フットボールアワー、今年の単独ライブは“完全新作”で挑む! 賞レース審査員としての矜持も「2人が織りなす漫才を見ていただきたい」

フットボールアワー(岩尾望、後藤輝基)が、7月5日(日)に東京・ルミネtheよしもと、7月17日(金)に大阪・なんばグランド花月で、単独ライブ『フットボールアワー26』を開催します。昨年、15年ぶりの単独ライブ『フットボールアワー25』を開催し、大きな話題を呼んだ2人。今年もチケットは早々に完売となり、揺るがぬ人気を見せています(有料収録配信あり。詳細は本記事下部に記載。)。6月7日(日)には、本番に先駆けて取材会を実施。集まった報道陣を前に、今回のライブに向けた意気込みや見どころを語りました。

出典: FANY マガジン
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昨年は90分の予定が2時間半に!

昨年の単独ライブについて、後藤は「久しぶりだったんで、打ち合わせの段階から『こんなんやった、こんなんやった』という懐かしさがありましたね」と振り返ります。劇場には継続して立ち続けているものの、単独ライブにはやはり独特の“感触”があったようで、「昔からのお客さんが来てくれてるっていうのも嬉しかった」としみじみ語りました。

一方の岩尾も、「最初、出て行ったときなんかも、けっこう長めで大きめの拍手をもらったり、『待ってましたよ』みたいな感じの反応で迎えてくれて」と、客席の熱量を肌で感じた様子。とはいえ、15年ぶりというお祭り感だけでは終わらなかったといいます。

「『楽しみに待ってました』っていうお客さんですけど、何でもかんでも笑うわけじゃなかった。そこはちゃんと面白いものを観に来てるんだなというか……単に、久しぶりにライブやるから盛り上がりに来てるというよりは、『ちゃんと笑かしてや』みたいな感じもあって」

その空気感を「僕らのライブらしい」と表現した岩尾。当初90分程度を予定していたライブは、結果的に2時間半近くに及んだそうで、「たっぷりやらせてもらって喜んでもらえたので、また今年もという感じですかね」と、2年連続の開催につながった経緯を明かしました。

出典: FANY マガジン
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テレビ、寄席とは違う“筋肉”を使う「単独」

ただ、ライブ終了直後から“次”を決めていたわけではなかったそうで、後藤は「テレビとか、劇場の普通の寄席とかで使うのとはまったく別の筋肉を使いますから」と単独ライブならではの難しさを説明。「(ライブを)作りながら『やれへんようになった理由、これやった』と。そういうのも思い出しました」と苦笑いを浮かべていました。

結成25周年(実際には26周年)をからめた昨年と違い、今年は「そういうメモリアル的なものはなく、本当に新たにこのライブのために作ったものを見ていただこうかなという感じ」(岩尾)。昨年は『M-1グランプリ』で披露したネタなども交えましたが、今回は完全新作で挑む構成になるといいます。

後藤も「まだ絶賛制作中」と明かしつつ、「(古参ファンだけでなく)『5年前からファンなんです』みたいな人もいてる。そういう人にも良さが伝わるような内容にはしたいです」と話しました。

漫才とコントの割合について聞かれると、岩尾は「なんかしらセンターマイクの前に立ってる時間のほうがきっと長いと思います」と回答。後藤は「ネタができなかったら、昔のコントばっかりやってコントライブになるかもしれませんけど」と付け足して、笑いを誘っていました。

ずっとギスギスしながらやってきた

2010年以降、単独ライブを行っていなかった理由についても、率直に語られました。後藤は、「続けといたらよかったっていうのが本音」と吐露。しかし、若手の劇場からなんばグランド花月、そしてテレビへと活動の幅を広げていくなかで、「単独ライブっていうのは“ある時期にやるもの”だというのは多少なりともあった」と当時の感覚を振り返ります。

岩尾も「そのために時間も労力も使うので、テレビとか他の活動に時間を使ったほうがいいんじゃないですか、みたいな」と当時のスタッフ陣の方針にも触れ、「僕らの間で『やめとこか』とかいう話もせずに、気づいたら15年空いてた」と話しました。

さらに、「単独をやってたときも、ずっとギスギスしながらやってたんで」と笑いを交えながら、コンビの関係性にも言及します。後藤も「(今も)ギスギス0(ゼロ)ではないと思いますよ」と認め、「楽屋とかではしゃべらない。そのぶんを板の上でしゃべってるっていうのはある」とのこと。

出典: FANY マガジン
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現在は“仲良しコンビ”が注目される風潮がありますが、当時は「それがカッコいいと思ってたし、そうするもんやと思ってやってた」と岩尾。最近は、周囲から「仲良くなってますよね」と言われることもあるそうで、「まあ年齢も重ねて、自然と変わってきてるのかなとは思いますけど」と言えば、後藤が「むかし、どんだけ仲悪く見えててん」とツッコミを入れて笑わせました。

「そういうところはやっとかなあかんな」

また、後藤は「むかしは2時間半やろうが、動きのあるコントが何本続こうが、しんどいと思ったことなかったんですけど、久しぶりにやったらしんどいんですよね」と歳を重ねたことによる変化も率直に告白。「着替えては出ていく、その繰り返しがしんどすぎるから、このネタの時点で2時間超えてたら、(用意したネタが終わっていなくても)途中で判断してもええんちゃうか、という話もしてた」と振り返ります。

それでも最終的には「もうここまで来たから全部やろう」と完走。今年は「『全然いけるやん』とか若返ってるかも」と“単独の筋肉”が戻ってきている手応えを語ります。

賞レースの審査員や司会を務めることが増えるなか、若手から影響を受けることはあるかと聞かれると、「影響という言葉が合うかどうかわからないですけど」と前置きした後藤は、「芸人の数が増えれば増えるほど、ネタの数が増える。『これ、誰かやってなかったかな?』『ちょっと調べよか』っていうのはありますね」と、ネタ被りへの警戒感を口にしました。

さらに、「僕らが審査してるけど、ある部分では僕らのほうが劣ってるっていうところも実際はあるでしょうから」と冷静な分析も。岩尾も、「(審査員を)やるからには、自分らもおろそかにしないでちゃんとウケているとか、そういうところはやっとかなあかんなと思います」と、プレイヤーとしての矜持をのぞかせました。

「漫才がやりたいからやってる」

ライブの見どころは、ズバリ、“ネタをたっぷり見られること”。岩尾は「単独でおろすときは30分近くなってしまう漫才もあった」そうで、「(寄席やテレビでやるまでに)ギュッとする前のそのままの状態を、たっぷり見られるのはこのライブならでは」とアピールします。後藤は「コンビの2人ともが漫才の審査員をやってるコンビって、あんまりいないらしい」とし、「その2人が織りなす漫才を見ていただきたい」と胸を張りました。

終盤では、20年以上漫才を続ける理由についてもトーク。後藤はコロナ禍を振り返り、「(漫才が)好きということが一つあるんでしょうが、真面目な話をすると、テレビの収録がいっさいなくなったときに『自分は何屋さんなのか』って思った」と明かします。

「テレビのタレントっていうたって、こういうことあったら、いっさいなくなんねや。じゃあ、自分は何のプロやと思って、僕は『漫才師です』と。それで続けてるっていうとこもあるかもしれない」

岩尾は、「漫才とかネタに関しては、ほんまに僕らだけで完結する」とテレビとの違いを説明。「劇場もとか、漫才も、という感覚じゃなく、もっと『これがやりたいからやってる』になってきましたかね」と語りました。

出典: FANY マガジン
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「ザ・ぼんちはすげえな、と」

目指す漫才師像について問われると、後藤は「なかなか『この人みたいに』って出てこないし、なれなくていいと思う」としつつ、オール阪神・巨人の名前を挙げます。

「しゃべるスピードとか声の張り、すごいなぁとやっぱ思います。ちゃんとやってたら、あの年齢になってもできるんやと。それを先輩方は見せてくれてる」

そして、自分たちも「『フットボールアワー』っていう名前がバンって出て、センターマイクに行くまでにもうお客さん笑うてもうてる。そうなれたらいいですね」と目標を掲げました。

岩尾はザ・ぼんちの精力的な活動に触れ、「あのキャリア、あの年齢になってもめちゃくちゃアグレッシブに動いてはる。そうあらなあかんなと思います」とコメントすると、後藤も、「テレビの収録で『おさむちゃんでーす!』を10分ぐらいやってた。あの年になってそれをずっとやってるの、すげえなと思いますね」と称賛を送っていました。

公演概要

『フットボールアワー26』
東京公演
日時:7月5日(日) 開場19:00/開演19:30/終演21:00
会場:ルミネtheよしもと

大阪公演
日時:7月17日(金)開場19:00/開演19:30/終演21:00
会場:なんばグランド花月
※大阪公演のみ後日、有料収録配信(一部編集あり)を実施します。 詳細は後日発表予定です。

<配信チケット>
料金:3,000円
後日配信:7月24日(金)21:00~
※見逃し配信は7月31日(金)まで
FANY online チケット:https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/footballhour2026

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