明石家さんまが企画・プロデュースした劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)の大ヒットを願う祈祷イベントが5月20日(木)、大阪・東大阪市にある枚岡神社で行われました。この映画にボイスキャストして参加しているゆりやんレトリィバァが駆け付け、しめやかな神事のあとに行われた囲み取材では、映画の舞台裏トークで笑いの花を添えました!
「笑い」にゆかりの神社でヒット祈願
祈祷イベントが行われた枚岡神社は「お笑い神事」で有名なスポット。神々の御代に「笑いで岩戸を開いた」伝説にならって、毎年、年末には全国から訪れた数千人の参列者とともに、神職も氏子総代もみんなで約20分間、アッハッハ、アッハッハと笑い続ける楽しい神事で知られています。
そんな枚岡神社の本殿に、白地に小花柄模様の清楚なワンピース姿で姿を現したゆりやん。周囲をきょろきょろと見まわし、上座下座に一礼をしてから着席すると、いよいよ祈祷式がスタート。『漁港の肉子ちゃん』の公開を記念して作られた「オリジナル大笑いカード」のご祈祷が行われました!
明石家さんまが思いを実現
映画の主人公は、肉子ちゃんとその娘キクコ。食いしん坊で能天気な肉子ちゃんは情に厚くて惚れっぽいから、すぐに男にだまされる。一方、クールでしっかり者の11歳のキクコは最近、肉子ちゃんがちょっと恥ずかしい。そんな共通点のない、漁港の船に住む母娘の秘密が明らかになるとき、2人に最高の奇跡が訪れるというハートフルコメディです。
企画・プロデュースを手がけたのは、“笑いの生き神様”明石家さんま。肉子ちゃんとキクコのワケあり母娘が、大阪からとある漁港へ流れてきたいきさつや、母娘が2人で精一杯生きる姿に感動したさんまが、同名小説の著者・西加奈子氏に直談判して映画化が実現しました。2018年に配信されたNETFLIXドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』でドラマの企画・プロデュースは経験あるものの、劇場公開されるアニメーション映画をプロデュースするのは今回が初めてとなります。
「子どもにも大人にも…じゃあ、全員でしょ!」
祈祷イベントのあとは、ゆりやんを囲んで取材が行われました。
――祈祷イベントに参加した感想は?
おごそかで、心清まる思いです。『漁港の肉子ちゃん』の公開がますます楽しみになりました。
――「お笑いカード」を見てひと言、お願いします。
こ、これは……。お笑いカードでは……。
――(一同笑)。さんま企画・プロデュース作品に参加した感想は?
(アフレコ現場では)さんまさんがその日、いきなり「この感じやから、やってみて〜」と(役を)振ってくださることが多くて。「今日は何役やろう」って楽屋でみんなドキドキでした。まるで『(さんまのお笑い)向上委員会』(フジテレビ系)の収録現場みたいでした!
――いくつくらいの数のアフレコに挑戦したんですか?
(ネコ役以外にも)ここにいる、皆さんの指を使っても数え切れないほどたくさんの役に挑戦させてもらいました。本当に『向上委員会』の収録現場みたいでした。
――(一同笑)。最後に、ラフマガ読者にメッセージをお願いします。
すごくステキなお話で。いろんな方がいろんなアフレコに挑戦しているので、「(この声は)誰の声やろう」って探してみるのも楽しみです。ストーリーも絵もとても感動しますし。子どもさんも、大人の方にも観てほしいです……子どもも、大人もって、じゃあ全員でしょ!!
最後は独特のノリツッコミで締めてくれたゆりやん。枚岡神社の藤枝義直宮司も「笑いは祓いに通じるもの。大いに笑うことで、コロナ禍のつらい状況も乗り越えていきたい」と語っていました。
作品概要
『漁港の肉子ちゃん』
公開日:6月11日(金)全国ロードショー
企画・プロデュース:明石家さんま
出演:大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、中村育二、石井いづみ、山西惇、八十田勇一、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆
原作:西加奈子『漁港の肉子ちゃん』(幻冬舎文庫)
監督:渡辺歩
主題歌:稲垣来泉「イメージの詩」(よしもとミュージック)
エンディングテーマ:GReeeeN「たけてん」(ユニバーサル ミュージック)
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:アスミック・エース
製作:吉本興業株式会社
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