12月30日(火)16:20から関西テレビにて、関西の年末を笑いで締めくくる大型お笑い番組「~見取り図&ミルクボーイpresents~『笑渦 WARAUZU 2025』」が放送されます。
漫才・コントの実力者たちが渾身のネタを披露!

360°全方位からステージを望む「円形客席」に加え、今年は芸人を真下から見上げる「かぶりつき席」も新設。観客の笑顔と熱気が四方八方から押し寄せる“ゼロ距離”の円形劇場で、漫才・コントの実力者たちが渾身のネタを披露する——。
見取り図とミルクボーイがMCを務め、12月30日(火)16:20よりカンテレで放送される大型お笑い特番『笑渦 WARAUZU2025』。このたび、放送を目前に控え、「王者2組と神」による収録後コメントが到着しました。
今回紹介するのは、コロコロチキチキペッパーズ、ツートライブ、モンスターエンジン。
賞レースでその名を轟かせた実力者たちと、伝説のネタを持つ“神”という、濃厚な3組です。
他では決して見ることのできない、円形ステージに合わせて構築された漫才やコントの数々。
この新感覚エンターテインメントショーにおいて、彼らは王者らしい巧みな話術と構成力で、会場を一体感のある笑いで包み込みました。
スタジオで見守っていた芸人たちも大興奮。そんな熱気あふれるステージを披露した3組の、漫才・コント直後の裏話をお届けします。
西野の「肉体美」とナダルの「現状維持」

独特な世界観で『キングオブコント(KOC)2015』を制したコロコロチキチキペッパーズは、その強烈なキャラクターを武器に、袴姿で円形ステージを縦横無尽に使ったネタを披露。
収録後、西野創人が「今年最後にこんな初体験をするとは思いませんでしたね。芸人15年やってますけど、360°は初めてです」と語ると、ナダルも「リハーサルで“カメラここで、これ撮りますわ”って打ち合わせしてたんですけど、動きすぎて、僕がカメラを見失って全く違うところを見てしまったんです。それはちょっとおもろかったですわ(笑)」と振り返ります。計算された動きと、ライブ感溢れるハプニングが融合し、会場は大きな笑いに包まれました。

また、今年ボディビル大会への出場など「筋肉」で大きな話題を集めた西野。「西野さんの筋肉が今年は話題になりましたが、どんな1年でしたか?」と質問すると、相方のナダルは食い気味に「話題になってないですよ」と一蹴。
しかし西野は「なってるでええやん。コントでは、袴で隠れてしまいましたが、筋肉ももうちょっと見せたかったです」と意欲を見せます。するとナダルが、「フースーヤの谷口理がずっと“袴着ててもわかりますやん、その肉体”って言うてて、西野が“マジ?”ってうれしそうにしてた」と舞台裏での様子を明かします。
西野も「普通にうれしかったです」と顔をほころばせると、「ここの広背筋のハリすごいわぁとか、見ていただけたら」と続け、袴の上からでも伝わる肉体美を改めてアピールしました。
「しれっと客席に芸人がいるのも見どころ」
収録後のインタビューで、西野の筋肉ばかりに質問が集中したことを記者が詫びると、「気を遣うのやめろや。別にええわ」と強がったナダル。しかし、西野から「ナダルは確かに、今年現状維持でしたね」と指摘されると、「まぁ、まぁね……」と力なく肯定。勢いよくツッコんだ直後に見せた、哀愁漂う“しょんぼり顔”で現場の笑いを誘いました。
番組の見どころについて西野は、「いろんな角度から、見たことのないお笑いが見られるはずです。ナダルの後頭部にこんなできものがあるんやとか、細かい部分も見てほしい」と独特の視点を提示。ナダルも「そのできものの映像、放送前に処理しといてください」と懇願しつつ、「しれっと客席に芸人がいるのも見どころ。ネルソンズさんが私服のようなネルシャツで3人並んでいたりする」と、本番組ならではの細かな演出をアピールしました。
インタビューを終えたナダル。去り際に「次、西野じゃなくてもうちょい僕にインタビューしてや!」と本音を爆発させ、最後までナダルらしさ全開で締めくくりました。
『THE SECOND』王者の“全方位”漫才

結成16年以上の漫才師が競う『THE SECOND』で今年、王者となり、その確かな実力を全国に知らしめたツートライブ。彼らが挑んだのは、逃げ場のない360°ステージ。
収録後、たかのりが「全部に人がいてめっちゃ恥ずかしい。漫才師は後ろから見られることがないんで、“背中大丈夫かな?”、“きれいにできてるかな?”と気になった」と普段とは異なる客席からの視線に戸惑いを口にすれば、周平魂も「新鮮味があって楽しかった」としつつも、「もし仕事で行って、用意された舞台が円形ステージやったらたぶんキレてます。“どうやって笑いとんねんこれ”って」と、漫才師泣かせの特殊すぎるセットに本音をぶちまけました。

しかし、その「厳しさ」こそが彼らの導火線に火をつけたようで……。
「どんな状況でも笑いをとろうとするのがツートライブの武器」とたかのりが語れば、周平魂も「厳しい状況を作っていただいたことによって、パッションは見せることができた」と回顧。
円形ステージという逆境を逆手に取り、全方位の客席を巻き込む「生きた漫才」で、王者たる所以を見せつけました。
慣れ親しんだ大阪の地…そして来春の東京進出
来春の東京進出を表明し、さらなる飛躍が期待される2人。たかのりが「来年東京に行ったら、全国ネットのテレビとかに出て、実家の広島でもたくさんの人に見てもらえるようになりたい」と、故郷への思いと全国区への野望を熱く語りました。
しかし、周平魂が「『笑渦』のこの経験は東京で活かせる?」と尋ねると、たかのりからは「笑渦は広島では映らないんで、この経験は意味ないですね」という衝撃の一言が。これには周平魂も「意味はないは言いすぎやろお前。一番言いすぎたで」と即座にツッコミ。
さらに周平魂自身も「東京に行くときに、この『笑渦』の経験が生かされることは絶対にないです」と被せ、「東京でこの円形の舞台なんかないと思うので。円形舞台って大阪すぎるやろ逆に」と、あまりに特殊すぎるこの舞台への愛ある毒舌で笑いを誘いました。
「意味がない」と言い放てるのも、このステージに全力を注ぎ、やりきったという充実感があってこそ。最後には「ほんまに楽しかったです。僕らが大好きな見取り図さんとミルクボーイさんの番組ということで、気合が入りましたね。兄さんたちが見てくれましたから」と、先輩MC陣へのリスペクトを明かしたたかのり。周平魂が「この渦にのって、ポーンと跳ねたいと思います」と締めくくり、慣れ親しんだ大阪の地で、東京での飛躍を予感させる会心の漫才を刻み込みました。
禁断の「神の背中」に客席も歓喜

そして、スタジオの空気がふっと変わり、独特な期待感に包まれたのが、モンスターエンジンの登場シーン。 披露したのは、あの一世を風靡した伝説のコント「神々の遊び」。
今回は360°ステージバージョンとして、普段は見ることのできない「神々の背中」まで露わになる貴重な機会となり、客席で見守っていた後輩芸人たちからも歓声が上がりました。
「神」としての圧倒的な貫ろく

コントを終えた後、大林健二は「セットがどうこうじゃなくて上裸で寒いのよ」と“神”の視点でスタジオ環境を一刀両断。 さらに、若手随一の運動量を誇るフースーヤの直後という出番順に対し、西森洋一は「順番おかしいやろ、あんな(フースーヤ)が動き回った後、俺ら早く動かれへんねん。特に相方(大林)はゆっくりしか動かれへんから。神がサササっと動いたら変やから」とボヤき節。
しかし、その言葉とは裏腹に、重厚感あふれる動きと変わらぬキレ味で爆笑をさらい、「神」としての圧倒的な貫ろくを見せつけました。
360°全方位から視線を浴び、背中まで露わになっても揺るがないその姿は、まさに唯一無二。令和の年末に笑渦ならではの四方八方から降臨した神々は、円形劇場に“ありがたい笑い”を残し、厳かに去っていきました。
番組概要
~見取り図&ミルクボーイpresents~『笑渦 WARAUZU 2025』
放送日時:12月30日(火)16:20~17:45
放送:関西テレビ(関西ローカル)
MC:見取り図(盛山晋太郎、リリー)、ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)
スペシャルゲスト:西川きよし
<ネタ披露 計11組>
①コロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)
②ツートライブ(たかのり、周平魂)
③メンバー(山口提樹、潮圭太)
④フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)
⑤モンスターエンジン(西森洋一、大林健二)
⑥見取り図(盛山晋太郎、リリー)
⑦ネルソンズ(和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助)
⑧20世紀(しげ、木本悠斗)
⑨蛙亭(中野周平、イワクラ)
⑩ザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)
⑪ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)
番組公式サイト:https://www.ktv.jp/warauzu/
番組公式X:https://x.com/wara_uzu_ktv8
