沖縄・大宜味村と吉本興業、包括的連携協定を締結
大﨑洋会長「熱い思いがある」

沖縄県の大宜味村と吉本興業ホールディングスは12月17日(金)、包括的連携協定を締結しました。同日に『やんばるアートフェスティバル 2021-2022』(12月18日〜22 年1月16日)メイン会場となる大宜味村立旧塩屋小学校で行われた包括協定調印式には、大宜味村・宮城功光村長と吉本興業ホールディングス・大﨑洋代表取締役会長が出席。協定書にサインしました。

出典: FANY マガジン
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 吉本興業グループは、全国各地の自治体、地方企業・団体等と密接なネットワークを築き、新たな事業を創り出す地方創生を進めています。大宜味村と吉本興業は沖縄国際映画祭を通して縁ができ、宮川たま子が大宜味村観光レディを務めるほか、2017年からは村内の施設を活用した『やんばる アートフェスティバル』を共催するなどの交流、連携を深めてきたことから、今回の協定締結につながりました。今後両者は、多様な分野においてお互いの経営資源やノウハウなどを連携させ、大宜味村の地方創生・地域活性化を推進していきます。

 その調印式には、県内だけでなく東京からもマスコミが駆けつけました。宮城村長は、昨年2月に大阪・なんばグランド花月のステージに立ち、自ら村のPRを行ったことを明かし「大変いい機会をいただきました。今後も吉本興業さんのいろいろな劇場を活用して大宜味村のPRをしていければ幸いです。今年も5回目となる『やんばる アートフェスティバル』を開催していますが、大宜味村に来るとお笑い芸人がいる、アートがあるとなればいい。村の施設を活用できるイベントをこれからも開催していきたいと考えています」と期待を寄せます。

出典: FANY マガジン
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 一方、沖縄の正装であるかりゆしウェア姿で出席した大﨑会長は、スーツ姿の大宜味村関係者を前に「沖縄なのでかりゆしで来ましたが…。大失敗しました(笑)」と冗談で場を和ませながら、「村長をはじめ地元の方々、関係者の皆様と家族のようなお付き合いをさせていただいており、大変感謝申し上げます」と挨拶。さらに、宮城村長がなんばグランド花月のステージに1日で4回立ち、満員の観客の前で堂々と村をアピールするとともに、登壇の合間にはハッピを着て売店で特産品の販売に尽くしていたエピソードを披露し、「村長の姿に感銘を受けました」と話しました。

 さらに大﨑会長は「10数年、『あなたの街に住みますプロジェクト』を大宜味村と一緒にやってきました。それが大きくなって『やんばる アートフェスティバル』になっています。地元の方々が喜んでくれているのがとても嬉しいです」とこれまでの連携を振り返ります。そして「今回の提携には会社としても熱い思いがあります。今日をスタートに、地元の方々が吉本興業と一緒に色々なことができてよかった、子どもたちが大宜味村で生まれ育ってよかったと思える、世界中に自慢できる大宜味村になるよう協力させていただければ、こんな大きな喜びはありません」と未来へのメッセージを送りました。

出典: FANY マガジン
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 会場となった大宜味村立旧塩屋小学校では、今年で5回目となる沖縄県北部の地域芸術祭『やんばるアートフェスティバル 2021-2022 君知るや、やんばる』が12月18日(土)より開幕しました。同アートフェスティバルは、やんばる国立公園が平成28年9月15日に国内33箇所目の国立公園に指定されたことを受けて北部観光の機運が高まるなか、沖縄県内初となる複数の市町村(大宜味村を中心に名護市、本部町、国頭村、東村など)で横断的に行うアートイベントとしてスタート。これまでにのべ20万人が訪れました。また、今年7月には、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界自然遺産委員会により「奄美大島、徳之島、沖縄県北部及び西表島」の世界自然遺産登録が決定。ますます注目を集めています。

<大宜味村と吉本興業ホールディングス株式会社の包括的連携協定の概要>
【目的】大宜味村と吉本興業ホールディングス株式会社が包括的な連携のもと、村の活性化に向けて 相互に連携・協力しながら協働事業に取り組み、地域振興に寄与することを目的とする。
【連携事項】目的を達成するため次に掲げる事項について連携し、協力する。
1.イベント等を通じた地域活性化に関すること
2.大宜味村の特産品のPRに関すること
3.国内外での観光客の誘致に関すること
4.文化・スポーツの振興に関すること
5.大宜味村内施設等の利活用に関すること
6.その他、双方の協議により必要と認められること