ベテランから若手まで、珠玉のネタと吉本新喜劇を東京で楽しめる『東京グランド花月』が、9月15日(火)~21日(月・祝)まで東京・IMM THEATERで開催されます。今回は、『THE SECOND~漫才トーナメント~2026』で優勝に輝いたトット(桑原雅人、多田智佑)が初参戦! そこでFANYマガジンでは、そのトットと『M-1グランプリ2025』王者のたくろう(赤木裕、きむらバンド)による豪華チャンピオン対談を実施!

【前編】ではNGKの魅力や思い出など、たっぷりと語りつくしてもらいました。
【前編】『東京グランド花月』初出演のトットとたくろうが“チャンピオン対談”!「明日、NGKに出るんです」で相手が黙る⁉ なんばグランド花月の説得力
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今回は『東京グランド花月』の魅力に加えて、漫才に対する目線から向き合い方やお互いにうらやましいと思うことなど、たっぷりと語りつくしてもらいました。
パッチ姿の赤木は「江頭2:50さんみたい」
──トットさんはきむらさんの9年先輩、赤木さんの10年先輩にあたるんですね。
たくろう・赤木 ちろると同期です。
トット・多田 なんで? 「翠星チークダンス(ちろる、木佐)が同期」でええやん(笑)。
トット・桑原 そんなに後輩なんや! たくろうは世に出るのが早かったんやな。
たくろう・きむら だから“いちご狩り”が緊張したんです。
多田 いちご狩りな(笑)。
きむら (トットと)2組でいちご狩りツアーをやったんですよ。ガッツリ絡むのはそれが初くらいで。
多田 あれも8年前くらいだったのかな。

きむら めっちゃ緊張しました。コンビが分かれてバスに乗るので、何しゃべったらええんやろうとか思ってたんですけど、すごく優しかったのを覚えています。
多田 そら、9年上の先輩とじゃ緊張するよな。オレらも昔、ダイアン(ユースケ、津田篤宏)さんと、道頓堀から出発するクルーズツアーをやらせてもらったんやけど、めっちゃ緊張したもん。
きむら 船じゃ逃げ場ないですね(笑)。
多田 1時間くらいあるから。ダイアンさんも気を使っていろいろ振ってくれるんやけど、(自分が)頑張ってしゃべって、(桑原が)緊張してしゃべらんくて、終わったあとにケンカしたのを覚えてる(笑)。
桑原 無言の時間とかあったもん。船の音だけボンボンボン……って。
一同 (笑)
桑原 僕は、赤木が舞台上で着替えるときに、めっちゃイジられていたのを覚えていて。
きむら あ! 覚えてる。Kiwami極LIVEとかだったと思います。ズボンを脱ぐくだりで、9月くらいやったのにパッチ(ズボン下)を履いてたんですよ。江頭2:50さんみたいな見た目でめっちゃウケた。
赤木 当時ガリガリで、めちゃくちゃ冷え性やったんですよ。
多田 だとしても9月は早すぎる! それで、いまもガリガリやし。
2組の共通点は「何か変えな!」からの“試行錯誤”
──お互いの漫才の印象はどうですか。
多田 (たくろうは)あるときから、ウケ方が段違いに変わったんですよ。ボケとツッコミが逆になったり、紆余曲折していたのも見ていたんですけど。
桑原 M-1の準決勝にいったのはいつくらい?
赤木 結成して3年くらいでしたね。
桑原 いまのかたちに近かったよな。
きむら わりと原形でしたね。

桑原 すごいオモロって思ったな。見たことがないスタイルやったし。でも、そこから長かったな……。いろいろ試行錯誤しているなって、そこがオレらと似ていた。
きむら トットさんも、ちょっと変化しましたもんね。大阪時代はポップな感じもやっていたり。僕がすごく覚えているのが「猫」のネタ。めっちゃ面白くて。やばオモロかった。また違う感じになってる! って鮮明に覚えていて、舞台袖で爆笑したな。
──試行錯誤の末、いまのスタイルに到達したのが共通しているんですね。
赤木 そうですね。パターンを試すというのは共通しています。何か変えな! と思って。
桑原 でも、ウケへんようになったりな。まわりにもあれこれ言われたりするし。だけど、やっぱり必要なことやってんな。自分が納得しないとできないし。
そういうのを経て、M-1で優勝したときのネタはめっちゃオモロかったよな。ツッコミがなくなるっていう、新たな1ページをお笑い界に刻んだ。ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)さんもやけど、そういう人が優勝すんねんな。
特技のない赤木が桑原に「あのボイパがほしい」
──お互いにうらやましいところはありますか?
きむら トットさんはどの現場でも強いイメージがありますね。
赤木 僕は特技とかが一つもないので、あの(桑原の特技の)ボイパがほしいですね。
きむら ちゃんと拍手がきて、僕らが2番目のとき、すごくやりやすいんですよ。僕、喫煙所で多田さんに言いましたもんね(笑)。
多田 でも、ボイパでハズしたときは汗が止まらんようになる。
きむら ハズすことあるんですか!?
桑原 いや、あれはハズしてるんやないねん。聞いてはんねん。笑ってないだけ。
多田 それがハズしてるんちゃうん?(笑)

きむら 「(多田の)ウマいのおまえや」の言い方も変わってません?
多田 1回目に「おまえや」から入んねん。っていうか、こんなところええやろ。
きむら いや、この歴史についても記事にしてほしい!
多田 オレらからしたら、赤木の土壇場での返しはとかはスゴいよ。めちゃくちゃオモロいやん。追い詰められて、追い詰められて、短く面白ワードをポンと出せる感じはスゴい。
桑原 あとはキャラクターもハッキリしていてわかりやすい。新しい漫才をつくって、M-1で優勝するっていうのは、やっぱり憧れます。1つの漫才のかたちを生み出したっていうのは、スゴいことをやってのけましたよね。ツッコミフレーズ全盛期に、まだこっちがあるんやって。
多田 発明ですよね。
桑原 芸人をやる理由があるなって。既存じゃなく、新たな笑いでお笑い界を進化させたっていうかね。
赤木 いや、たしかに……。
多田 たしかに!?
セカンド王者になって「漫才がやりやすくなった」
──漫才における目標、ゴールはどのようなところに置いていますか?
多田・桑原 上方漫才大賞の受賞とNGKの看板を目指していますね。
きむら やっぱり、NGKに立ち続けたいというのは、ずっと言ってきましたね。
赤木 どんなかたちでもずっとやり続けていられれば。得意なことが漫才しか見えていないので、一生やっていきたいというか。

──チャンピオンになってからのほうが、舞台での漫才はやりやすいのでしょうか。
きむら やりやすいことは増えました。とくにNGKでは舞台に出ていったときの盛り上がり方が変わりましたし、地方に行ったときも、こんなに喜んでもらえるんやって思いますね。すごく嬉しいです。
赤木 でも、やりやすいか、やりにくいかでいうと、やりにくい……。
きむら まぁ、(スタイルが)バレてるからね(笑)。
赤木 不意打ち的にやりたい感じがあるんですけど、“真打ち登場”みたいになると、ちょっとニュアンス違うというか。
きむら ツカミとかは、如実にそうです。他の漫才師の方のストレート球を見慣れたところでチェンジアップにしたいのに、チェンジアップを投げるぞって構えられているから、ただ球が遅いだけ(笑)。
多田・桑原 (笑)
赤木 王者にふさわしい何かを見つけていかないといけないですね。
多田 僕はやりやすくなったなというのは感じます。僕らを知って、興味を持ってくれる人が増えたので、漫才を前向きに聞いてくださっているというのは舞台上にも伝わってきます。
桑原 やっていることは(優勝前と)変わらないんですけどね。優勝する前は、自分自身が「M-1決勝も、何も出ていないし、有名な人たちの中ですみません……」みたいな引け目があって、ネガティブな感情になったり、でも頑張らなって思ったりしていたんですけど、いまはチャンピオンになって、気持ちが上向いて、やる気がさらに高まって……。
多田 うん。
桑原 でも結局は、自分の勝手な思い込みや精神面での揺らぎが出てしまっているだけなんだな、人って弱いな、そんなふうに思いました。
一同 (爆笑)
きむら 哲学語ってた! 漫才がやりやすいか、やりにくいかの話やのに。

『東京グランド花月』は「ギュッとした吉本」
──最後に、改めて『東京グランド花月』を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
桑原 吉本が動き出しました。
多田 本当、ギュッとした吉本です。どの日に来ていただいても、絶対に満足していただける布陣です。
桑原 層の厚さが群を抜いています。千鳥(大悟、ノブ)さん出る、陣内(智則)さん出る……。(桂)文枝師匠からEXIT(りんたろー。、兼近大樹)までやもんな(笑)。
きむら (もりやす)バンバン(ビガロ)さんとかも見たい。大道芸まである。強い!
桑原 ご家族で来ても、お友だちと来ても、恋人と来ても楽しめる。この幅広さが魅力です。
多田 どんな方向でも誰かが必ず当てられます。
赤木 誰も取り残さない。
きむら 本当、何も気にせず、気楽に来てほしいです。
桑原 僕らも初出演楽しみにしています!
公演概要
『東京グランド花月』
日程:9月15日(火)~21日(月・祝)
場所:IMM THEATER
チケット:前売5,500円 当日6,000円


9月15日(火)
①14:30開場/15:00開演
②18:00開場/18:30開演
<出演>
博多華丸・大吉、村上ショージ、テンダラー、5GAP、金属バット、メンバー、マユリカ、蛙亭、バッテリィズ
9月16日(水)
①14:30開場/15:00開演
②18:00開場/18:30開演
<出演者>
フットボールアワー、桂三度、パンクブーブー、NON STYLE、もりやすバンバンビガロ、ガクテンソク、見取り図(②のみ)、滝音、ヨネダ2000 ほか
9月17日(木)
①14:30開場/15:00開演
②18:00開場/18:30開演
<出演者>
中田カウス 漫才のDENDO、ジャルジャル、陣内智則、ダイアン(①のみ)、囲碁将棋(②のみ)、もりやすバンバンビガロ、トット、ミキ、EXIT ほか
9月18日(金)
①15:00開場/15:30開演
②18:00開場/18:30開演
<出演者>
西川きよし、中川家、ハイキングウォーキング、銀シャリ、レインボー、ラニーノーズ ほか
9月19日(土)
①9:30開場/10:00開演
②13:00開場/13:30開演
③16:30開場/17:00開演
<出演者>
千鳥、ザ・ぼんち、ミルクボーイ、桂かい枝、ギャロップ、シマッシュレコード、すゑひろがりず、紅しょうが ほか
9月20日(日)
①9:30開場/10:00開演
②13:00開場/13:30開演
③16:30開場/17:00開演
オール阪神・巨人、タカアンドトシ(①③のみ)、矢野・兵動、はりけ~んず(②のみ)、佐久間一行、ちょんまげラーメン、ビスケットブラザーズ、たくろう、エバース(①②のみ)、ドンデコルテ(③のみ) ほか
9月21日(月・祝)
①9:30開場/10:00開演
②13:00開場/13:30開演
③16:30開場/17:00開演
桂文枝、COWCOW、あべこうじ、銀シャリ(①③のみ)、サルゴリラ トット(②のみ)、ジェラードン、ガベジ、豪快キャプテン ほか
【全公演出演】
<吉本新喜劇>
座長:酒井藍
内場勝則 島田珠代 烏川耕一 千葉公平 のぶよし もじゃ吉田 吉岡友見 ほか
『東京グランド花月』公式サイト:https://tgk.yoshimoto.co.jp/
『東京グランド花月』公式X:https://x.com/tg_kagetsu
