ななまがり(森下直人、初瀬悠太)がプロデュースした展示イベント『架空展 produced by ななまがり』が、2月7日(土)から東京・新宿マルイ本館で開催されています。開催前日には、架空下ネタ「ギンモ」の巨大版を制作するワークショップを開催。平日の昼間にもかかわらず、約30人の参加者が集いました。多数の大人たちがななまがりの2人とともに「ギンモ」の完成を目指し、最後はなぜか感動まで生まれてしまった、唯一無二過ぎるワークショップの模様をレポートします。

あの“架空”アイテムを間近で見るチャンス!
『THE SECOND~漫才トーナメント~』グランプリファイナル進出や『ダブルインパクト 漫才&コント二刀流No.1決定戦』決勝進出を果たすなど、いまや名実ともに“実力派”となったななまがり。現在、開催中の『架空展』は、ななまがりが“架空”ネタで使用した小道具や衣装がズラリと並ぶ、コンビにとって初の展示イベントです。
入場は無料で、会場では多数のオリジナルグッズを販売。さらに、ななまがり出演によるイベント&ワークショップ(有料)も開催するなど、盛りだくさんの内容となっています。
2月6日(金)にはプレイベントとして『みんなで巨大ギンモをつくろうワークショップ』を開催。この前代未聞の挑戦に、初瀬は「マジでどれくらい時間がかかるかが読めない。ヘタしたら(予定の)2時間じゃ全然足りひんって思う可能性もある」と不安げな様子。森下は「われわれは次の仕事があるのでいなくなります」と言って笑わせました。

“巨大ギンモ”の材料となるのは、古新聞などの紙の廃材と、ピンクと紫のガムテープ。会場には、これらが大量に用意されました。なお、紙の廃材の中には、吉本芸人たちの過去の公演ポスターなども。森下は「再利用で地球に優しい」とエコをアピールします。外側を覆うピンクと紫のガムテープは紙ではなく布テープを使用しているといい、「架空の下ネタなので“照り”が必要なんです」とこだわりを見せました。
ハイキングウォーキングも材料に…
初瀬から、まずは各々で紙を丸めてかたまりを作り、それを集めて大きなかたまりにしたいという手順説明があり、さっそく制作がスタート! 参加者たちは、グシャグシャッと大胆に紙を丸めていきます。ふだんはなかなか体験できない大人の工作に、参加者たちはいつしか真剣な表情に。
そんななかで、森下が過去の公演ポスターを丸めながら、「ハイキングウォーキングもグシャグシャに……」と言って笑いを誘ったり、初瀬が、いたずらでスポーツ紙のちょっとエッチな紙面を持ってきた参加者に「なんでこんなイヤらしい記事を持ってくるんですか!」と大声でツッコんだりと、参加者たちを楽しませます。
ただ紙のかたまりを作るだけと思いきや、これがかなりの重労働。半袖のシャツ姿の初瀬ですら「あっつ!」と汗だくになり、森下は「そろそろ時給がほしくなってきたんじゃないですか? なんでこれに金払ったんやって」と呼びかけて笑わせました。
ここで、早くもパラレルワールドから助っ人が到着! 独特な赤めがねの男性の正体は……。「どうも、パラレルワールドから来ました、マシンガンズの滝沢(秀一)です」と自己紹介すると、会場からは拍手が。そして、ゴミ清掃員芸人らしく、「ゴミを回収していきます」と会場内を回り、手際よく余った紙ゴミを回収していきました。

15分ほど作業したところで、出来上がったかたまりを中央に集めると、すでにかなりの大きさに。いつも1人で小道具を制作している森下は「やっぱり人数って大事やな。もうちょっとギンモっぽい」と感心します。
ここで、いったん大きさを計測することになりました。ところが……全長4メートル×奥行き2メートル×高さ1.5メートルという目標を掲げているにもかかわらず、用意されたのは1メートル程度のメジャー。
そこで身長183センチの初瀬も床に寝転んでメジャー代わりになり、いざ計測。すでにかなり大きなものができたと思いきや、この時点での全長は約2メートル30センチと、さらに倍近くの大きさが必要であることが判明しました。

パラレルワールドの住人たちも制作に協力
ここで、パラレルワールドから2人目の助っ人が登場! 「どうも、パラレルワールドの、ルミネの法被着ている呼び込みの若手です」と自己紹介しながら、なぜか“ヒートテック姿”です。
そして若手らしく、過去公演のチラシを手に「(バッテリィズ)寺家の顔が嫌いという方、昔、おかずクラブに何かされたという方、佐久間一行は悪いヤツだという方、グシャグシャにしてやってください」と言いながら配り歩きました。

さらに、初瀬が「何かBGMがほしい」と注文すると、パラレルワールドから、あの人気アーティストがやってきました。前髪を細長く前に垂らし、ノースリーブのへそ出しルックで「パラレルワールドからきました、米津玄師です」と自己紹介すると、先がクルクル回る不気味なオリジナルマイクで即興ソングを熱唱。
「架空の下ネタギンモを作りたい♪ 結婚指輪をしている人も、していない人も、その手でギンモを握りしめ、いろんな芸人の顔をグシャグシャにして、下ネタにしてやろう♪ 皆でギンモの夢を見よう♪」と歌いながら、会場内を巡りました。

「巨大ギンモが完成しているか、していないか…」
再びかたまりを集めると、かなりの大きさに! メジャーで測ると、ついに全長は4メートル、奥行きは2メートルを越えました。ここからどうしていくか、初瀬が「専門家がほしい」と迷っていると、今度は「架空工作人、ドキドキさんです」と、紫のバンダナに小さなサングラススタイルの“ドキドキさん”が登場。
「わくわくさんじゃないんや」と少しがっかりした様子の初瀬を横目に、ドキドキさんが意外にも積極的にその後の進行を提案していきます。

参加者からもいいアイデアが出たところで、その後の制作方針が決まると、ドキドキさん自らも制作を手伝ったり、展示ケースから本物のギンモを取り出して見比べたり、少し卑猥に突起している部分を目ざとく見つけては「誰だ! 本物の下ネタみたいに作っているのは!」と注意したりと、なかなかの活躍ぶりです。
そうして、紫のガムテープでギンモの“胴体”の部分を完成させると、その上に乗せるもうひと固まりをまとめ、ピンクのガムテープでコーティングし、仕上げに入っていきます。
初瀬のみならず、参加者たちも「暑い」と汗をかき始め、不思議な一体感に包まれていく会場。そのど真ん中に、軽自動車くらいのサイズの巨大ギンモが完成しました。
参加者たちの熱意によって、巨大ギンモは本物のギンモよりつややかで美しい仕上がりに。それでもまだ手を加えたい熱心な参加者がいるなか、初瀬が「気になりだすとキリがないので、僕が言い切ります」とあの特技を発動!
「巨大ギンモが完成しているか、していないか、これはまだ答えが出ていません。僕がその答えを言い切りましょう! してる!!」

会場から大きな拍手が巻き起こり、初瀬は「ありがとうございます、皆さん。まさかホンマにできるとは……。なんで感動してしまうんや!」と参加者たちに感謝と労いの言葉を贈りました。
“巨大ギンモ”の制作はピラミッドと同じ手法!?
ワークショップ終了後、達成感に包まれるななまがりの2人が囲み取材に応じました。約30人による2時間におよぶワークショップの感想を問われた初瀬は、こう答えました。
「最初は(完成の)絵が浮かんでいなかったし、どれくらいの時間と労力が必要か、皆さんがどれくらい協力的か、わからない状態で始まったんですけど、チームワークができて、皆さんがそれぞれの役割をこなして、一丸となったことに謎の感動がありました」
また、森下は「(参加者が)いろいろな仕事をされているので、班のリーダーっぽい方が出てきて、本来はわれわれが教えたりするものなんですが、だいぶ教わった部分が大きかったです。さすが社会人です」と感心した様子で振り返り、「大げさですけど、ピラミッドもこうやってつくったんじゃないかな」と言って笑わせました。

エッチな目では見ないで
完成した “巨大ギンモ”の取り扱いについて、森下は「蹴ったり、上に乗ったり、落書きをしたりしなければ、自由に触れてOK」と言い、ただし、“絶対にしてほしくない”禁止事項として、「シンボルなのでエッチな目では見ないでほしい。架空下ネタではあるけれど、そういうことではない」と注意を促しました。
イベント期間終了後は、残念ながら“巨大ギンモ”は解体予定だとし、「もし引き取ってくれる方がいたら、全然連絡いただければ」と初瀬。森下も「豪邸にお住いの方、または『うちでもらいます』という博物館があれば」と呼びかけました。
ただし、本物のギンモは絶対に譲れないと語気を強める森下――ですが、「1000万って言われたら……売るか」とすぐに折れて笑わせました。

『架空展』は2月15日(日)まで、東京・新宿マルイ本館8階イベントスペースで開催中。会場では、キュートなギンモのイラストをあしらった「ギンモポーチ」や「紙芝居『うんちの涙』」、全10種の「架空芸能人ステッカー」などのオリジナルグッズを多数販売します。
さらに、ななまがりは4月11日(土)、12日(日)に東京・北沢タウンホールで「ななまつり 二〇二六」の開催も発表済み。例年通り、新ネタ7本×4公演=計28本の新ネタを披露します。
スタートしたばかりの2026年も、エンジン全開のななまがりから目が離せません!
展示イベント概要
「架空展 produced by ななまがり」
会期: 2月7日(土)~15日(日) 11:00~20:00
会場: 新宿マルイ本館8階イベントスペース
入場料: 無料
公演概要
ななまつり 二〇二六
会場:北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2丁目8-18)
出演者:ななまがり(森下直人、初瀬悠太)
① ななまつり 二〇二六『ななまがり単独公演 -地-』
日時:4月11日(土)開場 13:00/開演 13:30
ゲスト:サルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)
② ななまつり 二〇二六『ななまがり単独公演 -水-』
日時:4月11日(土)開場 17:00/開演 17:30
ゲスト:真空ジェシカ(川北茂澄、ガク)(プロダクション人力舎)
③ ななまつり 二〇二六『ななまがり単独公演 -火-』
日時:4月12日(日)開場 13:00/開演 13:30
ゲスト:関根勤(浅井企画)
④ ななまつり 二〇二六『ななまがり単独公演 -風-』
日時:4月12日(日)開場 17:00/開演 17:30
ゲスト:ドンデコルテ(小橋共作、渡辺銀次)
※「地・水・火・風」の4公演は全て上演内容・演出が異なります。
※未就学児入場不可
<チケット情報>
【会場チケット】
料金(税込):前売 5,000円/当日 5,500円
【配信チケット】
料金(税込):各公演 2,300円/4公演通し7,200円
FANYチケット(会場):https://ticket.fany.lol/search/event?keywords=%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A&search_type=search_string
FANYオンラインチケット(配信):https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/
