大阪発のブランドさつまいも「夢シルク」は、耕作放棄地の活用して土づくりから始め、ひと手間加えた熟成行程を経て出荷されています。東大阪市や八尾市、河南町など大阪全域、約12,000坪の畑で栽培されているさつまいもです。その「夢シルク」と吉本新喜劇のコラボ商品開発が決定! 10月23日(木)には、新喜劇座員の信濃岳夫、森田まりこ、ボンざわーるどが、八尾市で地元の子どもたちと一緒にイモ掘りに参加しました。

子どもたちと新喜劇座員の歓声!
畑にやってきた子どもたちは新喜劇メンバーを見て大喜び。「毎週、(新喜劇を)見てます!」とアピールする子もいます。
まずは株式会社オオサカポテトの渡邊博文代表が挨拶。オオサカポテトは「大阪をさつまいもの産地に」というテーマを掲げ、耕作放棄地を活用してオリジナルブランドの夢シルクを生産・販売している会社です。

まずは、「こんにちは!」と大きな声で挨拶した渡邊代表。「おイモの名前覚えていますか?」と子どもたちに問いかけると、春に植え付けをした子どもたちから「夢シルク!」と元気な声が上がりました。
続いて、新喜劇メンバーの自己紹介。信濃は、お約束のネタでアピールし、森田とボンもしっかりと盛り上げます。
掘り方のレクチャーでは、新喜劇メンバーに子どもたちから「こっちこっち!」「ここ! ここ!」と元気な声がかかるなか、渡邊代表が「おイモは土が盛り上がっている畝(うね)の中にいて、芽が出ているところにある」と説明しました。

さっそくイモ掘りがスタートすると、あちこちから「でっかい!」「イモ、出てきた!」と歓声が上がります。子どもたちの先生も加わってイモを掘り出し、新喜劇メンバーと記念撮影する子もいて、笑顔がたくさん。
「おイモが出てきたあとに、もう少し掘ってみると掘り残しがあるかも?」という渡邊代表のアドバイスを受けて、子どもたちは最後まで丁寧に掘ります。新喜劇メンバーも、畑に腰を下ろして土を掘り起こし、出てきたイモを見て「すごーい!」と歓声を上げるなどイモ掘りを満喫しました。


渡邊代表「大阪を代表する商品を作りたい」
続いて、イモからツルを切り離して丁寧にかごに入れる作業へ。渡邊代表は、ツルは畑の栄養になるので、そのまま畑に残すことや、ツルの断面から白い液体がたくさん出てくるのは、美味しいイモの証拠であることなど豆知識も教えてくれます。

渡邊代表は、夢シルクに込めた「耕作放棄地をなくそう」「自然で遊べる環境をつくろう」「大人たちも食や農業に興味を持とう」という3つの夢を紹介。そして、「みんなはおイモを植えて掘ったので、生産者の仲間です」と呼びかけられた子どもたちは大喜びです。
作業終了後、この日に掘ったイモがプレゼントされることが伝えられると、「ワーッ!」と再び歓声が上がります。子どもたちは自分が収穫したイモを袋に詰めて笑顔いっぱい。それを手に全員で記念撮影を行いました。

渡邊代表は、さつまいもを美味しく食べる方法もレクチャー。収穫してすぐよりも熟成したほうが甘いそうで、「今日掘ったものも寝かしたほうがおいしくなる」と話します。実際、夢シルクは最低でも30日寝かせて出荷されているそうで、自宅ではイモを乾燥させてから新聞紙に包み、涼しいところに置くと熟成されるとのこと。早く食べる場合は、イモご飯や豚汁、スイートポテトが美味しいといいます。
そこから子どもたちは、「持って帰ったらいつ洗ったらいい?」「さつまいもを、いちばん甘く食べられる料理は?」と渡邊代表を質問攻めに。新喜劇メンバーにも「芸人になるのに何日かかった?」「芸人になってからつらかったことは?」といった質問が止まりません。
最後は渡邊代表が「これからも畑に遊びに来てください! ありがとうございました!」と感謝の言葉を語り、新喜劇メンバーと子どもたちとのハイタッチでイベントを締めくくりました。

イベント終了後、改めて渡邊代表に話を聞くと、「いちばん重要視しているのは、生産過程のストーリーの部分」と話します。
「都会でも子どもたちが農業体験できる社会づくりをして、食や自然に触れることの楽しさを都会に住んでいる人たちにも理解してもらいたい。それを続けることで耕作放棄地が大阪からなくなっていき、大阪の人たちってみんな農業やっているよねって言われるような社会を目指しています」
そして吉本新喜劇とのコラボ商品について、「大阪のもので大阪を代表する商品を作りたい。大阪の人たちが自分で育てたり、自分の子どもたちが掘った芋を使ったりしたお土産や商品ができれば」と意気込みました。
夢シルク公式サイト:https://yumesilk.studio.site/
