ネルソンズ(和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助)が1月24日(土)、 1月25日(日)の2日間、東京・YOSHIMOTO ROPPONGI THEATERで単独ライブ『FAMILY』を開催します。昨年、ルミネtheよしもとで6年ぶりとなる単独ライブを成功させた彼らにとって、今回は、結成17年目にして初の2公演開催。”トリオ”から”ファミリー”に生まれ変わるというネルソンズに、その意味と意気込みをたっぷり聞きました。

幕間のVTRは“命がけ”!
――まずは、『FAMILY』開催の経緯を教えてください。
青山 去年の2月に6年ぶりに単独をやったんですが、久々で「あー楽しいな」と思って。次は2デイズでやってみようかと。
和田 僕はもう、青山がやると言うならやりましょうって。
岸 僕も、もちろんって感じです。青山は前回の単独が終わった瞬間に「次は2デイズでやりたい」と言ってましたね。
青山 すごい時間をかけて作ったものを1回で終わらせるのは、もったいないなと思って。1日目と2日目ってどんな違いが出るのかなという、自分の中の楽しみもあります。
――具体的には、どんなことを用意しているんですか?
青山 基本は7、8本のコントネタを見ていただいて。あとは幕間のVTRですね。去年も合間のVTRはやりたいことをやったんで、今年ももう動き出しています。

――去年のVTRではどういったことを?
青山 去年は和田が早食い。
和田 早食いって、いまテレビではできないんで。
青山 大食いはいいんですけど、早食いはダメなんですよ。あと、僕は車の免許を持ってるんですけど運転ができないんで、和田と岸を乗せてペーパードライブ。これも危なかったんで、テレビじゃできない。
岸 できない。
青山 それと岸が新しいキャラがほしいってことで、キャラ七変化みたいな。これも、もうクオリティ的に全然テレビじゃできない(笑)。
――今年も、テレビでできないようなことを仕掛けるんですか?
和田 今回、岸のVTRは本当に命がけだよね。本番にいない可能性もあります。
岸 入院してる可能性はありますね。
青山 VTRとしては、もしかしたらお蔵入りになる可能性もあるし、本番を迎えられない可能性もあります。
一同 (笑)
狙いは「マフィアのファミリー」
――全体のテーマは決まっていますか?
青山 「ネルソンズ、トリオからファミリーへ」ですね。
――ライブのタイトルですね。どうして「ファミリー」なんですか?
青山 トリオは増えてきたんで、もうトリオじゃ勝てない。2026年からオレらは、トリオじゃなくてファミリーという括りでやっていこうという覚悟です。
和田 いや、いま知りました(笑)。
岸 非常にいいテーマだと思います。トリオってやっぱ誰かが欠けていなくなったりするんで、そうならないように。

――ポスターもカッコいいですが、マフィア的なファミリーを意識しているんですか?
青山 そっちのファミリーですね。
岸 これの撮影は正直、照れくさかったですね。カメラマンさんが、だいぶ気持ちを乗せてくれました。「顔、キメてください」と言われると、やっぱりどうしてもヘラヘラしちゃうんで。
和田 ポスター、めっちゃいいですよね。あとは、いまグッズも考えていて……。前回は大好評だったんで。
――前回はビームスとのコラボTシャツが、好評だったそうですね。
和田 はい。ただ今回は、まだドタバタしていて。
青山 でも、だいたいいつも、これくらいドタバタしてますから。
岸 そうっすね。いつも通りって感じ。
哀愁がいきすぎて笑えない!?
――コントでは、どんなネタを見せたいですか?
青山 僕らの新ネタって、お客さんがオチで「えー?」ってなってくれたら成功なんですよ。最後、和田が可哀そうになって、「えっ、本当にこれで終わるの?」となってくれたら、それだけお客さんは感情移入してるってことじゃないですか。そういうネタができたらいいなって。

――コントの魅力は「感情移入できること」なんですね。
青山 僕ら、YouTubeでいろいろなネタを上げてるんですけど、100万再生を超えている『ほっといてくれよ』っていうネタがあるんです。そのコメント欄を見たら、「笑えない」とか「青山こわっ」「胸が苦しくなる」みたいな。もちろん「面白い」って意見もあるんですけど、それを見たら、これはこれでいいなと思って。
和田 あのネタは、胸が苦しくなります。めっちゃ好きです。あのネタ。
青山 全員が感情移入してくれてるんですよ。和田がポップなキャラを演じてるから笑えてるだけで、哀愁があって。
岸 あのネタに関しては、本当に悪者がいないんですよ。陥れようという人がいなくて、みんなそれぞれの立場でいるだけなのに、それがどんどん和田に対しては悪循環になっていく。ドラマ性もあるかもしれないです。
青山 今回も、そういう反応があるネタをできたらいい。今回は哀愁がいきすぎて、笑えないネタもあるかもしれない。
――それだけお客さんを引き込むネタを用意するんですね。
青山 いや、本当にそれですね。
――単独ライブへのモチベーションを教えてください。
和田 モチベーションは、とにかくいいネタが増えたらという感覚ですね。それを寄席や、ほかのライブでできるんで。今回もいいネタが増えてほしい。

岸 僕も、新ネタはめっちゃ楽しみです。
青山 単独は新ネタを作る意味もありますけど、自分らが1年間、何をやってきたかの発表の場というか。「いまのネルソンズはこんな状態ですよ」って見せるのが、単独だと思っていて。だから、すべてのものを去年よりも成長させていきたい。自分の芸歴とともに、よりいいものを見せられたらと思います。
和田「17年間、追い風は1回もない!」
――純粋なファンが来てくれるのも、ほかのライブとの違いですよね。
青山 いや、純粋な人は来ないんじゃないですか? 純粋なファンの人がいたら、もっとチケットが売れてるはずなんで。
一同 (笑)
青山 「やってるから行ってみよう」という人たちなんで、逆にけっこう厳しめですよ、単独はいっつも。
岸 けっこう、カラいですね。
――純粋なファンは、なぜ来ないんですか?
青山 いないんですよ。
和田 いないです。
――そんなことないですよ(笑)。
青山 いや、ネルソンズファンっていないんで!(笑) 「ネルソンズを見たい」と思ってくれる人はいますけど、「ネルソンズがいちばんです」っていう人は基本いないんで。
岸 「さあ、どんなもんですか?」って。

青山 僕らの単独って、「うわー、ネルソンズ見られたー!」っていうお客さんじゃない。「さあネルソンズ、はいはい。まあ見てみましょうか」っていうお客さんなんで。だから緩いことはできないですよ。
岸 スベるときは、スベりますからね。登場して「ワー、キャー」みたいなのは味わったことないんで。単独ライブって、ふつうは「待ってました感」があるはずなんですけどね。
和田 17年間やってきて、追い風みたいなのは1回もないです。
青山 「来てください」って感じで、ずっともう常に頭を下げて。
岸 「本当すいません」って。
和田 だからウケたら、本当にウケたんだなと思います。
キングオブコントで優勝するネタをつくる!
――鍛えられているんですね(笑)。この単独でできたネタで、2026年のキングオブコントも狙っていきますか?
青山 そこは、いいネタができたらですね。一応、意識はしてますけど。でもオレ、そう言っといたほうが、お客さんが来てくれるのかなって、いま思い始めたんですよ。それ言わないと、単独に来てくれないんじゃないかな。
岸 「キングオブコントを狙います」って言っといたほうが?(笑)
青山 だから、この期間だけは言うこと変えようかな。絶対に優勝するネタを今回の単独でつくるつもりです!
岸 ここからが記事ってことですか?
青山 はい、もう来年は確実に優勝するんで。
和田 いや、それはもう詐欺よ(笑)。

――さっきの本音は書いてもいいですか?(笑)
青山 書き方、ムズいですよね(笑)。そのまま書いてもらって大丈夫です。
和田 ウソつくなら「優勝するネタができました!」でもいいんじゃない?
岸 さっき、「まだ1本もできてない」とか言ってたよ(笑)。
青山 いや、優勝します! 今年優勝するネタを、この単独で作ります。これはウソじゃないんで、決めました(真顔)。その熱量があるっていうのを伝えたい。
17年間変わらない関係性
――結成17年目になりましたが、3人の関係性に何か変化はありますか?
和田 いや、変わんないです。
岸 関係性は、ずっと一緒のような気がしますね。
青山 いや、全然変わりましたよ。だって17年前は、オレはネタを書いてないですもん。3人で作ってました。
和田 そう言われてみれば、変わってました。
一同 (笑)
――でも関係性は、変わっていないんですね。
和田 マジで変わんないですね。細かいところはあるかもしれないですけど、大きく見たら変わんない。
青山 めちゃくちゃ仲悪い、みたいなことは言われたことないし。
和田 めちゃくちゃ仲いい、も言われたことない
青山 まわりから見たら「仲いい」って言われますけど、ほかが殺伐としてるだけで、僕らは別に普通なんじゃないかなと。
岸 3人いるんでね。まあ、誕生日プレゼントを渡し合うみたいな感じではないですけど。

青山 ただ最近、や団さんを見ていると、あれが本当に仲いい人たちだなって。
和田 あー、仲いい。
岸 あれはすごい。あれ、大人の中でもだいぶ上位だよ(笑)。
青山 や団さんを普通と捉えたら、オレらは仲が悪いです(笑)。でも、たぶんオレらが普通だと思うんですよ。
岸、突然の脱退の危機!?
――青山さんと和田さんは、もう子どものときから一緒にいるわけですもんね。
青山 そうですね、6歳からだから、もう34年か。言ったら、和田とはもう家族ぐるみなんで。ということは、岸をどうファミリーにするかなんですよ。
――そういう話だったんですか(笑)。
青山 いま振り返ってみたら、たしかにもう和田とはファミリーですわ。6歳からで親同士も連絡取ってるし、妹同士も仲良いし。僕らが島根に帰れば、妹たちが2人で迎えに来てくれたりとか。いや、自分も気づいてなかったです。いま気づかされた。和田とはファミリーで、岸だけまだだ(笑)。
和田 もしかしたら、ここでファミリーになれなかったら……。
和田&青山 ……脱退。
岸 なんでそうなるんだよ!
一同 (笑)
和田 だから岸は、本当にちゃんと思ってほしい。ファミリーになる決意を。
岸 いやオレ、別に普通に思ってたし。
和田 岸は、まだ気まずいんで。
岸 絶対そんなことない。適当なこと言いやがって!

青山 この単独が終わったときに、「ファミリーになれんかったな」ってなる可能性がある。そうなった場合は。
岸 「お疲れした」になるかもしれんってこと?
和田 岸次第だよ。
岸 「なれんかったな」はさ、オレの感想じゃないでしょ? そっちの感想でしょ? ファミリーって何?
青山 だから、まずそこなんですよ。ネタは考えなくていいから、ファミリーって何かを考えて。いまは、もう多くは語りたくないです。
和田 まだ1カ月あるから。岸、考えといて。
岸 1カ月しかないの!?
和田 当日見ます! 楽しみにしてます。
青山 このインタビューのおかげで「なんだろうな、このモヤモヤは」っていうのがわかりました。ありがとうございます。
岸 全然意味がわからないんだけど!
一同 (笑)
公演概要
ネルソンズ単独ライブ「FAMILY」
日時:1月24日(土)、1月25日(日) 開場 18:15/開演 18:30/終演 20:00
会場:YOSHIMOTO ROPPONGI THEATER
チケット:前売 4,000円/当日 4,500円
FANYチケット:https://ticket.fany.lol/event/detail/9481
■YOSHIMOTO ROPPONGI THEATER
ホームページ:https://roppongi.yoshimoto.co.jp/
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Instagram:https://www.instagram.com/yoshimoto_roppongi_theater/
