9番街レトロ(京極風斗、なかむらしゅん)が、エンタメのスタッフを養成する「よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)」東京校とコラボした特別授業で、生徒たちとYouTubeチャンネル『9番街レトロ』の動画撮影をしました。この日は、生徒たちが考えた企画をプレゼン、実際に撮影するものを決定! 生徒たちは、プロの芸人やスタッフが、企画書をもとにYouTube動画を完成させていく過程を興味津々の様子で見守りました。

なかむら「採用する気マンマンです!」
今回の授業は、YCA生たちが立案した企画を京極、なかむら、そしてYouTubeチャンネル『9番街レトロ』の作家を務める上妻成吾氏が審査し、採用が決まったものは、9番街レトロがその場で動画撮影まで行うというものです。
席に着いたなかむらは集まった企画書を手にし、少し緊張した面持ちの生徒たちに向かって優しく声をかけます。
「緊張します? そら、そうやんな。だって、自分たちが考えてきた企画を説明しているときに、京極が『チッ、マジか……』とか……」
そう言って京極のほうを振り返ると、「そんなんやめろよ!」と一方的に京極を責め立てて笑わせます。さらに「けっこう採用する気マンマンですよ!」と生徒たちのやる気を高めて、プレゼンをスタートさせました。

今回、参加した生徒は7人。複数案を準備してきた生徒や、実際に企画のなかで使いたい小道具を手作りしてきた生徒もいて、みんなが『9番街レトロ』をよく研究し、いろいろと考え抜いたことがわかります。
1人目の生徒がプレゼンしたのはクイズ企画。序盤の企画概要を聞いたところで、京極が早くも「採用!」と言い、「オレらクイズとか好きやから」と笑顔を見せます。
その後も、3人は生徒たちのプレゼンに対し、企画内容を深掘りする質問をしたり、「ここをこうしたほうが面白いかも」と新たなアイデアを追加したり、また、ときには「これまでは何をしていたんですか?」など生徒自身に興味を持ったりと、積極的にコミュニケーションをとりながら、プレゼンを楽しんでいる様子でした。

企画審査中に大モメ!?
すべてのプレゼンが終わると、京極は「はい、全採用です」とさらりと告げつつ、「でも、今日撮るやつは決定しちゃおう」と、なかむら、上妻とともに別室へ移動。
別室では今回、授業に密着したカメラが入っていることを知った京極が、山場をつくるために「モメるか」とやらせのケンカを提案。しかし、いざ話し合いが始まると、各々がよいと思う企画をピックアップしながら和やかに話し合いが進みました。
そして話し合いの終盤、京極が「あの子らがおる間に撮れるのはこれかな」と結論をまとめようとすると、なかむらが突然、「なんや、その言い方!」と京極に箱ティッシュで殴りかかろうとし、現場は爆笑。京極に「無理やりモメたらあかんやん」とツッコまれていました。

さすがのチームワークで、3人はあっという間にこの日に撮影する2案を決定し、教室で待っていた生徒たちに発表。9番街レトロの2人はすべての案を採用と宣言したうえで、そのなかでも、今日この場でしか撮れない企画を優先して選んだと審査基準を説明しました。
そして、いよいよ生徒たちが見守るなか、YouTube動画の撮影を開始。企画が採用された生徒2人は、企画スタッフとして撮影に参加しました。
オリジナリティあふれる『アルプス一万尺』
【採用企画①】
「わらべ歌の正解(最終形)をつくる」
誰でもなじみがあるものの、地域や世代によって少しずつ内容が異なる「わらべ歌」の正解を9番街レトロの2人で決めてしまおうという企画。
企画した福吉珠晏さんは、「YouTubeで2人が見せる雑談からのミニコントや、なかむらさんの即興ワードのセンスが好き」ということから、この企画を思い付いたと説明しました。

1曲目のお題に選ばれたのは『アルプス一万尺』です。京極となかむらは、「“こやり”ってなんやねん」「“子ヤギ”って思っている人もいるから、子ヤギでいこう」など、もとの歌詞を好き勝手に変えながら、オリジナリティあふれる『アルプス一万尺』を完成。
さらに、ちょっと色っぽい『げんこつ山のたぬきさん』など、2人ならではのわらべ歌の“正解”を次々と導き出しました。
【採用企画②】
「【クイズ】これは洗濯表示マーク?それとも地図記号?」
一見して区別がつきにくい「洗濯表示タグ」と「地図記号」を見分けるクイズ。シンプルながらも独自性の高い企画力に、京極は「ピンネタクラスの着眼点。オレが考えたみたいにやりたい(笑)」と評価しました。
企画者の馬場瑞月さんが出題者としてクイズを進行し、京極となかむらは洗濯表示か地図記号かだけでなく、それぞれが何を表しているかまでを予想して回答。クイズ好きの2人は「勉強になるな」「地図オタクも主婦も取り込める」と感心しながら企画を楽しみました。

約3時間に及んだ特別授業を終えた9番街レトロと上妻、そして企画が採用になった福吉さんと馬場さんに、この日の感想などを聞きました。
「僕らに合う企画を考えてきてくれている」
――9番街レトロの2人は、プレゼンを受けていかがでしたか?
京極 ありがたいですね、普通に。
なかむら すごいですよね。僕らに合う企画をちゃんと考えてきてくれてるって感じがしました。
――撮影する企画を決める話し合いもスムーズな印象でした。
なかむら いや、モメました。
YCA生 (笑)
京極 なんかわからんけど、今日ずっとモメるスイッチ入ってるんです。
なかむら ちょっとつかみ合いになることもあったんですけど、何とかまとまったっていう感じです。全部よかったからモメましたね。
京極 すぐ決まりました(笑)。

――ふだんもこのような感じでYouTubeの企画を決めているんですか?
京極 いつもは上妻が何個か(企画を)持ってきて、説明してくれて、そこから「これやろう」というのを決めます。
なかむら それもありがたいですよね。いつも7~8個用意してきてくれるので。
上妻 今回の企画は、めっちゃありがたかったですね。今日撮影しなかった企画もいつかできると思います。
「思いついたことをメモする」「カブらないジャンルを選ぶ」
――YCA生の2人は、プレゼンから撮影まで参加してみてどうでしたか?
馬場 私は作家志望なんですけど、プロの芸人さんにプレゼンできる機会はないので、すごくいい経験をさせてもらいました。
なかむら 馬場さんなんて、小道具も作ってきてくれたもんね。

福吉 私はマネージャー志望ですが、エンタメの世界を目指している身としては、こういうこと(企画など)もやっていきたいという思いがあって。
なかむら 偉いな。
福吉 YCAに入ってから、タネをいっぱい見つけておこうと、パッと思いついたことをメモするクセがついたので、それを見返しながら企画をつくりました。
――どんなことを意識して企画をつくりましたか?
福吉 私はふだんからおふたりのYouTubeを見ていたので、そこで自分が面白いと思ったポイントを考えました。やっぱりおふたりの雑談の感じや、なかむらさんから即興で出てくるワードがいいなと思って、それを活かせる企画を考えました。
なかむら その事前情報が生きている感じやったですね。ありがたい。
馬場 私はおふたりがYouTubeでやっている企画のジャンルを見ていって、よくやっているジャンルは他の人とカブってしまうと思ったので、カブらないジャンルを意識しました。
上妻 すごい!

本音は“かかってこいよ”!?
――上妻さんから2人にアドバイスはありますか?
上妻 そんなに偉そうなことは言えないですけど、僕は毎週10本くらい企画を出している感じなので、本当に“頑張るぞ”っていう気持ちだけですかね。
京極 上妻が言いにくいことを代わりに言うと、(芸人と仕事をするようになると)百発百中でだらしないヤツを担当することになるので、そこの苦労はあるかもしれない(笑)。
なかむら 僕も上妻くんが自分ではなかなか言いにくいと思うので、代わりに言うんですけど……。“かかって来いよ!”って。
一同 (笑)
京極 それは言いにくかったやろ(笑)。
上妻 思ってないです! 今後、一緒に何かできたらいいなって……。
なかむら 確かに! ぜひ、また何か一緒にやらせてください。

今回の授業の模様はYCAの公式YouTubeチャンネル『よしもとアカデミー』で公開中。また、授業内で撮影した動画はYouTubeチャンネル『9番街レトロ』で公開しています!
『【9番街レトロ×YCA東京5期】~9番街レトロのYouTube企画を考えよう~【よしもとアカデミー】』:https://youtu.be/dsS3MKrpszs
『童歌の歌詞を考え直してみよう。【9番街レトロ】』:https://www.youtube.com/watch?v=gO-7kvlUDW4
『【良いクイズ】このマーク、洗濯表示?地図記号?【9番街レトロ】』:https://www.youtube.com/watch?v=9j5edE_Kb-8
よしもとアカデミー公式サイト:https://academy.yoshimoto.co.jp/
