Dr.ハインリッヒがゲストに呼んだ「先輩」「後輩」は賞レース王者2組! レアな顔合わせでネタもトークもヒートアップ

Dr.ハインリッヒ（幸、彩）が先輩と後輩を1組ずつゲストに迎えて贈る人気ライブ『Dr.ハインリッヒと先輩と後輩』が、6月18日（水）に京都・よしもと祇園花月で開催されました。昨年12月に続く第2回となる今回は、先輩＝チュートリアル（徳井義実、福田充徳）、後輩＝ツートライブ（たかのり、周平魂）という2組の賞レースのチャンピオンが登場！　そこかしこに“Dr.ハインリッヒ流”の遊び心が散りばめられ、3組の化学反応も楽しい75分となりました。

ハインリッヒらしい“笑いの異空間”が展開！

前半は3組によるネタパート。ライブを主宰するDr.ハインリッヒが最初と最後に計2本、間に挟まれてツートライブ、チュートリアルがそれぞれ1本ずつ漫才を披露していきます。

Dr.ハインリッヒは冒頭のトークで、あらためてツートライブの『THE SECOND』優勝を祝福。「（グランプリファイナル前に）頑張れとは言ったが、そこまで頑張れとは言うてない」と笑いを誘いながら、ツーマンライブ『ドクターライブ』を行うなど長年にわたって交流の深い後輩の躍進を喜びました。もっとも、今回のライブについて「誰を目当てに見に来たのか」と客席アンケートをとったところ、なんとも意外な結果が……。

徳井「ゲストに呼ばれけど、何をされるんやろうと…」

ツートライブ、チュートリアルのネタのあとは、先輩・後輩入り乱れての企画コーナーへ。たかのりは、チュートリアルとのコーナー共演に「平場でお会いするのは新鮮」とうれしそう。一方の徳井は「ハインリッヒのライブにゲストで出て、と言われて『何をされるんやろう。すごいからくりによって、人生を壊されるんちゃうか』と思った」と不安をさらけ出して笑わせます。

前回のゲストは先輩が囲碁将棋、後輩が金属バットで、いずれも普段から親交のあるコンビだったため、今回は「ぜんぜん遠い先輩を」とチュートリアルにオファーしたとか。そのぶん、「緊張するから近い後輩を呼んだ」とツートライブ“召喚”の理由を語る幸。たかのり以外は全員、京都出身という共通点があり、ローカルな地名連発でワイワイ盛り上がるひと幕もありました。

そんななか、「漫才の話をしたいんですけど、その前に仲よくならないと……」と彩が言い出して、「ガチンコ！　黒ひげ危機一髪」と題したゲームをやることに。

じつは、今年50周年を迎える国民的ゲーム「黒ひげ危機一髪」は、50歳になるチュートリアルの2人と同い年。「飛び出したら勝ち」なのか「飛び出したら負け」なのかなど歴史をひもといていくと、チュートリアルもツートライブも驚きの事実が！

そして、紆余曲折の末に幸がトップバッターとなり、徳井、福田、彩、たかのり、周平魂……と順番にナイフを刺していくと、なんともドラマチックな結末が……！

突然始まった「マリンスポーツ選手権！」

すっかり打ち解けたところで、いよいよ漫才師3組がヒザを突き合わせたトークがスタート。しかし、なぜか「イスの起源」について議論を戦わせてしまう、一筋縄ではいかない6人。彩が「漫才の話しよう！」とうながして、ようやく本題に突入です。

チュートリアルが『M-1グランプリ2006』で優勝したときの話や、周平魂が「忘れられない」という『オールザッツ漫才』でのチュートリアルのネタなど、どんどん移り変わっていく話題に観客は興味津々。さらに、徳井が「ハインリッヒは何を見てこうなってんの」とルーツをたずねたり、Dr.ハインリッヒが芸歴2年目の年の『M-1グランプリ』3回戦で耳にした徳井からのある言葉を明かしたり……と、ここで突然、彩が「マリンスポーツ選手権！」と叫びます。

彩によると、じつはこのトークコーナーは、自然に会話を進めながら「マリンスポーツ」をいかにいいタイミングで放り込むかを競うゲームだったとのこと。チュートリアルから後輩たちに向けた「東京に行かへんの？」という核心をつく質問など真面目なトークの合間、思い思いに「マリンスポーツ」を挟んでいく一同でしたが、実は大きな勘違いをしていたことが発覚します……。