R-1グランプリの16代王者である盲目のピン芸人・濱田祐太郎がこのほど、大阪文化祭奨励賞を受賞しました。3月3日(火)に大阪・NCB会館で行われた贈呈式に出席した濱田は、受賞の喜びや感謝の言葉、今後の目標について語りました。

初チャレンジの新喜劇を評価され受賞
今年で62回目を迎える大阪文化祭賞は、大阪の文化振興の機運を醸成することを目的に、府内で上演された公演の中から優れた成果をあげたものに贈られるものです。
濱田は、自身が主演した昨年5月の舞台『盲目のお蕎麦剣士が巻き起こす新喜劇』での演技が評価され受賞しました。この舞台では、時代劇、新喜劇ともに初挑戦という濱田が殺陣を披露。吉本新喜劇の間寛平GM(ゼネラルマネージャー)や座員らと堂々と渡り合い、爆笑をさらって話題になりました。
贈呈式では受賞者への祝辞が伝えられたほか、第1部門(伝統芸能・邦舞・邦楽)、第2部門(現代演劇・大衆芸能)、第3部門(洋舞・洋楽)について説明。各部門それぞれ、大阪文化祭賞と大阪文化祭奨励賞が選出されました。

濱田は奨励賞の第2部門(現代演劇・大衆芸能)で受賞。司会者は、濱田について次のように紹介しました。
「目が見えない。それが、すべて笑いにつながる。誰も遠慮しない。誰も無理しない。多様性、バリアフリー、そんな言葉の表層性を笑いで洗い流すカタルシスすらあった。間寛平、辻本茂雄ら吉本新喜劇の猛者を相手に一歩も引かない濱田の胆力も驚異的。エンタメのみならず、社会の“伸びしろ”を感じさせる作品だった」
賞状と記念盾、副賞、花束を受け取った濱田は、『盲目のお蕎麦剣士』でお世話になった寛平GMと座員の平山昌雄に感謝します。寛平GMの協力で新喜劇の舞台が実現し、平山が目の見えない濱田に殺陣をイチから教えてくれたことを振り返り、「2人のおかげでここに立てています」とコメント。さらに今年5月に改めて新喜劇を行うことも明かしました。

続いて大阪文化祭賞(第1部門)を受賞した人形遣いの吉田一輔氏による記念講演へ。吉田氏は文楽で使う人形の構造や歴史などについて、実際の人形を使いながら、わかりやすく説明しました。
「スキャンダルには気をつけたい」?
質疑応答で受賞理由ついて質問された濱田は、「見ていただいた方が、いろいろ考えてくれることは自由で、そのことで社会が一歩、二歩と進むならいいことだと思う」と語ります。
そのうえで、「舞台に上ったら芸人は笑っていただくということに全力で取り組んでいる」と力を込め、「受賞理由にあったようなことは特別に意識していない」と話しました。
濱田は、自身の東京での単独ライブが400席満席だった一方で、大阪で開催したトークライブは50席しか埋まらなかったことに触れ、大阪でのトークライブや新喜劇を継続していきたいとコメント。そして、高校時代から20年ほど続けているという趣味のアコースティックギターについて、「ギターのライブやコンサートができるようになれば」とも話します。
また、自身の冠番組「濱田祐太郎のブラリモウドク」(ABCテレビ)で2025年の日本民間放送連盟賞(テレビバラエティ部門最優秀賞、テレビ部門準グランプリ)を受賞したことについて触れた濱田は、「テレビでも活躍していけるようなクリーンなお笑い芸人でありたい。スキャンダルには気をつけたいと思います」と話して笑わせました。

