダリスト”までバラエティ豊かな面々が勢ぞろい。2025年一発目のGM会見にふさわしい賑やかな会見になりました。

出典: FANY マガジン
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清水啓之「慣れって怖いです」

この日の司会を務めた座長のアキが、寛平GMと珠代を呼び込みます。2025年の抱負を聞かれた寛平GMは、「今年は西日本だけではなく、新喜劇が映ってない(テレビ放送されていない)ところでも、おもしろさをわかっていただけるようがんばりたい」と宣言。

珠代は「見ていただいた皆さんに、“元気”というお土産を差し上げられるように。そして、大河(ドラマ)に出られるように。何の役でもいいですから挑戦したい!」とぶち上げました。

2月も注目イベントが目白押し。それをPRすべく、レイチェル、松浦真也、森田まりこ、清水啓之が登場しました。過去4回、なんばグランド花月で単独イベントを成功させてきたレイチェルは、2月19日(水)〜25日(火)に京都・よしもと祇園花月で初の座長週に挑みます。

4座長以外の座員が座長週を務めるのは、“佐藤太一郎・小西武蔵コンビ”に続いて2例目。レイチェルは「芸歴16年目にして、ついに初座長週。2年前のGM会見に参加したときは、朝まで(単独イベントの)手売りをしていたのに……」と喜びを噛み締めます。寛平GMはレイチェルについて、「いままでNGK(なんばグランド花月)を満席にしてきたのはすごい。祇園花月にもみんな来てくれるわ」と太鼓判を押しました。

出典: FANY マガジン
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松浦と森田のユニット“ヤンシー&マリコンヌ”は、2月14日(金)に大阪・バナナホールでイベントを開催。今回の『ヤンシー&マリコンヌのポップコーンミュージック vol.3』には、大阪を拠点に活動するシティーポップバンド、Junk Unitをゲストに迎え、生演奏に乗せて新喜劇や歌ネタを披露します。

会見で松浦と森田は「詐欺撲滅のキャンペーンソングを作ってきた」と、スタイリッシュなギターミュージックとキレのいいダンスで、息の合ったところを見せます。会見に参加した清水は森田の夫。森田と松浦が密着するネタに嫉妬しないか聞かれた清水は「えらいもんで慣れてきました。慣れって怖いです」と“達観”したように語りました。

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2月2日(日)に大阪・吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で上演される『新喜劇キャッスル』を紹介するのは、その清水です。“夫婦の日”にちなんで、清水&森田のほか、内場勝則&未知やすえ、佐藤武志&浅香あき恵ら6組の“座員夫婦”が勢ぞろい。

この顔ぶれがそろうのは珍しいと、会見出席者一同が興味津々になるなか、寛平GMから「うちも入ってええの?」とまさかの質問が出ますが、実現は難しそう……。この舞台では鮫島幸恵、前田真希が久々に復帰するなど、見どころ満載です。

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会見の司会を務めたアキの新しいプロジェクト公演『時が来た』は、3月14日(金)〜16日(日)に大阪・近鉄アート館で行われます。“幕末青春グラフィティ”を謳った今回の舞台は、かつて東映京都撮影所でスタントマンや役者をやっていたアキの念願だったそうで、「やっと夢が叶った」とうれしそう。

アキは「吉本は笑いで皆さんを元気にするが、こちらはほぼ笑いなし、お芝居で皆さんに元気になってもらおうという舞台。35年の思いがつまっている」とアピールしました。

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朝晩の散歩で内臓も元気「すごくおなら出る」

3月2日(日)には『吉本新喜劇記念日2025〜今年は65周年記念ツアー千秋楽に新たな新喜劇に向けた発表が!?〜』が開催されます。ここで会見場に、この公演で座長を務める御年82歳の“レジェンド”やなぎ浩二が登場し、こう決意表明しました。

「最初は“イヤや”と言うたんです。そしたら寛平ちゃんが“アヘアヘアへ……やってみいや”と言ってくれた。不安ですけど、皆さん方に助けてもらい、やるとなったら一生懸命、死ぬ思いでやらせていただく」

出典: FANY マガジン
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ちなみにやなぎの日課は“散歩”で、朝晩3キロは歩くという健脚です。やなぎは「歩いてると、内臓が動いているからすごくおならが出るんです」と笑わせつつ、大役に向けて心身の充実ぶりをアピールしました。

今年の『新喜劇記念日』公演は2部構成で、第1部はやなぎが座長を務める新喜劇、第2部は寛平GMを含む“5座長”が勢ぞろいする新喜劇を上演します。第2部は“65周年ツアー”の千秋楽として、ツアーのいろいろな班のいいとこどりをした新作。さらに公演の最後には、これからの新喜劇を盛り上げる“ある発表”も用意されています。

ぢゃいこのモノマネは北口榛花選手公認!

GM月例会見の恒例となった“今月のイチオシ座員”紹介には、ぢゃいこが登場。ぢゃいこは、昨年末の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)で大ウケしたパリ五輪女子やり投げの金メダリスト・北口榛花選手のモノマネで現れました。

ドラマ『相棒 元日スペシャル』(テレビ朝日系)にも出演するなど、注目度急上昇のぢゃいこは、70キロ以上ある鏡もちを運ぶ徳島県・大山寺の“力餅”という行事で2連覇していて、アスリートとしての“実力”も文句なしです!

出典: FANY マガジン
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ぢゃいこはさっそく、“本人公認”という北口選手のモノマネを全力で披露。また、「77キロの鏡もちをかついで72メートル歩いた」と力持ちのエピソードも明かすと、やなぎを軽々と“お姫さま抱っこ”する一幕も!

珠代はぢゃいこについて、北口選手と同じく実家がケーキ屋であるといったプロフィールを紹介。ぢゃいこは「石を持ち上げる大会や米俵をかつぐ大会もあるので、すきあらば出たい。これを仕事につなげられるように」と意気込み、たくましい上腕二頭筋を見せつけました。

珠代による“今月の顔”のコーナーでは、「今年は完成された女になりたい」と前フリが……。ポケットから黒いパンティーを取り出した珠代は、新ギャグ“パンティーパズル”を炸裂させ、爆笑をさらいました。

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“吉田裕vs清水けんじ”はまさかの幕切れ

会見では、1月のトピックスの振り返りもありました。1月2日(木)〜5日(日)に兵庫・神戸国際会館こくさいホールで行われた恒例イベント『新春吉本お笑いバラエティーショー2025』には、寛平GMのほか、池乃めだか、内場勝則、辻本茂雄、川端泰史という豪華メンバーが勢ぞろいしました。1月11日(土)には“65周年ツアー”が沖縄に上陸。チケットは完売し、珠代によると「指笛がピーピー鳴る」大盛り上がりだったそうです。

1月25日(土)、26日(日)の2日間にわたって、東京・草月ホールで上演された『とある神様に異世界転送させられた新喜劇座員が、オタク知識(スキル)を振りかざし、無双するみたいです。』も話題を呼びました。

新喜劇きっての“アニメ・声優オタク”である岡田直子が人気声優たちと大暴れする異色新喜劇。出演した珠代は「声優さんが、皆さん上手で器用なんですよ!」と振り返り、声優陣から「ぜひ第2回を」とリクエストされたことも明かしました。

昨年の『吉本新喜劇座員総選挙』から続く座長・吉田裕と清水けんじの“因縁バトル”は、意外な幕切れを迎えました。昨年12月24日(火)〜30日(月)に、なんばグランド花月の本公演で吉田に代わって座長を務めた清水が、期間中にインフルエンザに罹患。

急遽、清水の役を吉田が、吉田の役をアキが演じて最終日まで乗り切りました。その結果、1月の『よしもと新喜劇』(MBS)放送での吉田vs.清水“視聴率対決”はお流れに……。「負けたら座長を降りる」と豪語していた吉田は、“不戦勝”で座長続投になりました。

これについて珠代とアキは「ドラマだった。ドキュメンタリーとして撮っておいたらよかった」と悔しがります。そして「吉田裕がトイレの鏡の前でほくそ笑んでいた」「しみけんが楽屋を出ていくとき、後輩たちに“涙出そうやわ”と言っていた」というウラ話を暴露。さすがに不憫に思ったのか、珠代は「本当に、しみけんってツイてないんです。ぜひ応援してあげてください」と呼びかけました。

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