サバンナ・八木真澄&レイザーラモン・HGの『未確認生物の世界展』と、銀シャリ・鰻の『生き毛アート展』がコラボした合同展示企画が、4月29日(水・祝)から5月6日(水・振休)まで京都・藤井大丸で開催されました。5月4日(月・祝)には鰻が来店し、集まったファンを前にトークイベントを行いました。

芸人の髪の毛を使って作品を完成させる「ヘアート」とは
『未確認生物図鑑』(ヨシモトブックス)は、数年前から八木が毎朝、SNSにアップしている未知の生物のラフスケッチをベースに、HGがカラフルでポップなイラストを作成し、そこに改めて八木がストーリーを与えたコラボ作品を100体まとめた図鑑です。今回の『未確認生物の世界展』は、その100体すべてを、金属製プレートと特殊な塗装技術による立体アート「Metal Canvas Art」として展示しました。
一方、『生き毛(いきもう)アート』は、鰻が数年前から取り組んでいる「ヘアート」作品が見られる企画。「へアート」とは、鰻が描いた芸人の似顔絵を、その本人の髪の毛を使って完成させるというもので、芸人たちの髪の毛は、鰻が直接、本人と交渉して集めています。そして、最近では名画の模写などへと表現の幅を広げています。

伝説のボクサーも「生き毛アート」に参戦!?
まず、MCの木尾モデルが今回の合同展示について説明。実は、藤井大丸は建て替え工事のため、5月6日をもって約4年間の長期休業に入るのですが、その休業前最後のイベントなのだそう。鰻は「毛」のイベントを開催してくれる藤井大丸さんは「器がでかい!」と感心しきりです。
その「生き毛」は当初、「自毛像(じげぞう)」というネーミングを考えていたものの、ちょっと怖いので「へアート」にしたとのこと。そして現在は「生き毛アート展」という名称を使っていると話します。
作品について鰻は「似顔絵に毛が生えるだけで存在感が出ます。髪の毛は散髪したものをもらっているのでSDGs!」とアピール。「今後はマニー・パッキャオや葉加瀬太郎の毛がもらえる予定です」と明かすと、観客から歓声が上がりました。

髪の毛の提供にいちばんゴネた芸人は…
なぜ「生き毛アート」を作ろうと思ったのか、という質問に、鰻はこう話します。
「以前から全身の毛を剃りたいという願望があったので、コロナ禍でそれをやってみました。そのとき、排水溝に流れていく自分の毛を見て『もったいない』と思い、その毛を使って絵を描いてみたら、めっちゃ気持ち悪くて!」
その数年後、散髪のときに美容師にカットした毛をどうするのか聞いてみたところ、廃棄していると聞いて、これを似顔絵に使ったら、と思いついたのだとか。
処女作は「髪の毛といえば」ということで、角刈りのミルクボーイ・内海崇だったそう。電話して髪の毛がほしいと伝えたところ、「なんでですか?」と返されたものの、「散髪代を払うから」と説得して「毛」をゲットできたと鰻。

作品には桂文枝やオール巨人といった大師匠たちも並んでいますが、意外にも「OK! OK!」と軽く了解してくれたと明かします。そんななか、いちばんゴネたのは、池乃めだかだったそうで「何に使うんや」と不審がられたのだとか。「完成した作品を見せても、めだか師匠は無言でうなずくだけでした」と明かして笑わせました。
また、島田一の介は「だいぶ髪の毛少ないから緊張した」、宮川大輔は「髪の毛じゃなく、ほうれい線の深さにクレームがあった」、「いちばん簡単だったのはくまだまさし」など、レアなエピソードが飛び出します。


夢はニューヨークで個展
今後については「芸人の枠を超えて展開していきたい。文化人と髪の毛に特徴のある人を作品にしたい」と語る鰻。さらに、これまで続けている「乳首アート」、そして「生き毛アート」、あともうひとつ思いついたらニューヨークで個展をやってみたいと夢は尽きません。
そんな生き毛アートについて、木尾が「作ってもらいたい人」と会場に呼びかけると、何人もの手が上がり、500円から仮のオークションがスタート! ついには「100万円」という声もあがり、動揺しつつもニヤけてしまう鰻の姿に笑いが起こりました。

