今年3月にオープンした大阪・よしもと道頓堀シアターは、飲食しながらお笑いを楽しめる劇場で、芸人たちが発案したフードやドリンクが続々と登場しています。そんななか、新たに大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)のメンバーとのコラボメニューが登場! 白羽の矢が立ったのは、爛々・萌々とジョックロック・福本ユウショウ。FANYマガジンでは、12月1日(月)に発売開始するコラボメニュー考案の舞台裏をレポートします!

メニュー考案会は白熱!
9月某日によしもと道頓堀シアターで行われたメニュー考案会では、お酒好きの爛々・萌々が、タチマチ・胡内佑介と“おつまみチーム”として新メニューを考案。一方、甘党のジョックロック・福本にはオーサカクレオパトラ・りえちゃんがアドバイザーとして加わり、“スイーツチーム”としてコラボメニューを考えます。
「道頓堀シアターには和食っぽいメニューがあんまりない」と話す萌々は、「うどんチヂミ」というメニューを提案。“チヂミ”と名付けられてはいますが、韓国料理のチヂミとはまったく別モノで、萌々の実家で長く愛されているという一品です。

「材料費が安く済むし、うまいし、腹が膨れる。しかも酒にも合う!」と酒好きとして猛アピールする萌々。レシピは、生地に刻んだうどんと野菜を混ぜ、鉄板に広げてごま油で焼き上げ、ポン酢をかけていただくというものです。
「おいしそうやなぁ」と興味津々のタチマチ・胡内が「食べやすさも大事ですよね」とアドバイスすると、萌々は「小さいほうがいいのかな?」と試行錯誤。さらに値段設定など細かい部分も検討し、本気度が伺えます。
一方、“マンゲキイチの甘党”である福本が出したアイデアは「スイーツたこ焼き」。シアターが道頓堀のど真ん中にあるだけに、たこ焼きはぴったりです。福本は「ネタを見てもらいながら食べるとなると、爪楊枝に刺して食べるたこ焼きの形が非常に食べやすい」と持論を展開します。

好物の“プチシュー”をたこ焼きに見立ててアイデアを固めていく福本。オーサカクレオパトラ・りえちゃんも「見た目が映える可能性がある」と言いながら、ビジュアルを重視して「ソースはチョコがいいかな」「(ブルボンの)ルマンドを砕いて鰹節っぽくする?」など、次々とアイデアを繰り出しました。
萌々からも「プチシューじゃなくて、ベビーカステラじゃダメなんかな?」との提案が飛び出したり、プチシューは既製品か、それとも作るのか? と議論が白熱したり……それぞれが真剣にメニュー作りに取り組みました。
思わず「ハイボールが呑みたい……」
そして10月某日、よしもと道頓堀シアターのシェフが立ち会うなかで、キッチンでの試作&試食会が行われました。

まずは“おつまみチーム”から。材料は、ダシ入りの生地のほか、市販のうどん、ニンジン、ニラ、玉ねぎといった野菜類、そしてエビなどです。萌々は実家の味を伝授する要領で、うどんを9等分に切り分けてそのまま生地の中に投入。
さらに野菜や豚ミンチを入れて、しっかり混ぜます。「具材に生地がまとわりつく感じがいい」と、目分量で調理していく萌々の腕前に、胡内も「豪快やな~」と感心します。

いよいよ焼く工程に入ると、萌々がごま油を鉄板に敷きます。生地を薄く伸ばし、ギューッと押し付けながらこんがりと焼き上げ、萌々と胡内は「めっちゃいい色!」と手応えを感じている様子。
肝心のタレは、「うちはポン酢で食べる」と話していた萌々の話を覚えていたシアターのシェフが考案した、オリジナルレシピを採用することに。うどんチヂミの上にタレをかけていざ試食すると、萌々は「実家や!」と味の再現度にびっくりです。

胡内も「うどんがモチモチ! でも外側がカリカリしててうまい!」「肉の旨味が生地ににじみ出てる」と大絶賛。その後、サイズや具材の見直しなどが行われ、さらにブラッシュアップしていきました。
たびたび味見していた胡内が思わず「ハイボールが呑みたい……」と呟くほどで、お酒のアテにはピッタリのようです。シェフもうどんの存在感に驚いたようで「うどんがモチモチですね! おいしいです」と目を丸くしていました。
試食して「夢のお菓子や!」
続いて、ジョックロック・福本考案の「スイーツたこ焼き」の試作へ。プチシューは、シェフとパティシエがオリジナルで焼き上げたものが用意され、福本とりえちゃんも感激!

トッピングは、チョコレートソースやホワイトチョコソースといったソース類に加え、くるみのキャラメリゼ、カラースプレー、アーモンドスライス、クラッシュナッツ、抹茶パウダーなどなど。
さらにりえちゃんが提案した、鰹節代わりになりそうな「ルマンド」もあります。ベースは完成しているだけに、トッピングに何を選ぶかが最終的な味を左右します。

福本が「まずチョコかな? ソースっぽいし」とチョコソースをかけてみると、たちまちたこ焼きっぽいビジュアルになり、「おー! もうこれでええやん!」とさっそく盛り上がりました。
上から色とりどりのカラースプレーをパラパラとかけると華やかになり、「めっちゃええやん!」とうっとりする2人。気分が乗ったところでホワイトチョコソースをマヨネーズのようにかけると、「夢のお菓子や!」と大盛り上がりです。

パクリと食べた福本は、「めっちゃうまい! ホワイトチョコがいい」と絶賛。りえちゃんも「シュークリームがめちゃうまないですか!? この、硬めの生地が本格的!」と思わずうなってしまいます。期待以上の味とビジュアルとなり、試作開始およそ15分にして完成形に近いかたちにたどり着きました。
その後、さらに高みを目指してさまざまなトッピングを試していく福本とりえちゃん。どんなトッピングに仕上がったのか……完成したメニューは、よしもと道頓堀シアターで12月1日(月)から販売開始します!
このメニューづくりの模様は、YouTube「よしもと漫才劇場チャンネル」で視聴できます。
よしもと漫才劇場チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC1HFvQiR8x712JlMZftYfMA
