どーも！ 芸人ライターのブロードキャスト！！・吉村憲二です！ 幸せになろうよ！！
三重県津市出身のバッテリィズ・寺家が三重県にゆかりのある芸人たちを集めて行う公演『バッテリィズ寺家の三重っぱり寄席』が8月11日（月・祝）に津市の三重県総合文化センターで開催されました。バッテリィズ（エース、寺家）はもちろん、キングオブコントチャンピオンやM-1グランプリのファイナリストが多数出演する豪華な寄席。しかし、三重県ゆかりの芸人が集まったはずが……驚きの事実が隠された公演だったんです！？ そんなイベントの模様をお届けします！
寺家「三重県にゆかりありますけど？」
ライブが始まり、MCのバッテリィズが登場すると、満員御礼の客席から拍手と歓声が巻き起こります。寺家は、「三重県にゆかりのある方々を集めましたので、ひと組ずつ紹介したいと思います！」と出演者をアナウンス。
この日のゲストは、ニューヨーク（屋敷裕政、嶋佐和也）、カベポスター（浜田順平、永見大吾）、おたまじゃくし中西、ビスケットブラザーズ（きん、原田泰雅）、からし蓮根（伊織ラッキー、青空）、フースーヤ（田中ショータイム、谷口理）、愛凛冴（横山、玲二）という豪華なメンバー。こんなにも三重県出身の芸人は多いのかと驚きました。
ニューヨーク・屋敷が熊野市出身でカベポスター・永見は名張市出身と、ここまではよかったんですが……。からし蓮根・青空は妻が三重県出身で、フースーヤは、ショータイムの元カノが三重県出身、愛凛冴・玲二にいたっては本人が“見栄っ張り”という究極のこじつけだったんです！
会場が爆笑の渦に包まれるなか、寺家は「三重県にゆかりありますけど？」と飄々と話を進め、エースがそれにツッコんでさらに笑いが増幅、その場は一気にバッテリィズの空気になっていきました。
ネタにコーナーに大盛り上がり！
ネタは愛凛冴から始まり、玲司がまさに“見栄っ張り”なグッチのネクタイをつけて登場して爆笑を起こします。続くカベポスターは、永見が三重県の“コメリあるある”から話し始め、そこからのネタは大ウケ。からし蓮根は、青空の妻が三重県出身というこじつけに自分たちでツッコミながら、ネタで客席を大笑いさせます。
ビスブラは三重県でレギュラーをやっているという縁があり、さすがチャンピオンというコントで爆笑をとりました。
ここで一度、コーナー企画をはさみます。「三重クイズ選手権」で“JR津駅の次の駅はどこ？”や“三重を中心にフランチャイズしているチェーンの中華料理屋の名前は？”といったクイズを出題。地元愛にあふれる、いいコーナーでした。
後半のネタは、フースーヤからスタート。ショータイムが三重県出身の元カノが会場に来てるか聞いて客席を盛り上げます。そして、おたまじゃくし中西、ニューヨーク、バッテリィズと、れっきとした三重県出身の芸人が珠玉のネタを披露して、怒涛の盛り上がりをみせました。
その後のコーナーは「三重でそろえましょう」というゲーム。“三重県出身の有名人といえば？”といった質問に答えを合わせるというものです。三重県出身じゃないエースがわかる人に合わせる作戦で、見事に“西野カナ”を的中させ、そのままエンディングへ向かいました。
最後のコーナーが始まった時点でもう終演時間だったことからも、寄席が盛り上がったことは明らか。大爆笑の連続で、お客さまも大満足な寄席は幕を閉じました！
三重県に対する愛があふれた寄席
とにかく“三重尽くし”な公演が終わって、改めて思ったのが「三重県に対する愛があふれた寄席」だったな、ということです。人は、地元が同じ有名人を自然と応援したくなったり、好きになったりします。
バッテリィズも、愛されキャラでこれから全国でまた活躍していく逸材だと思いますが、今回のような寄席は地元愛が伝わり、そんなコンビはまたその地元からも愛されて、より大きくなっていくんだろうなとつくづく感動しました。
そんな地元愛があふれる寺家と、バカキャラで憎めないエースで、これからドンドン売れていく姿がとても楽しみです！ そしてまた、三重県に『三重っぱり寄席』で帰って来てくれるのを心待ちにしましょう！
最後に、 めちゃくちゃ笑った瞬間を一つご紹介します。コーナーで『三重県出身の有名人と言えば？』でエースに答えをみんなで合わせよう決めたときのこと。その人が何をやっている方とかヒントを下さい、と言われたエースが『大きく括って、女性！』と答えて大爆笑が起きました。ふつうは職業とかで答えるところを、流石でした……。そんな大爆笑必至の寄席をまた三重県で見たい！
